2009年6月3日発売
いつも素顔の私でいたいいつも素顔の私でいたい
三枝夕夏を中心としたプロジェクト・ユニットの2009年第2弾シングル。十分な陰影を感じさせるシリアスな歌詞が、夕夏のどこか突き放すようで印象的なヴォーカルを通じて、まるで90年代の時代背景の下で渇する若者に共通したような危ういバランスを感じさせる。
ELECTRONIQUEELECTRONIQUE
2003年にチェコで結成された5人組のデビュー作のリミックス版。ジェーン・バーキンとミカドがエレクトロニカ的手法でアルバムを作ったような、キュートさとウィットとセクシュアリティを残しながらも、どのトラックでも斬新に解体してある。渋谷系時代を思い出す。
TRINITASTRINITAS
音楽には英才教育がつきもの。この津軽三味線、尺八、鳴り物というユニットも、それぞれに和楽器の英才教育を受けてきた三人が自在に扱える手中の楽器を操って、伝統や流派にとらわれない“いま”の音楽作りに挑む。結果? 少なくともこの面白さは本物だ。
MICRON SIXTY THREEMICRON SIXTY THREE
ジョイ・ディヴィジョンやスーサイドを引き合いに語られる英国のトリオの日本デビュー盤。ゴシックでささくれだったインダストリアル・ポスト・パンクが刺激的であり、陰鬱な時代を踊らせるにはピッタリだといえる。より先鋭性を増す5曲目以降のリミックスも必聴だ。