2010年10月発売
ドイツのクラブのさまざまな場所にマイクを立てて録音し、現実音を素材にビートを組み立てたアルバム。現在のクラブの在り方に疑問を呈するというコンセプトの作品だが、理屈や理論先行ではなく、音楽的な聴きごたえも十分。未来のミニマル・ミュージックを聴いているような気分にさせられる。★
ヒップホップ・シーンで名を轟かせるサウンド・クリエイター、DJ Deckstreamが仕掛ける新プロジェクト第1弾。ライトでポップ感満載なサウンドが何といっても特徴的だが、人類愛を歌った「Stand Up」におけるトラックの美しさもまた格別。厳粛な気持ちになり、心が洗われた。
日本のホラーをコンセプトに活動するビジュアル系、己龍(きりゅう)の5枚目となるシングル。童謡のテイストを歌メロやフレーズに微妙に採り入れつつ、和製ホラーに描かれる哀しみを歌詞で表現。音源ではキーボードも導入し、世界をさらに膨らませる。仕様違いにより3タイプをリリース。
“旅”をテーマにしたヒット曲や旅情感あふれる名曲の数々を集めた2枚組コンピレーション・アルバム。山口百恵「いい日旅立ち」や狩人「あずさ2号」など、誰もが聴きなじみのあるものばかり。旅気分を存分に味わえる。ストレス解消にもおすすめ。
制作・出演
DanNeedham / DaveKrug / EricCopeland / GaryLunn / JayRowe / TonyMorra / ジェラルド・ヴィーズリー / ドゥルー・デビットセンニューヨークに居を移して2年。海野がその成果を聴かせてくれる。もともとテクニックと表現力には一頭地抜きん出るものがあった。それにいっそうの磨きをかけたのがニューヨーク生活のようだ。本作では多角的にジャズ・ピアノの楽しさが味わえる。
これは面白い。相当珍しい曲が並んでいる。萩原朔太郎は案外本格的で、ちょっとした洒落っ気も感じられる。モンティのがマンドリンが原曲とは知らなかった。ベートーヴェンも意外に可愛い。演奏も確かで、表情も豊かでリズムの歯切れも良い。それにマンドリン小史と銘打った解説も充実している。