2009年7月15日発売
淡々としつつ、いつの間にか現在のJ-POPを代表するほどの存在となった彼ら。このシングルも、どちらも甲乙付けがたい仕上がりでその安定した力を見せつけるが、ここでは力強い「ホタルノヒカリ」よりも、メランコリックな「おもいでのすきま」を推したい。澱みのない吉岡聖恵の声がイイ。
4つ打ちビートのスピーディなトランスが楽しめるコンピレーション、“ハピコア”シリーズの第2弾。日本のお祭りソングや世界の民謡などを和太鼓、民族楽器を用いた2009年型ダンス・ミュージックへとアレンジしている。
カリフォルニアはベニスビーチ出身の3ピース・バンドによるセカンド・アルバム。ゆったりとしたリズムと明るいサウンドは、いかにもカリフォルニアのサーフ・ロックだ。それでいて曲調が一本調子にならず、ソングライティングにもセンスの良さを感じる。
レゲエを取り入れたサウンドで人気の西海岸出身のビー・ファンデーションのサード・アルバム。メン・アット・ワークのカヴァーの「ランド・ダウン・アンダー」はまさにぴったりの選曲。彼らのオリジナルのようにアルバムに溶け込んでいる。サーフっぽさ満点のインストの「バズーカ・ショー」も良い。
都倉俊一作品に挑戦した1973年発表のカヴァー・ソング集。「ジョニイへの伝言」「天使になれない」「同棲時代」「あなたの心に」「昨日・今日・明日」など数々のヒット曲を、原曲のイメージを変えるほどリンダ色に染めた強烈なアルバム。
1975年発表の5thアルバム。「狙いうち」「どうにも とまらない」のヒット曲はもちろん、フィンガー5や西城秀樹らの邦楽カヴァー、さらには山口百恵の「ひと夏の経験」など貴重な音源も追加。
阿久・都倉コンビを離れ、新生リンダ第1作目となった1975年発表の7thアルバム。シングル「ウブウブ」「恋は熱烈」ほか、「心もよう」「我が良き友よ」などフォーク調や「ロコ・モーション」などオールディーズのカヴァーを収録している。
1973年発表のあべ静江のデビュー・アルバム。ヒットしたシングル「みずいろの手紙」「コーヒーショップで」のほか、「恋はみずいろ」「わたしの城下町」「誰もいない海」などのカヴァーも収録。
1974年に発表した4thアルバム。歌謡曲系の職業作家とフォーク・ロック系アーティストの楽曲が効果的かつ自然にミックスされた、シングルと洋楽カヴァー中心の過去作とは味わいが異なる高い完成度の名盤に仕上がっている。
純情可憐な乙女路線を卒業し「素敵なラブリーボーイ」でブレイクした直後の、1976年発表の3rdアルバム。岩崎宏美「ロマンス」やキャンディーズ「年下の男の子」などカヴァーにも挑戦した意欲作となっている。
ヒット曲「危険がいっぱい」直後の、1976年発表の4thアルバム。ヴァラエティ豊かなオリジナルはもちろん、「ベイビーフェイス」などパンチの効いたヴォーカルが栄えるオールディーズのカヴァーまでを堪能できる。
TV番組『スター誕生』で阿久悠が絶賛した16歳の“夏っ娘ミッキー”こと小林美樹の、1974年発表のデビュー・アルバム。都倉俊一とのコンビによるオリジナル曲と洋楽ヒットのカヴァー曲で構成。当時未収録だったシングルも追加する。
女優・松本ちえこの1976年発表の2ndアルバム。「恋人願書」「ぼく」のシングルを中心にヒットを連発した“チーコ”によるウインター・ソングの名盤で、歌詞が話題となった「恋人試験」ほか、前期の未収録シングルを追加。
女優・松本ちえこの1978年発表の6thアルバム。三浦徳子、小泉まさみ、船山其紀、大村雅朗ら高い音楽性を持つミュージシャンとともに贈るハートフルな名盤で、「海辺のあいつ」など後期の未収録シングルも追加。
女優として活躍している岸本加世子の1977年発表の1stアルバム。ヒット曲「北風よ」をプロデュースした荒木一郎による楽曲とサウンドドラマ風のトラックで構成され、16歳の初恋を描いた名盤に仕上がっている。当時未収録だったシングルも追加。
ほとんどを宇崎竜童作品のカヴァーが占める、大胆かつ斬新な1977年発表のデビュー・アルバム。山口百恵と同じアレンジによる「横須賀ストーリー」「イミテイション・ゴールド」など、堂々としたヴォーカルがきわだつ名盤だ。
初の全曲オリジナルとなる1978年発表の2作目。多彩な作家陣とのコラボによるヴァラエティ豊かな名盤に仕上がっている。ディスコ風の「UNHAPPY END」や哀愁漂う「夢あわせ」ほかを収録。
「Lの悲劇」「グッド・バイ・ジゴロ」など奇抜なシングル曲を効果的に収めた1979年発表の4thアルバム。美しい毒や華やかな魔性も自在に歌いこなした名盤に、本作リリース後のシングル「愛しかないのに」「花吹雪」を追加。