2009年発売
制作・出演
BertramLehmann / JimFunnell / NikolayMoiseenko / SkootaWarner / SteveJenkins / ダニエル・サドウニック / デヴィッド・フュージンスキー発売元
キングレコード株式会社上原ひろみのバンドで知名度を高めたギタリストのソロ・アルバム。中近東やインド、東アジアの影響を受けたエキゾティックなサウンドが魅力的。超絶技巧が光るギター・プレイも素晴らしい。
澄んだ唄声の山本容子とゲーム・ミュージックのコンポーザーだった前澤ヒデノリのユニット、レインブックのファースト・アルバム。「雛罌粟の丘」の詞を除き、全曲山本作詞・前澤作曲で、奇をてらうことのない言葉とメロディと言葉の絡み合いが心穏やかな世界を生み出す。
バラードの名手として定評のある徳永英明の初カヴァー・アルバム。全曲女性シンガーのバラード楽曲をカヴァーしたもので、生ピアノやアコースティック・ギターといったシンプルなサウンドと、じんわり染みる歌声が堪能できる。
好評を得たカヴァー・アルバム『VOCALIST』の続編。前作に引き続き、女性シンガーが歌った名曲を生ピアノやアコギといったシンプルな編成でカヴァー。バラードの名手ならではの染み入るような歌声を堪能できる。
筒美京平作品のトリビュート盤とその原曲を収録したコンピ盤が同時発売。ともに同じ曲順で構成してあり、原曲との聴き比べが容易。細部アレンジへのこだわりに原曲への深々とした敬意を感じさせる「セクシャルバイオレットNo.1」「また逢う日まで」を筆頭に、原曲の世界観から大きく逸脱はしない誠実な解釈で同時に自身の個性もアピール。が、原曲にはないリリックを大幅に用いたヒップホップ調の「お世話になりました」、異国どころか天界へと旅立たん雰囲気の「飛んでイスタンブール Homme」は例外的に激しく逸脱。とくにテノール歌唱全開の後者は、原曲の世界が霞んでしまうほどの秋川ワールドぶり。衝撃的一曲だ。
女性歌手の曲を歌ったカヴァー・シリーズの第3弾。70年代歌謡曲から最近のJ-POPまで時代的には幅広いが、どれも繊細な女心を綴った曲ばかりで、それを情感を込めたヴォーカルで見事に表現している。特に美しいストリングスの「迷い道」が秀逸。
生誕100年記念作は、息子・克久と孫・隆之が共同プロデュース。11、15曲目では故人の作風を意識した新曲を披露している。若手からベテランまで多岐にわたる参加陣にあって、虚心坦懐な歌声を聴かせる「蘇州夜曲」が白眉。予想範囲内とはいえ、2、7曲目の楽しさもさすが。★
一周忌を前に豪華アーティストが参加したトリビュート盤のリリースが決定。今作では男性が女唄を、女性が男唄を歌うことになります。参加アーティスト:工藤静香 feat.押尾コータロー、鈴木雅之、元ちとせ、森山直太朗、甲斐よしひろ、中西圭三、杏里、音速ライン、山崎ハコ、Mizrock 他。初回封入特典:別冊阿久悠オリコンチャートデータブック(予定)。
全30曲、シングルのB面曲だけで構成した、もうひとつのベスト盤。通常ならば『レアリティーズ』などと題してもおかしくないコンセプトだが、収録曲の多くがシングルのB面にはもったいないような名曲、佳曲揃いである。作曲家としての実力も再認識させる一枚。
ヴォーカリストとして長年その地位と高い評価を獲得している布施明のバラード・カヴァー・アルバムの登場です。 '70年代〜2000年代までの誰でも知っていいるJ-popの超名曲を、布施明が抜群の歌唱で語りかけるバラード集です。
起案から5年を経て形になったひばりカヴァー。日本的な詞世界ながら、服部隆之の編曲はジャズ風で異国情緒さえ漂う。しかし原曲の世界観は崩れず、歌声がさだになっただけ、と思わせる両名の解釈は驚異。5、8、11曲目の高音、「愛燦燦」の聴き手を包みこむヴォーカルは必聴。
タイトルどおり、制作時16歳だったシンガー/女優のファースト・アルバム。みずみずしくピュアな声の持ち主で、どの曲も爽やかな風のような歌声を聴かせる。ストリングスやアコースティック・ギターを多用したアレンジも、彼女のイメージにぴったり。
“フロア・サウンド”をキーワードにした3曲構成によるシングル。マイケル・フォーチュナティのカヴァーに挑戦した表題曲をはじめ、80年代ディスコに現代の音を注いだフロア・チューンはどれもセクシーな雰囲気をたたえている。
鬼束ちひろ、MONKEY MAJIK、佐藤竹善、ベッキーら14アーティストによるカーペンターズのトリビュート盤。それぞれのアーティスト楽曲の選択やアレンジのイジり具合に、中道の極みのようで多層的な原曲のどの部分に惹かれたかが感じられるのがおもしろい。
豪華なフィーチャリング・ヴォーカリストたちが歌うは、原型を見失うほどポップに変貌したクラシックの名曲たち。12人のヴァイオリニストによるストリングスは、裏方的ながら美味しい役割を担った。ポップス寄りの位置をあえて狙い撃ちした、誰もが楽しめる好企画。
7人組ヒップホップ・グループ、ET-KINGの1stアルバム。レゲエやスカなど多彩なテイストを採り入れたカラフルなサウンドと、それぞれの個性を活かした5MCによるラップが聴きどころだ。