2009年4月発売
本作で4枚目となるアルバムは、これまで以上に男臭さと人間味あふれる作品に仕上がっている。押し込んでくるような力強さと優しさが表裏一体となった風情は彼らの持ち味だが、そこにシックな楽曲の切れ、シリアスなサウンドが重なり聴き入ってしまう。
浦浜アリサをジャケットのモデルに起用した“ハウスネイション”シリーズの2009年第1弾。元気ロケッツ、大沢伸一、ravex、FPMなどヒットメイカーの楽曲が勢ぞろい。ハウス・ムーヴメントを体感できる一枚だ。
中国人女性シンガーの9枚目のシングル。映画『レッドクリフ Part 2』の主題歌をPart 1に続いて歌唱した。岩代太郎の美しいメロディと中野雄太による雄大なアレンジに彼女の透明感あふれる声が素晴らしくマッチして、映画とともにこのシングルも大ヒットした。
沖縄発レゲエ・ユニットが一足早く夏の風を運ぶ。カラッとしたサウンドも心地よい。郷土や恋愛・友情など様々な形の愛が詰まったリリックの中でも、情報社会の匿名性に警笛を鳴らす「Computer」や、沖縄における平和への願いと歴史の荒波を踏まえた「Voice of OKINAWA」は特に一読の価値あり。
ヴァレリー・エティエンヌからakikoまで、世界のトップ・クラブ・ジャズ作品をquasimodeが生演奏で再構築。それに加えて、新録音4曲、未発表1曲を含んだ生リミックス盤。すべてをラテン・グルーヴ・ジャズに染めあげる、時代を象徴する一枚。
総勢12名による大阪のシマクマガンホーズのデビュー作。良い意味で、終始完璧なアマチュアリズムに徹底。“のぞちゃん”の関西系の飾り気のないゆるーいヴォーカルが妙に耳に“ねっちょり”と残ってしまう。ロック界の山田花子といえばイメージが沸くかな。
イスラエルのトランス・シーンをリードするレーベルからリリースされた、同国出身のTKYことYaniv Zaidmanのファースト・アルバム。アボリジニの民族音楽を基調とした、南半球を旅をするようにうつろう色鮮やかなサウンドスケープ。心地良いアンビエンスに包まれる。
堂本剛のソロ・プロジェクト、剛紫(つよし)のファースト・シングル。ENDLICHERI☆ENDLICHERI名義でリリースした「ソメイヨシノ」でも和の世界観は見られたが、それとはまた違う、30歳を迎えた彼独自の感性がより凝縮された絶品スロー・バラード。雅楽師・東儀秀樹が笙、篳篥で参加。
KinKi Kidsの堂本剛が、30歳を迎え新たに始動させたソロ・プロジェクトの1枚目。雅楽を採り入れたものからアンプラグドでメッセージ性ある歌、さらに一人で全パートを演奏してのファンク・インスト。次々に発揮される多彩なミュージシャンぶり、質の高さに驚く。