2010年8月9日発売
イソコスキが「神の母」マリアに寄せる ヒンデミット:マリアの生涯 天使の告げる聖母マリアの誕生から、マリアが天使に連れられて天国に行く最終章まで。リルケのRainer Maria Rilkeの連作詩をテクストに28歳のヒンデミットが作曲した歌曲集。ヒンデミットがナチスから逃れてアメリカに移住した後、1948年に改訂稿が完成し、出版されました。 現代を代表するリリック・ソプラノのひとり、フィンランドのイソコスキ が「神の母」マリアに共感を寄せ、歌います。1987年からイソコスキのデュオ・パートナーを務めるヴィータサロの共演です。 フランクフルト・アム・マインのヒンデミット研究所のディレクター、ギーゼラー・シューベルトによるプログラムノーツ(ドイツ語・英語訳・フィンランド語訳)とドイツ語歌詞が英語対訳とともにブックレットに収録されています。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・ヒンデミット:歌曲集『マリアの生涯』作品27(1948年改訂版) ソイレ・イソコスキ(ソプラノ) マリタ・ヴィータサロ(ピアノ) 録音時期:2009年2月9-13日 録音場所:フィンランド、エスポー、セッロホール 録音方式:デジタル(セッション) 制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ Powered by HMV
ラウタヴァーラ 祈りの音がこだまする! 最新管弦楽曲収録! ラウタヴァーラの最新の管弦楽作品2曲をヘルシンキ・フィルハーモニックとセーゲルスタムが録音しました。 『Before the Icons(イコンの前に)』は、彼のキャリアの初期、1955年に作曲されたピアノ曲集『イコン (Ikonit)』作品6に基づく作品。東方正教会の宗教画、イコンからインスピレーションを得たオリジナルの6曲『Death of the Mother of God(神の母の死)』『Two Village Saints(村のふたり聖人)』『Black Madonna of Blakernaya(ブラケルナヤの黒いマドンナ)』『The Baptism of Christ(キリストの洗礼)』『The Holy Women at the Sepulchre(聖墓の聖なる婦人)』『Archangel Michael Fighting the Antichrist(反キリストと戦う天使長ミカエル)』をオーケストラのために編曲。途中に3曲の『Prayer(祈り)』と終曲に『Amen(アーメン)』を追加し、全曲を通して宗教的高揚を図る音楽としています。 『A Tapestry of Life(生のタペストリー)』は、大病を患ったラウタヴァーラが、奇跡的に回復した後に作曲した作品。『Stars Swarming(星が集合する)』『alcyon Days(穏やかな日々)』『Sighs and Tears(ため息と涙)』『The Last Polonaise(最後のポロネーズ)』の4曲。2008年4月5日オークランド、ニュージーランド交響楽団がピエタリ・インキネンの指揮で初演。ニュージーランド・ヘラルド紙が「妥協せず調性を使うことに関してラウラヴァーラに匹敵する作曲家は、稀だ」と評した作品です。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ラウタヴァーラ:管弦楽作品集 ・Before the Icons(イコンの前に) (1955/2005) ・A Tapestry of Life(生のタペストリー) (2007) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指揮) Powered by HMV
贅沢CD2枚組! エッシェンバッハの濃密演奏によるチャイコフスキー悲恋の管弦楽 &フィラデルフィア管のメンバーによる金管奏者必聴のエヴァルド エッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズ第9弾。2003年から2008年までフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハ。最新盤はチャイコフスキーの管弦楽作品と金管奏者にはお馴染エヴァルドの金管五重奏曲を収録。伝説的な演奏を作り上げたエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のチャイコフスキー交響曲第4、5&6番に続く熱演を披露しています。 シェイクスピアの傑作「ロメオとジュリエット」。チャイコフスキーは1869年の第1稿から約10年かけて練り上げ、現在は1880年の最終稿が演奏される事がほとんど。世界中の誰もが知っている恋愛悲劇を音楽で細かく描写しています。チャイコフスキー特有のロマンティックな旋律を、エッシェンバッハお得意の濃密かつ濃厚な表現で描き出しています。後半のクライマックスシーンのロメオとジュリエットのテーマでは、一層劇的に盛り上がり鮮烈な印象を残します。『弦楽のためのセレナード』はオーケストラの実力が表れる緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。『フランチェスカ・ダ・リミニ』はダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカ姫の劇的な悲恋の物語。エッシェンバッハのグロテスクでドラマティックな音作りに注目です。 ロシアの作曲家、ヴィクトル・ウラジミロヴィチ・エヴァルド(エーヴァリト)は一般にはほとんど知られていないものの、金管楽器奏者の間ではビッグネーム。サンクトペテルブルク生まれ。音楽院で学んだ後、土木工学の教授を務めながら、当時ロシアで名を馳せたベリアエフ四重奏団のチェリストとして活躍しました。4曲の金管五重奏曲は、1888年から1912年にかけて作曲。それまでは生前に出版された変ロ長調(作品5)1曲だと思われていたのが、1960年代になって4曲あることがわかり、金管五重奏の標準レパートリーとして広く演奏されるようになりました。フィラデルフィアのメンバーによるクインテットはちっとも力まないのにパワフル。柔らかく、美しい自然なアンサンブル。ヴェリゾン・ホールで録音されたこの演奏で聴くと、エヴァルトの作品が、味わいのある素敵な音楽に一変します。全4曲を演奏したストックホルム・チェンバーブラスの録音(BIS613)ととともに、この曲集の代表的録音に挙げられるでしょう。(キングインターナショナル) 【収録情報】 CD1: チャイコフスキー: ・幻想的序曲『ロメオとジュリエット』 (1880) ・弦楽オーケストラのためのセレナード作品48 フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年1月、2007年11月(セレナード) 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(ライヴ) CD2: チャイコフスキー: ・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』作品32 フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年1月 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(ライヴ) エヴァルド: ・金管五重奏曲第1番変ロ短調 作品5 ・金管五重奏曲第3番変ニ長調 作品7 フィラデルフィア管弦楽団員 デイヴィッド・ビルガー、ジェフリー・カーナウ(トランペット) ジェニファー・モントーン(ホルン) ニッツァン・ハロズ(トロンボーン) キャロル・ジャンチュ(チューバ) 録音時期:2009年6月 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(セッション) 制作: マーサ・デ・フランシスコ 録音: ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン Disc1 1 : Tchaikovsky: Romeo and Juliet [22:21] 2 : Serenade for String Orchestra, Op. 48: I. Pezzo in forma di sonatina: Andante non troppo - Allegro moderato [10:46] 3 : II. Valse: Moderato. Tempo di valse [04:03] 4 : III. Elegia: Larghetto elegiaco [11:17] 5 : IV. Finale (Tema russo): Andante - Allegro con spirito [08:16] Disc2 1 : Tchaikovsky: Francesca da Rimini,Op. 32 [26:24] 2 : Ewald: Brass Quintet No. 1, Op. 5: I. Moderato [04:47] 3 : II. Adagio - Allegro - Adagio [03:47] 4 : III. Allegro moderato [03:45] 5 : Brass Quintet No. 3, Op. 7: I. Allegro moderato [05:31] 6 : II. Intermezzo [04:36] 7 : III. Andante [03:52] 8 : IV. Vivo [03:48] Powered by HMV
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団 ONDINEレーベル初登場! 刺激的で鮮烈な『白鳥の湖』 ピアニストのミハイル・プレトニョフがロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設したのは1990年でした。最初の録音はチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。作品を深く洞察し、それを音に表現した演奏に対し、英グラモフォン誌のジョナサン・スウェインが、「ムラヴィンスキーの録音と肩を並べる最新の『悲愴』、レニングラード・フィルハーモニックに匹敵するオーケストラ、驚くほど見事にピアノから指揮台に移ってみせたプレトニョフ」(The Grammophone 1992年1月号) と賛辞を呈しました。 2010年はオーケストラ創立20周年。プレトニョフ&RNOの記念すべきONDINEレーベル第1弾はロシア古典バレエの最高峰である『白鳥の湖』。驚きと閃きに満ちたプレトニョフの音楽性がチャイコフスキーの華麗で美しい旋律を鮮やかに描き出しています。オケの持つ音色を魅力的に引き出すONDINEサウンドがRNOの特徴でもある力強さ繊細さのコントラストを際立たせています。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』作品20(全曲) ロシア・ナショナル管弦楽団 ミハイル・プレトニョフ (指揮) 録音時期:2009年8月 録音場所:モスクワ国立音楽院大ホール 録音方式:デジタル(セッション) 制作・録音:ライナー・マイヤール Powered by HMV
カリタとともに過ごす洗練されたひと時 オペラのヒロイン、ミュージカルのスター、ジャズ・シンガー。カリタ・マッティラは、どんな役を演じても決まります。2010年の9月、50歳の誕生日を迎える彼女のライヴ録音とスタジオ録音から選んだコンピレーション。キルモ・リンティネンのピアノとフィーバー・バンドの共演する2曲、『ミスティ』と『ラウンド・ミッドナイト』は、タンペレ・ホールで行われたコンサートのライヴ・アルバム「フィーバー」に収められていなかった録音です。(キングインターナショナル) 【収録情報】 1.エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」(ワーグナー:タンホイザーより) 2.月に歌う「月よ空高く」(ドヴォルザーク:ルサルカより) 3.アイーダのアリア「勝ちてかえれ」(ヴェルディ:アイーダより) 4.トスカの祈り「歌に生き、恋に生き」(プッチーニ:トスカより) 5.逢い引きから帰ってきた娘 op.37-5(シベリウス/ユッシ・ヤラス編) 6.ミュルスキュルオトのマイヤ(ラッセ・モッテンソン) 7.虹の彼方に(ハロルド・アーレン/ユルヨ・イェルト 編) 8.アルゼンチンよ泣かないで(ロイド・ウェッバー/リク・ニエミ 編) 9.ヴンダバー(コール・ポーター/ユルヨ・イェルト 編) 10.サムウェア(バーンスタイン/リク・ニエミ 編) 11.一晩じゅう踊れたら(フレデリック・ロウ/リク・ニエミ 編) 12.煙が目にしみる(ジェローム・カーン)* 13.ミスティ(エロル・ガーナー)* 14.ラウンド・ミッドナイト(セロニアス・モンク)* カリタ・マッティラ(ソプラノ) (1-5)フィンランド放送交響楽団、ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮) (6)ユヴァスキュラ交響楽団、リク・ニエミ(指揮) (7-11)タピオラ・シンフォニエッタ、ペッカ・サヴィヨキ(指揮) (12-14)フィーバー・バンド、ストリングス、ハウ・メニー・シスターズ、キルモ・リンティネン(ピアノ、指揮) 録音(12-14):2007年8月、フィンランド、タンペレ・ホール(ライヴ) *初出 Powered by HMV