2010年4月発売
毛皮のマリーズ毛皮のマリーズ
メジャー・デビュー盤と呼ぶにふさわしいスケールで迫る通算4枚目のフル・アルバム。曲にも歌詞にもタイトルにも、パンク・ムーヴメント以前のロックンロールのフレーズを引用したみたいだが、堂々とオマージュして嫌味を感じさせないセンスが上等だ。妙な不良伝説を売りにせぬポップ感も良し。
シューマン:交響曲第4番 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲シューマン:交響曲第4番 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
制作・出演
AnnaHeygster / FriederNockur / KarinKutzke / KeikoKakuma=Hulverscheidt / NikolaiMintchev / RudolfAndreasHeber / ブラームス / ヴッパータール交響楽団 / 上岡敏之発売元
日本コロムビア株式会社2004年からヴッパータールso.を率いる上岡敏之は、オケからも聴衆からも圧倒的な支持を受けている。温かみのある重厚な響きを持ちながら、あくまで活気を失わない。「ハイドンの〜」で聴かせる上質な響きや、シューマンへの愛情が漂うような芳醇な音楽。愉悦の時が流れている。
R・シュトラウス:家庭交響曲R・シュトラウス:家庭交響曲
制作・出演
AnnaHeygster / FriederNockur / KarinKutzke / KeikoKakuma=Hulverscheidt / LiviuNeagu=Gruber / NikolaiMintchev / リヒャルト・シュトラウス / ヴッパータール交響楽団 / 上岡敏之発売元
日本コロムビア株式会社しなやかで色彩的で、まことに聴きごたえのある演奏。ヴッパータールは二流などと悪口を言う人も多いが、無為無策の一流団体より結果が良いことはこの演奏が証明している。録音も素晴らしい。来日公演で披露した「ドン・ファン」なども早く録音してほしい。