2010年10月発売
20歳のロック系アーティストのセカンド。70年代を思わせるようなハード・ロック中心のダイナミックなサウンドと、なまめかしくセクシーなヴォーカルとで、今時珍しいほどのワイルドなロックを聴かせる。毛皮のマリーズらとともに、新世代の正統派ロックといえる人だ。
2010年5月に他界したハンク・ジョーンズの追悼盤、全14曲は76年東京での録音である。数多のキャリアで必ず耳にする機会がある多才なプレイヤーの一人である。前半の7曲が偉大なデューク・エリントンに捧げられたトラック。「ソフィスティケイテッド・レディ」などは彼の紡ぐ美しいハーモニーと優しさ、時に力強さも表現され非の打ちどころがない。
2010年11月初旬に初来日を果たした英エモ・ロック5人組の日本独自による編集盤。キャッチーなメロディをキラキラとポップなサウンドに乗せての瑞々しい音世界が印象的。要所で耳に残るフレーズを奏でるピアノや、軽快なコーラス・ワークがまた、各曲の表情を豊かにしている。まさに題名は言い得て妙。
オーストラリアはシドニー出身の5人組メロディック・エモ・バンドのデビュー作。超ポップな「SOMEWHERE SAFE」、女性シンガーとデュエットするアコースティック・ナンバー「WHAT DO YOU DO?」、祈りのような響きもあるラスト曲など、変化に富んだアルバム構成で飽きさせない。甘酸っぱい、いいメロディが多いと思う。
デビュー当初は長田直行とのデュオだったが、現在はrinoのソロ・ユニットとなったCooRieの5枚目。聴いてわかるとおりにアニメにピッタリのかわいい歌声で、「Hevenly Days」が初の実写映画『マリア様がみてる』の主題歌となる。「ノスタルジアに愛を込めて」があっという間に終わってしまい、もっと聴きたいと思ったらもうCooRieの虜!?
制作・出演
RaganWhiteside / キエリ・ミヌッチ / ジョーイ・サマーヴィル / スティーヴ・オリヴァー / チャック・ローブ / バディ・ウィリアムス / ボブ・ボールドウィン / ロン・ジェンキンス西海岸で活躍するスムース・ジャズのピアニスト。彼は過去作品でもマイケルの曲を取り上げており、今作で再収録している。原曲のニュアンスを大事に、洗練されたジャズ・アレンジで聴かせる大人のマイケル・カヴァー集。端正なピアノの中にエモーションが息づいている。