2010年発売
愛がテーマのベスト。新旧楽曲織り交ぜても何一つ遜色なく、エバーグリーンさとライティング力を再認識。新録音「冬がはじまるよ」では間奏に「ウィンター・ワンダーランド」を取り入れ、冬の高揚感倍増。「君の後ろ姿」は、片想いの切なさや繊細な男心を歌う。イメージさせるシチュエーションを完璧に描き切っており、感服。★
デビュー20周年を記念して本人監修のもとリリースされた2枚のベスト・アルバムのうちの一枚。こちらは2000年代のシングル曲やアルバム収録曲が中心となっており、「世界に一つだけの花」「LOTUS IN THE DIRT」「僕が一番欲しかったもの」「どんなときも。」が新たなアレンジを施されている。特に「世界に一つだけの花」はヴォコーダーで始まるという変身ぶりが新鮮。★
“V-ROCK FESTIVAL '09”で約3年ぶりの再結成を果たし、2010年2月にはファイナル公演を行なう5人組による、2005年にKOJI(g)が脱退するまでのシングル&カップリングを収録した3CD+120分にも及ぶクリップ集DVDからなるボリューム満点の作品集。人懐っこいポップなメロディと青さを残すハイ・トーン・ヴォーカルが爽快感を演出する一方、変拍子や転調を盛り込んだスリリングなバンド・サウンドはドラマティックかつプログレッシヴ。特に初期の作品における実験性の高いテクニカルなアレンジには驚かされる。
9曲収録の豪華・多彩なマキシ。独特のスケール感がある「アクア・ヴィテ」を軸に、哀悼を込めた初期RCサクセションの「ぼくの好きな先生」とマイケル・ジャクソン「ヒューマン・ネイチャー」、曽我部恵一リミックスの「閃光花火」、ライヴ音源の3曲など、音楽性同様のハイブリッドな内容を持つ。
自称“J-POP界の無頼派”、緑川伸一のソロ・ユニットによるシリーズ最終章と銘打ったフル・アルバム。11編のショート・ストーリーを11の楽曲に落とし込んだ、まさにストーリーテラー・ミドリカワ書房の本質がギュッと詰め込まれた一枚。サウンドやメロディがストレートなぶん、歌詞の世界の非日常性が際経つ。
長谷川陽子が米英のチェロ作品を録音した。演奏機会の少ないバーバーの協奏曲はモダンなテイストの快活な作品。ディーリアスは美しい小品。エルガーの名曲とともに、長谷川が温かな音色で深みのある演奏を繰り広げる。下野竜也の好サポートも光る。
制作・出演
JamesHara / MaxxayneLewis / ウィリアム・ケネディ / ジミー・ハスリップ / ブレンダ・ラッセル / マリリン・スコット / ラッセル・フェランテ / レスリー・スミス最高の音で楽しむために!
制作・出演
JamesHaslip / MarkRusso / カルロス・リオス / ジェイムズ・ギャドソン / マイケル・ランドウ / マリリン・スコット / ラッセル・フェランテ / リッキー・ローソン最高の音で楽しむために!
「新内「明烏」より 浦里」以来となるシングル。恩師の星野哲郎が作詞を、原譲二(北島三郎)が作曲を担当した「温故知新」は、人生へ勇気を与えるパワフルな応援歌で、サウンドに背中を押されるように力感がみなぎる歌唱を披露している。「お光」は佐渡と柏崎の遠距離恋慕を歌う。
花田千草(vo)、松本健太(Gg,vo)によるユニットの3枚目のフル・アルバム。未来への決意をテーマにしたアコースティック・バラード「あした」、ブルース/フォーキーな手触りの「君に伝えたいこと」など、優しく、温かい楽曲が並ぶ。ライヴ音源4曲も収録している。
綾小路きみまろが漫談家として世に出るきっかけを作った、高速道路のサービス・エリアで配布した自作カセット・テープのCD化。中高年ネタで笑いを取るのはその後と同じだが、際どいネタもポロポロ出るなど、TVサイズでは味わえない面白さだ。太い体で細々と生きる中高年に元気を与えた功績は大。
御大サブ兄ィの、結婚50周年記念曲。夫婦の愛、長年連れ添った妻への感謝をストレートに歌い上げている。並の歌手なら陳腐になりかねない歌詞を、しみじみと聴かせてしまうのは、さすがサブちゃん。その力量をあらためて認識させられる。ジャケットの笑顔やふたりの写真は、本当にステキだ。