2010年12月22日発売
ベースの名手、ハービー・S(シュワルツ)が88年に録音しながら、日の目を見ることのなかった秘蔵音源のCD化。収録曲はスタンダードの名曲中心で、まだ22歳だったビル・チャーラップが参加していて、彼にとっては初レコーディング。そのピアノはすでに歌心をたっぷりと湛えていて、伸びやかでみずみずしい。
ジャノーリは、コルトーの高弟ということだが、同じく師事したレヴィやナットに近く、新即物主義の洗礼もかなり受けているようだ。このメンデルスゾーンも端正で抑制のきいたファンタジーを感じるが、きびきびしたディテールの明瞭な音楽を作る。また、若きホルヴァートの好サポートも見逃せない。
2010年9月10日、モーション・ブルー・ヨコハマで収録したライヴ作。ブルース感覚あふれるジュニア・マンスのピアノは好相性で、濃い口のヴォーカルが全開する。トリオと一体になり、次第に熱を帯びていく「サニー」、日本語混じりのスキャットで観客を煽る「スイングしなけりゃ意味ないね」など、会場を沸かせる力量はさすが。
高山惇は、主に日本語のオペラや合唱、歌曲のフィールドで活動してきた作曲家。ハーモニー(ここでは主にピアノ・パート)に適度なコンテンポラリー性を伴いつつ、複雑の隘路に入り込まない作品は、自ら指揮活動も行なうスタンスによるものか。森池日佐子のメゾ・ソプラノは情感の表出と深い音色に優れる。
2007年AK-69主催マイク・コンテストで初代チャンピオンに輝いたA-1のセカンド・アルバム。タイトル曲ほか14曲を収録。生活の中から湧き出る嘘のないライムが閉塞感の中にある時代とマッチして説得力を持つ。若い世代へ向けたポジティヴな姿勢が強烈なメッセージとして発信されている。
某動画サイトでミリオン再生記録を達成したMothy(別名:悪ノP)のベスト・ワークス。ボーカロイド、鏡音リン&レンでの楽曲制作が注目された人気の“物語音楽”を収録。ドラマチック&アクティヴな2人の声の魅力を120%活かした作品集だ。
他人と差をつけるバレンタインレシピはこちら 80年代後半〜90年代にかけてヒットしたJ-POPのバラード曲を収録したコンピレーション・アルバム。せつなく胸を締め付けるものから心温まるものまで、さまざまなテイストのバラードが堪能できる。