2010年2月発売
『人間失格』の映画音楽や菊地成孔らのサポートで知られる作編曲家/ピアニストの2006年のデビュー作。さまざまな音楽スタイルと楽器をパレットに入れて、自由な発想で、静謐な佇まいの幻想的な世界を構築。視覚イメージを喚起するピクチャレスクな表現が印象的だ。
美術科の女子高生たちの日常を描くほのぼのコメディ、第3シーズンのエンディング主題歌。鋭角的なスピード感とヴォーカルの透明感が融合したアッパー・チューンに、ポップ・ソング「ドゥラリ」をカップリング。
ジュリー(沢田研二)とザ・ワイルドワンズによるスーパー・バンドのシングル。“音楽で日本を元気に”をテーマに、数十年のキャリアを誇りながら現役として活躍する“アラカン”世代の代表たる面々が贈るポップ・ソングだ。
2010年2月10日発表の、ピアノ弾き語り作品第4弾。理想のアコースティック空間である神奈川県立音楽堂にて一発録りを敢行。縦横無尽なピアノ・プレイとヴォーカルによって再現されたカヴァー曲と未発表曲を収録する。
ピアノをフィーチャーするサウンドが特徴のバンドというのもあり、どこかジャズ・テイストも漂う2作目。そよ風のような安らぎと透明感を持つヴォーカルは、今の季節にもジャスト。日常を、フィルターを通さず綴ったリリックも飾らず親近感が湧く。「星降る街」はギターでSING LIKE TALKINGの西村智彦が参加。
ドラマーにKYO(元MAD3)を迎えた新ラインナップでの第1弾となる3枚目のアルバム。アンダーグラウンドな匂いに満ちた骨太なロックの説得力は、彼らの生きざまそのものが醸し出すものだろう。普遍性の中でこそ滲み出る、本来的な個性がここにはある。「THE NILE SONG」はピンク・フロイドのカヴァー。
斉藤州一郎(ds)の電撃復帰、大名曲「Life goes on」の先行シングル・リリースと、ファンをわくわくさせる流れで満を持してリリースされる大傑作。ハズレ曲なしの鉄壁の楽曲と素晴らしきハーモニーで、音楽の素晴らしさをこれでもかと伝えてくれる。「Life goes on」は間違いなく2010年ロック・シーンのハイライトのひとつになるだろう。★
デビュー10周年を迎えてのファースト・アルバムは、「対馬海峡」「花忍」などオリジナルにカヴァー曲を含めた全16曲を収録。よく響く低音と伸びやかな高音を活かした歌唱力は魅力的。芸名に出身地、壱岐対馬の壱を使い、“対馬一誠”から“対馬壱誠”に改め、新たな挑戦への意気込みが感じられる。
埼玉から現れたJ-ウェッサイ・シーンの新星によるセカンド。時に熱く、時にクールに……柔軟性あふれる歌心を湛えた孤高のストーリーテラーぶりは本作でも健在。グルーヴィで硬派、エモーショナルでアンニュイ……奥行きのある緩急自在のトラックは完成度高し。豪華ゲスト陣の活躍も見逃せない。