2009年3月4日発売
父(米)×母(日)のハイブリッド14歳娘・Kyleeのデビュー・シングル。すでに、米国のあちこちで国歌斉唱して話題になっているそうで、このCDを聴けばなるほど納得。アブリルの再来、カエラの妹系と言えば何となくイメージが浮かぶだろうか。参った。★
邦楽作曲家の重鎮、二世今藤政太郎の作品集第5弾は、能の「能楽囃子による組曲」と狂言の「船渡聟」の2曲。「能楽囃子による組曲」は囃子と箏・三味線・コーラスの組み合わせという画期的な作品。「船渡聟」は和泉流狂言を舞踊化した作品で、いかにも狂言らしい軽妙な味が楽しめる。
女性ヴォーカルをフィーチャーした日本人バンドによるブルーハーツのカヴァー集。全曲を英詞にリニューアルし、ポップ・パンクにリアレンジ。ロンドン・ポップのような手触りと、キュートな魅力を振りまく歌がたまらない。ブルーハーツのメンバーも公認の一枚。
テレビ東京系『PVTV』2009年3月度オープニングでもおなじみの開放感あふれる「現在進行形」をはじめ、ロック・サウンドにのびやかなヴォーカルが映える、粒ぞろいのミニ・アルバム。自身で手がける詞世界には、19歳の女子大生の等身大の気持ちがすがすがしく浮かび上がる。
2005年から関西を中心に活動する女性シンガー・ソングライターのメジャー・デビュー・シングル。今まで書いた曲は100曲以上という彼女の紡ぐメロディの良さは確かなもの。aikoを想わせる幼げで柔らかい声色と、“癒し”的歌詞にアコースティックな伴奏。好感度マックス!
正統派ジャパニーズ・ロック・バンドといったイメージがぴったりくる、彼らのファースト・アルバム。タイトなドラムとベースに、ダウン・ピッキングのギター、そしてシェイクする艶あるヴォーカル。エモーショナルでメロディアスな風情からは、自信と輝きを感じる。
札幌を代表するヒップホップ・グループ、TRIBE ROCKのMC SODAによる初のソロ・アルバム。ピアノを基調とした叙情的で美しいトラックとポエティックなリリックが、リスナーの心に深く届く一枚だ。
女優としても活躍するスウェーデン出身の美人ヴォーリストが、桑田佳祐の作品をカヴァーしたアルバム。ジャズ/AORテイストのサウンドをバックに、クセのない素直な声で雰囲気十分に歌い上げている。桑田ファンにもお薦めできる、良質なヴォーカル・アルバム。
dj hondaとファースト・アルバム時から交流のあるproblemzによるコラボレーション・アルバム。言葉でリスナーを射抜くproblemzのマッシヴなラップと静かな攻撃性に彩られたdj hondaのトラックと組み合わせは、盟友同士ゆえの激しい化学反応を生み出している。
京都のメロディック・パンク、F.I.Bの1作目。疾走感を大事にしながら、もう一つの武器であるメロディの良さをとことん光らせた。マイナー・メロが変にウェットになりすぎないところも彼ららしい。各曲3分ほどだが、ギター2本のアレンジが曲に厚みをもたらす。
俳優・中河内雅貴の、シンガーとしての可能性を発揮したファースト・アルバム。メロディが冴えた親しみやすいストレートなロック・ナンバーを軸に、彼の想いがあふれ出そうなメロウな楽曲も収録。ノー・ギミックな音楽だからこそ共感を覚える。