2010年6月発売
結成10周年を迎えたSTUDIO APARTMENTの3年ぶりのアルバム。話題のCMソング「NEW WORLD」を含む全16曲収録。この3年間の集大成ともいえるラインナップだ。国境を越えた多彩な国籍、人種の人々との共演によって誕生した音は、実はジャケ写の盆栽のように幽玄だったりする。
舞台俳優としても活動するシンガー・ソングライター、中村中のシングル。根岸孝旨をサウンド・プロデューサーに迎え、サクサクとした歯切れよさに加え、温かい音作りも見せている。自身が手がけたストリングスのアレンジにも注目。
元ヌンチャクや元OCEANLANEなどのメンバーからなる、千葉・柏在住のハードコア系バンドの3作目。高速ハードコア・サウンドをメインにしつつ、展開が激変したり変拍子を多用したりするプログレ的要素を随所に入れ込み、一筋縄でいかないところがおもしろい。真摯に言葉を連発するヴォーカルとともに、混沌とした世界を作り上げていて、そこが魅力といえそう。
一曲ごとに色彩豊かで丁寧に作り込まれたサウンドが見事な、“人が呼ぶ曲、曲が呼ぶ人”をコンセプトにまとめた14曲。曲と人、曲と楽器などいくつものつながりを重視して出来上がったアルバムだが、完璧に谷村新司色に染め上げられた作品だけに、好みは聴き手それぞれか。
今や夏の風物詩となった彼らの51枚目のシングル。グループ・サウンズ的な切り口によるアレンジをモチーフにした60's感覚満点のサマー・ソング。江ノ島や湘南など、彼らと縁の深い地名を歌詞に取り入れた、御当地ソング的なアイディアもユニークさを際立たせている。
ジブリ・レゲエ、ジブリ・ジャズに続くジブリ・カヴァーはジブリ・サンバ。女性ヴォーカリスト、SONOROUSと元エレクトリンクの木恵つよしからなるサンビスタ・ジービーエルの歌と演奏は、サンバというよりもボサ・ノヴァ寄りの本気ラウンジ・ミュージックで、聴きごたえ十分!
ホームレス・シンガーとして話題を集めた彼だが、本作は、大ヒットしたデビュー・アルバムに新たに5曲追加した“完全盤”とも言える作品だ。Krys IvoryやMYAらを迎えた追加曲は、彼のこれまでの作品性同様“美メロ”であり、全体のバランスを崩すことなく上手く収まっている。