2010年2月発売
オイゲン・ダルベール(1864-1932):管弦楽作品集 ダルベールは、スコットランドのグラスゴーでフランス人の父とイギリス人の母の間に生まれました。しかし、いつまでたっても英語は上達せず、ロンドンの王立音楽大学に入学後はウィーンに留学、ドイツ語を学び、フランツ・リストに師事、ピアニストとしてデビューします。第一次世界大戦まで英国の市民権を持っていたにも拘わらず、彼自身は「ドイツ人」であると自ら宣言し、ドイツに帰化もしています。彼は数多くのオペラを作曲し、中でも「死んだ瞳」(999692)や「低地地方」などは現在でも時折上演される演目として息づいていますし、ピアニストとして演奏も残っているなど、高い評価を受けましたが、彼の心の中は常に落ち着くことがなく、住居をしょっちゅう引っ越したり、6回の結婚をしたりなど、私生活は必ずしも幸福ではなかったようです。ここにはR.シュトラウスが絶賛したと言われる交響曲と「人魚姫」の初録音が収録されています。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 オイゲン・ダルベール(1864-1932):管弦楽作品集 ・小さな人魚姫Op.15(アンデルセンの童話を元にしたソプラノと管弦楽のための詩曲) ・交響曲第4番ヘ長調 アンナ・カシアン(ソプラノ) オスナブリュック交響楽団 ヘルマン・ボイマー(指揮) Powered by HMV
カール・レーヴェ:歌曲&バラード全集(21CD) マティス、ツィーザク、プレガルディエン、トレーケル、モルほか シューベルトよりひとつ年上のドイツ・ロマン派の作曲家、カール・レーヴェ[1796-1869]は、同じゲーテの詩に付曲した『魔王』でシューベルトと比較されることが多く、その劇的な要素の濃い作風が独自の魅力を放っていることでも知られています。 レーヴェは400曲にのぼるリートを作曲し、さらに、規模の大きなバラードというスタイルの歌曲に熱心に取り組んで、のちのヴォルフにも大きな影響を与えるなど、ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残した人物としても有名な存在。 彼の生涯は比較的長いものでしたが、その間、シューベルトやシューマン、ブラームスといったドイツ・リートのライヴァル達が常に活躍していたこともあってか、作品のクオリティに比して、知名度はいまひとつに留まっています。 そんなレーヴェが生誕200年を迎えた1996年、ドイツのcpoレーベルは、彼のすべての歌曲とバラードをレコーディングするという大きなプロジェクトを発足させます。ミケランジェリとの指揮者としての共演でも知られたピアニストのコート・ガーベンが、終始一貫して伴奏を受け持ったこのシリーズは、2007年にすべての録音が完成しています。 起用された歌手は、マティス、カウフマン、フェルミリオン、ツィーザク、プレガルディエン、シュミット、トレーケル、モルなど、ドイツ・リートに実績のある名歌手が中心。ガーベンによる一貫した伴奏のもと、レーヴェ歌曲の多彩でドラマティックな世界が高水準な歌唱によって構築されています。 なお、148ページのブックレットには英語とドイツ語の解説が掲載されており、付属のCD-ROMには、ドイツ語の歌詞とその英訳が収録されています。 【演奏】 ジュリー・カウフマン(ソプラノ) エディト・マティス(ソプラノ) ガブリエレ・ロスマニト(ソプラノ) ルース・ツィーザク(ソプラノ) モニカ・グループ(メゾ・ソプラノ) イヴィ・ジーニック(アルト) ウルズラ・クリーゲル(アルト) イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ) クリスティアン・エルスナー(テノール) ヤン・コボウ(テノール) クリストフ・プレガルディエン(テノール) ロベルト・ヴェルレ(テノール) トーマス・モール(バリトン) ローマン・トレーケル(バリトン) アンドレアス・シュミット(バリトン) クルト・モル(バス) モルテン・E・ラッセン(バス) コート・ガーベン(ピアノ) Powered by HMV
スタジオジブリ作品の主題歌・挿入歌を歌ってきた女性シンガーが、別れと出会いのシーズンにぴったりの名曲をカヴァーした2007年作の再発。柔らかさを増した「千の風になって」からすがすがしさの漂う「なごり雪」まで、やさしく滑らかなヴォーカルが映える選曲&アレンジで、新たな感動を与えてくれる。
今年デビュー10周年を迎えるGARNET CROWの、2010年2月3日発表の初のシングル・ベスト・アルバム。日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』オープニング&エンディング曲をはじめ、収録曲すべてにタイアップが付いた強力作となっている。 ⇒ダウンロード版はコチラ!