2010年8月9日発売
Disc1 1 : Concerto for Clarinet 2 : Concerto for Clarinet 3 : Concerto for Clarinet 4 : Concerto for Clarinet 5 : Verdoyances crepuscules 6 : Diamond Street Powered by HMV
エッシェンバッハ/ルーセル・シリーズ第1弾! 『バッカスとアリアーヌ』&交響曲第2番フランス近代の作曲家、アルベール・シャルル・ポール・マリー・ルーセル[1869-1937]のオーケストラ音楽は、緻密なオーケストレーションと、循環形式や対位法などを用いた明快なスタイルに特徴があるものが多く、これに印象主義の影響色濃い和声の使用も手伝って、なかなか魅力的な音楽が多いことでも知られています。 オーケストラ・ファンに人気のあるルーセルの代表作『バッカスとアリアーヌ』は、もともとバレエ音楽で、その第1幕から第1組曲が、第2幕から第2組曲が編まれています。作品の題材は、R.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』などと同じ、ギリシャ神話の“アリアドネ(アリアーヌ、アリアンナ)伝説”に依拠したもので、その筋書きはざっとこんな感じです。 場所はクレタ島。ミノスとパシパエのあいだに生まれた王女アリアーヌは、島を訪れた王子テセウスに恋をし、迷宮への手がかりとなる糸玉を手渡します。迷宮攻略に成功したテセウスは牛頭人身の怪物ミノタウロスを倒し、アリアーヌや、幽閉されていた人々と共に島を出て、ナクソス島に渡ります。しかし、そこでバッカスから促され、テセウスはアリアーヌを置き去りにしてナクソス島を出奔。置き去りにされた彼女は悲しみのあまり身を投げようとしますが、バッカスに抱きとめられ、やがてその魔力によって妻となります。そして彼女はバッカスやそのしもべたちと共に歓喜の踊りに興じるうちに幕。 音楽は輝かしく躍動的なバッカスの要素と、美しく繊細なアリアーヌの要素を軸に、色彩豊かに描かれた傑作。エッシェンバッハ指揮するパリ管弦楽団の放つフランス的なオーラに包まれる素晴らしい聴きものとなっています。 なお、当アルバムでは、バレエ本来のステージ上の動きが想像できるように、スコアに記された注釈の英訳がブックレットに記載されています。 組み合わせの交響曲第2番は、人生の3つの時代を表現したと言われる作品で、こちらもオーケストラの色彩表現力の生きた佳演となっています。 この後、残り3つの交響曲と『蜘蛛の饗宴』がリリースされる予定です。ルーセル: ・バレエ『バッカスとアリアーヌ』組曲第1番 ・バレエ『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番 ・交響曲第2番 変ロ長調 作品23 パリ管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指) 録音:2005年2月モガドール劇場(バッカス)、2005年7月パリ音楽院(交響曲) Disc1 1 : I. Introduction 2 : II. Youths and maidens at play 3 : III. The labyrinth dance 4 : IV. Bacchus appears.- She falls into a deep sleep. 5 : V. Theseus and his companions rush toward Bacchus. - The sun reappears. 6 : VI. Dance of Bacchus. - Bacchus lays Ariadne down on the rock and disappears. 7 : I. Introduction 8 : II. Awakening of Ariadne. - Bacchus once again takes up the dance of dreams with Ariadne, now awake. 9 : III. Bacchus dances alone 10 : IV. The kiss 11 : V. The Dionysian spell 12 : VI. The procession of the Thiase. A faun and a priestesse of Bacchus give a golden cup of grape nectar to Ariadne. 13 : VII. Adriane's dance 14 : VIII. Dance of Ariadne and Bacchus 15 : IX. Bacchanale. The coronation of Ariadne. 16 : I. Lent 17 : II. Modere 18 : III. Tres lent Powered by HMV
Disc1 1 : Barto, Tzimon - Pieces De Clavecin I (premiere Liv 2 : 1. Prelude 3 : 2. Allemande 4 : 3. Sarabande 1 - Sarabande 2 5 : 4. Gavotte 6 : Barto, Tzimon - Pieces De Clavecin: Suite E-dur 7 : 1. Gigue En Rondeau 1 8 : 2. Gigue En Rondeau 2 9 : 3. Le Rappel Des Oiseaux 10 : 4. Rigaudon 1 - Rigaudon 2 - Double Du 2 11 : 5. Musette En Rondeau 12 : 6. Tambourin 13 : 7. La Villageoise 14 : Barto, Tzimon - Pieces De Clavecin: Suite D-dur 15 : 1. Les Tendres Plaintes 16 : 2. Les Niais De Sologne - Deux Doubles 17 : 3. Les Soupirs 18 : 4. La Joyeuse 19 : Barto, Tzimon - Pieces De Clavecin Iii (nouvelles 20 : 1. Allemande 21 : 2. Les Trois Mains 22 : 3. Sarabande 23 : 4. Fanfarinette 24 : 5. La Triomphante 25 : 6. Gavotte - Six Doubles Powered by HMV
エッシェンバッハ&フィラデルフィア管弦楽団/バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他 エッシェンバッハとフィラデルフィア管弦楽団によるバルトークの『オケコン』が登場。全米随一の高性能と、世界一の華麗なサウンドをうたわれるオーケストラと、フィラデルフィア管とパリ管という名門オケの音楽監督を務め、欧米で声望厚いエッシェンバッハ、そしてオーケストラの機能をフルに引き出す近代屈指の名曲という、まさに注目度最高の組み合わせといえるでしょう。 2003年以来このオケを率いているエッシェバッハですが、アルバムのリリースは今回が初めて。バルトーク録音も初めてということもあり、なにかと話題の多い一枚です。しかも、通常のCDプレーヤーでも再生可能なSACDハイブリッドで、マルチ・チャンネルにも対応ですから、オーディオ的な関心を呼ぶことも必至です。 バルトークは、豊かな響きがまず印象に残ります。シリアスなアプローチ、衝撃のクライマックス、エッシェンバッハの真摯な姿勢は心に訴えかけます。強烈なオーラ、意欲的な表現、まさに完全燃焼といった演奏です。 カップリングは、ナチスによって虐殺された村人たちに捧げられたマルティヌーの交響詩『リディツェ追悼』と、第一次大戦中のチェコのユダヤ人家庭に生まれたギデオン・クラインの作品。彼はプラハ音楽院に学びましたが、1941年、テレジンに送られ25歳で亡くなっています。その収容所の中で書かれたのが『弦楽のためのパルティータ』です。 なお、オンディーヌ・レーベルはフィラデルフィア管弦楽団とレコーディング契約を結び、今後も継続的にCDをリリースしていく予定とか。たいへん楽しみなことです。 【収録情報】 ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲[39:33] ・マルティヌー:交響詩『レヂツェ追悼』[12:00] ・G.クライン:弦楽のためのパルティータ(サウデク編曲)[17:16] フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音:2005年5月 フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール[ライヴ] SACD Hybrid 2ch. Stereo / 5.0ch. Surround Disc1 1 : Memorial to Lidice 2 : Partita for Strings 3 : Partita for Strings 4 : Partita for Strings 5 : Concerto for Orchestra, Sz 116 6 : Concerto for Orchestra, Sz 116 7 : Concerto for Orchestra, Sz 116 8 : Concerto for Orchestra, Sz 116 9 : Concerto for Orchestra, Sz 116 Powered by HMV
シベリウスの歌曲を管弦楽共演で聴くアンソロジー・アルバムです。民族叙事詩『カレワラ』をテクストに天地創造を語る〈大気の娘〉と、恋人に捨てられた娘が、萎れたバラの花に自分の身を照らすルーネベリの詩による〈アリオーゾ〉は、最初からソプラノと管弦楽のために作曲されました。その他は、シベリウス自身と、シベリウスの娘婿でもある指揮者のユッシ・ヤラスら4人の編曲者が、ピアノ版を基にオーケストレーションを行っています。シベリウスの編曲は、他の声域のための数曲をのぞき、これがすべて。シベリウス独特のオーケストレーションと彼らの編曲をくらべるのも興味あるところでしょう。 イソコスキは、2002年グラモフォン・アウォードを受賞した〈4つの最後の歌〉を含むシュトラウスの管弦楽つき歌曲集 (ODE982)あたりから国際的な人気も高まってきたソプラノ。デリケートな音まで明瞭に伝えながら広がりと奥行きのある録音も、このアルバムの魅力のひとつです。歌詞:フィンランド語、スウェーデン語 (英語対訳付)。マルチチャンネル(5.0Surround)対応SACD hybridでのリリース。 ・エーコーの精 作品72-4 ・大気の娘(ルオンノタル)作品70(ソプラノと管弦楽のための音詩) ・だが、私の小鳥は姿を見せない作品36-2 ・葦よそよげ作品36-4 ・三月の雪の上のダイアモンド作品36-6 ・春はいそぎ過ぎゆく作品13-4 ・岸辺のトウヒの木の下で作品13-1 ・初めてのくちづけ作品37-1 ・日の出作品37-3 ・夢だったのか作品37-4 ・秋の夕べ作品38-1(ソプラノと管弦楽のための) ・海辺のバルコニーで作品38-2(ソプラノと管弦楽のための) ・アリオーゾ作品3 ・夕べに作品17-6 ・川面に漂う木作品17-7 ・泳げ、青い鴨(1899) ・あれから、私はたずねたことはなかった作品17-1 ・とんぼ 作品17-5 ・マグヌス大公作品57-6 ソイレ・イソコスキ(S) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指) 録音:2005年10月、ヘルシンキ、フィンランディア・ホール Disc1 1 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 72 Nr. 1-6 (auszug) 2 : Nr. 4: Kaiutar (bearb. Von Jalas) 3 : Isokoski, Soile - Luonnotar Op. 70 (sinfonische Di 4 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 36 Nr. 1-6 (auszug) 5 : Nr. 2: Men Min Fagel Maerks Dock Icke (bearb. Von 6 : Nr. 4: Saev, Saev, Susa (bearb. Von Hellmann) 7 : Nr. 6: Demanten Pa Marssonon 8 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 13 Nr. 1-7 (auszug) 9 : Nr. 4: Varen Flyktar Hastig 10 : Nr. 1: Under Strandens Granar (bearb. Von Jalas) 11 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 37 Nr. 1-5 (auszug) 12 : Nr. 1: Den Forsta Kyssen 13 : Nr. 3: Soluppgang 14 : Nr. 4: Var Det En Drom? (bearb. Von Jalas) 15 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 38 Nr. 1-5 (auszug) 16 : Nr. 1: Hostkavall 17 : Nr. 2: Pa Verandan Vid Havet 18 : Isokoski, Soile - Arioso Op. 3 19 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 17 Nr. 1-7 (auszug) 20 : Nr. 6: Illalle (bearb. Von Jalas) 21 : Nr. 7: Lastu Lainehilla (bearb. Von Jalas) 22 : Isokoski, Soile - Souda, Souda Sinisora (bearb. Vo 23 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 17 Nr. 1-7 (auszug) 24 : Nr. 1: S'en Har Jag Ej Fragat Mera 25 : Nr. 5: En Slaenda (bearb. Von Jalas) 26 : Isokoski, Soile - Lieder Op. 57 Nr. 1-8 (auszug) 27 : Nr. 6: Hertig Magnus Powered by HMV
ヴァスクス:交響曲第3番 感情に直接的に訴えるヴァスクスの音楽 交響曲第2番(ODE1005) が2004年カンヌ・クラシカル・アウォード最優秀ディスク賞を受けたラトヴィアの作曲家、ヴァスクス(1946-) の第3番。モダニストから出発、民俗音楽と伝統を重視する作風を経て、現在は、みずからの音楽により人々と繋がることを重視した創作をつづけています。神の世界の美、人間性の運命と人々の運命、愛と理想への忠誠光と闇の果てしない戦い、といった背景を持つという第3番の交響曲は単一楽章。抒情的な気分のオープニング、衝突と闘争の中間部、アダージョとアンダンテの終結部と、大きく3つの部分に分かれています。 チェロ協奏曲は、リトアニアのチェリスト、ダーヴィド・ゲリンガスに献呈された作品です。人々に苦痛と屈辱を強いたソ連体制下の時代の空気が作品の背後にあるといわれます。このディスクでは、ラウタヴァーラのチェロ協奏曲(ODE819) を録音したマルコ・ユロネンがソロを弾きました。芸術至上主義を否定し、人間とその社会をとりまく恐怖や慰めや希望を音楽作品として表現。人々の心に強く訴えかけ広く支持を得ています。(キングインターナショナル) ペーテリス・ヴァスクス(1946-): ・交響曲第3番(2004-05) ・チェロ協奏曲(1993-94) マルコ・ユロネン(チェロ) タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) 録音:2006年3月、タンペレホール(フィンランド、タンペレ) 制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ SACD Hybrid CD 2.0 ch./ SACD 2.0 ch./ SACD 5.0 ch. Disc1 1 : Symphony no 3 2 : Symphony no 3 3 : Symphony no 3 4 : Symphony no 3 5 : Concerto for Cello 6 : Concerto for Cello 7 : Concerto for Cello 8 : Concerto for Cello 9 : Concerto for Cello Powered by HMV
ムストネン&タピオラ・シンフォニエッタ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲シリーズ始動! ピアニストで作曲家。オッリ・ムストネンは、ベートーヴェンをはじめとするスタンダードなレパートリーの作品を斬新な、音楽の構成を見通したアプローチにより聴かせることで知られます。「そこにあることを他のピアニストが知らなかった、表現の障壁。それを突破した、ピアニズムの正夢」 サンデー・タイムズはムストネンの音楽をこう讃えました。 そのムストネンと、彼が共演を重ねてきたタピオラ・シンフォニエッタがベートーヴェンのピアノ協奏曲を録音するシリーズが始まります。5曲のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲のピアノ版。シリーズ第1作は、1795年、ベートーヴェンがピアニストとしてウィーンでコンサート・デビューするために作曲した第2番、そして、その3年後プラハで演奏した第1番。第1番のカデンツァはムストネン自身の作曲。(キングインターナショナル) このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声(5.0ch.)という3つの音声が収録されています。 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。 ベートーヴェン: ・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15 ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19 オッリ・ムストネン(ピアノ、指揮) タピオラ・シンフォニエッタ SACD Hybrid CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0ch. Disc1 1 : Mustonen, Olli - Konzert Fuer Klavier Und Orcheste* 2 : 1. Allegro Con Brio * 3 : 2. Largo * 4 : 3. Rondo: Allegro * 5 : Mustonen, Olli - Konzert Fuer Klavier Und Orcheste* 6 : 1. Allegro Con Brio * 7 : 2. Adagio * 8 : 3. Rondo: Allegro Molto * 9 : * 10 : * Powered by HMV
エッシェンバッハ&フィラデルフィア/チャイコフスキー4番(SACD) バルトーク「オケコン」からはじまり順調にリリースを続けているエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズもいよいよ佳境にさしかかり、今回はチャイコフスキーの交響曲第4番。力強く感情的に張り詰めた重厚な交響曲第4番をヴェリゾン・ホールでの響きの良さも影響し、鬼才エッシェンバッハの下で白熱した華々しい演奏で今の“フィラデルフィア・サウンド”を聴かせてくれます。第1 楽章の冒頭のファンファーレを骨太に圧倒的に聴かせ、悲劇的な「運命主題」を濃密にどろどろと描き出し、苦悩と運命への勝利をあらわした第4 楽章では再び現れる第1 楽章のファンファーレからコーダへの急速な終結には圧巻です。 また第5番でもカップリングされていた『四季』の続きも収録。幻想的なエッシェンバッハのピアノが、思いもかけないような贈り物のように聴こえます。エッシェンバッハはパリ管と今秋来日予定。(キングインターナショナル) 【収録情報】 チャイコフスキー: ・交響曲第4番ヘ短調 op.36 ・『四季』 op.37bより(7月ー草刈り人の歌、8月ー収穫、9月ー狩、10月ー秋の歌、11月ートロイカで、12月ークリスマス) フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮、ピアノ) 録音:2006年3月、11月 フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール(ライヴ) SACD Hybrid Stereo/Multichannel Disc1 1 : 交響曲第4番 第1楽章:Andante Sostenuto 2 : 第2楽章: Andantino in modo di canzona 3 : 第3楽章: Scherzo 4 : 第4楽章: Finale 5 : 『四季』Op.37b 7月ー草刈り人の歌 6 : 8月ー収穫 7 : 9月ー狩 8 : 10月ー秋の歌 9 : 11月ートロイカで 10 : 12月ークリスマス Powered by HMV
ヴァスクス、生命の美を讃える 交響曲第2番とヴァイオリン協奏曲(ODE1005)と交響曲第3番とチェロ協奏曲(ODE1086)が注目を集め、一般的な成功をおさめたラトヴィアの作曲家、ペーテリス・ヴァスクス[1946-]。3枚目のディスクでは、合唱と管弦楽のための宗教作品が紹介されます。 『主の祈り』のラテン語テクストによる『パーテル・ノステル』 と通常文によるミサ曲。伝統の教会音楽とバルト地方の神秘主義の出会いから生まれた瞑想気分の音楽は、キリスト教徒にとどまらず、宗教心をもつ人々に広くアピールしそうです。混声合唱とオルガン、混声合唱と弦楽オーケストラ。『ドナ・ノビス・パーチェム』には2つのバージョンがあり、シグヴァルズ・クリャーヴァとラトヴィア放送合唱団は、アイヴァルス・カレイスと共演してオルガンのための版を録音していました(BIS1145)。混声合唱と弦楽オーケストラの版は、ポール・ヒリアー指揮のエストニア・フィルハーモニック室内合唱団とタリン室内管弦楽団『バルトの声第1集』(HMU907311)に次ぐ録音です。(キングインターナショナル) ヴァスクス:合唱と管弦楽のための宗教作品集 ・パーテル・ノステルーわれらの父よ(1991) ・ドナ・ノビス・パーチェムーわれらに平安をあたえたまえ(1996) ・ミサ曲(2000 rev.2005) ラトヴィア放送合唱団 リガ・シンフォニエッタ シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮) 録音:2007年1月 ラトヴィア、リガ、聖ヨハネ教会 Disc1 1 : Vasks: Pater noster (1991) 06:40 2 : Dona nobis pacem (1996) 13:59 3 : Missa (2000, 2005) Kyrie 05:34 4 : Gloria 08:46 5 : Sanctus 06:07 6 : Benedictus 05:20 7 : Agnus Dei 11:05 Powered by HMV
エッシェンバッハ、ルーセル・シリーズ完結! パリ管弦楽団とエッシェンバッハのルーセル。先にリリースされた交響曲第1番と第4番 (ODE 1092)、交響曲第2番と「バッコスとアリアドネ」組曲(ODE 1065) は、フランスのオーケストラのすばらしい響きと演奏、そして録音の音質が欧米のマスメディアから高く評価されました。シリーズを締めくくるのは、ルーセルの管弦楽曲でもっとも人気のある2曲です。ボストン交響楽団が初演し、真の傑作と讃えられてきた交響曲第3番とエネルギッシュで独創的、豊かな旋律をもつバレエ〈蜘蛛の饗宴〉。バレエの全曲は22のトラックに分けられ、情景を想像する助けとするため、「庭。巣の中にいる蜘蛛が周囲を見渡している」といった振付の注釈がトラックリストに記載されています アルベール・ルーセル: ・交響曲第3番 ト短調 作品42[26:14] ・蜘蛛の饗宴作品17[31:34] パリ管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指) 録音:2005年3月ライヴ(交響曲)、2005年7月(作品17) Disc1 1 : Symphony No.3 Op.42 2 : Le Festin de l'araignée, Op.17 Powered by HMV
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 創設125周年記念アルバム フィンランド美麗写真入りブックレット 贈り物に最適 北欧でもっとも古い歴史を誇るヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の創設125周年記念アルバムは、18世紀、フィンランド湾に建造された要塞の島、スオメンリンナを曲名とする序曲に始まり、春の深い悲しみを描くシベリウスの『春の歌』に終わるプログラム。1828年にヘルシンキ・フィルハーモニックを創設しシベリウスの交響曲第1番を初演、主に指揮者として活躍したロベルト・カヤヌスをはじめとするフィンランドの作曲家たちの作品が演奏されています。 1995年以来、首席指揮者を務めるセーゲルスタムが指揮。2007年6月、ヘルシンキのフィンランディア・ホールで録音セッションが行われました。フィンランドの景色を収めたカラー写真18枚を使ったデジパックのアルバム。親しい人へのプレゼントにしたくなるかもしれません。(キングインターナショナル) フィンランドの情景ーフィンランド管弦楽作品集 ・クラミ(1900-1961):演奏会序曲『スオメンリンナ』作品30 ・パルムグレン(1878-1951):組曲『フィンランドの情景』作品24 -春の夢、そり遊び ・マデトヤ(1887-1947):オペラ『ポホヤの人々』組曲 作品52 -囚われ人の歌 ・カヤヌス(1856-1933):交響的序曲 ・メリカント(1868-1924):ゆるやかなワルツ 作品33 ・ヤルネフェルト(1869-1958):前奏曲 ・クーラ(1883-1918):結婚行進曲作品3b-2 ・クーシスト(1905-1988):フィンランドの祈り 作品27-2 ・メリカント(1893-1958):イントラーダ ・シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ 作品44-1、春の歌 作品16 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指揮) 録音:2007年6月、ヘルシンキ、フィンランディア・ホール 制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ Disc1 1 : Klami: Suomenlinna, Op.30 11:55 2 : Palmgren: Pictures from Finland, Op.24 I. Kevätunelmia (Spring Dreams) 07:15 3 : II. Rekiretki (Sleigh Ride) 02:18 4 : Madetoja: The Ostrobothnians suite, Op.52 II. The Prisoner's Song 03:52 5 : Kajanus: Overtura sinfonica 09:12 6 : Merikanto: Valse lente (arr. Nils-Eric Fougstedt) 03:31 7 : Järnefelt: Preludi 02:39 8 : Kuula: Wedding March (arr. Eero Kosonen) 06:01 9 : Kuusisto: Finnish Prayer, Op.27-2 02:36 10 : Merikanto: Intrada 05:41 11 : Sibelius: Valse triste, Op.44-1 05:41 12 : Sibelius: Spring Song, Op.16 08:56 Powered by HMV
大胆で自由! 個性派ピアニスト、ムストネンによる弾き振りシリーズ第2弾 オッリ・ムストネンとタピオラ・シンフォニエッタによるベートーヴェンのピアノ協奏曲シリーズ。第1番と第2番を組み合わせた第1作(ODE1099)は、ムストネンの特異なフレージングといきなりのダイナミックスのコントラストが強い印象を与えました。彼の演奏については、「これではベートーヴェンではなくムストネンだ」という意見がある一方、「インスピレーションにみちた」という見方もありました。さすが、バッハとショスタコーヴィチの前奏曲とフーガをひとつのアルバム(ODE1033、第2集)に録音し、それぞれの音楽を新たな視点から見ることを試みたピアニストです。 第2作は、第3番とベートーヴェン自身がピアノと管弦楽のために編曲したヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版)作品61aは、ムストネンとしては2度目の録音となりますが、弾き振りとしては初。この作品はムストネンが定期的にコンサートで取り上げる、お気に入りの曲です。このピアノ版はオーケストレーションの変更は一切なくソロ・パートのみ編曲されています。しかしヴァイオリン協奏曲で書き残していなかったカデンツァ部分は、ピアノ協奏曲版では書き記されています。このカデンツァはクレーメルをはじめ多くのヴァイオリニストにとって参考となる革新的なカデンツァであったといえるでしょう。鬼才ムストネンならではの刺激的でアグレッシヴな演奏を聴かせてくれます。(キングインターナショナル) ベートーヴェン: ・ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 ・ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版)ニ長調 Op.61a オッリ・ムストネン(ピアノ) タピオラ・シンフォニエッタ 録音:2007年10月 (第3番)、11月、タピオラホール (エスポー、フィンランド) 制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 5.0 ch. Disc1 1 : Beethoven: Piano Concerto No. 3, Op. 37: I. Allegro con brio 17:16 2 : II. Largo 08:45 3 : III. Rondo. Allegro 08:50 4 : Piano Concerto, Op. 61a (arranged from the Violin Concerto) : I. Allegro ma non troppo 22:05 5 : II. Larghetto 07:59 6 : III. Rondo. Allegro 09:21 Powered by HMV
アシュケナージ久々のOndine登場! スークの大作『アスラエル』 チェコと縁のあるアシュケナージがヘルシンキ・フィルハーモニーを指揮したコンサートのライヴ。この作品の初SACD録音です。チェコ、クレチョヴィーチェの生まれ、プラハ音楽院でドヴォルザークに学んだ作曲家でヴァイオリニスト、ヨセフ・スーク(1874-1935)が大管弦楽のために書いた交響曲第2番は、「ドヴォルザークとオチルカの気高き思い出に」捧げられた曲。1904年、ドヴォルザークの死をきっかけに作曲に着手。3つの楽章が完成した翌年、こんどはドヴォルザークの娘だった妻オチルカの死に遭遇します。死者の魂を永遠の地に導く死の天使、アスラエルの名が副題につけられました。 この5楽章構成の大作をヘルシンキ・フィルのクリアーなアンサンブルとアシュケナージのスケール大きい指揮が感動的に仕上げています。(キングインターナショナル) ・スーク:交響曲第2番ハ短調 作品27『アスラエル』 (1905-06) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮) 録音:2008年4月、ヘルシンキ、フィンランディア・ホール(ライヴ) 制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Disc1 1 : Suk: Asrael Symphony, Op. 27[61:32]: I. Andante sostenuto [16:13] 2 : II. Andante [08:00] 3 : III. Vivace [12:28] 4 : IV. Adagio [10:48] 5 : V. Adagio e maestoso [13:58] Powered by HMV
超難関、名門校カーティス音楽院の最高レベルの若手オーケストラ、 カーティス交響楽団を巨匠エッシェンバッハが率いての『新世界』 レオン・フライシャーによる世界初録音、 ヒンデミット:左手のための協奏曲 「このような素晴らしいオケを持ったフィラデルフィアの市民は幸せだ。」 By クリストフ・エッシェンバッハ メーリー・ルイーズ・カーティス・ボックが1924年、フィラデルフィアに創立したカーティス音楽学校は、高度なプロフェショナル教育を行う音楽学校として知られます。サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、アラン・ギルバート、ヒラリー・ハーン、ラン・ランらがカーティスの出身です。 厳しいオーディションを経て入学を許された学生には全員、長所と才能に応じて奨学金が給付され、授業料に充てられます。オーケストラとオペラのプロフェッショナルを養成する課程を中心に、鍵盤楽器、作曲、指揮の教育も行われ、2008/09年度には162名の学生が在籍しています。カーティス交響楽団は、14歳から25歳まで100名を超すプレーヤーで構成され、フィラデルフィア管弦楽団が本拠とするヴェリゾンホールで年3回のコンサートを行っています。 2008年4月27日のコンサートで彼らは、ヒンデミットの管弦楽つきピアノ音楽とドヴォルザークの『新世界』を演奏。ヒンデミットの左手の協奏曲は、フライシャーが初演をして世界各地で演奏を行っている曲で、ラヴェル同様ヒンデミットが第一次大戦で右手を負傷したピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインへ献呈。そのまま演奏されることなく彼の遺品から発見され、その後フライシャーが手に入れ2004年にラトル&BPOとともに初演されました。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・ヒンデミット:管弦楽つきピアノ音楽〜左手のためのピアノ協奏曲 Op.29(世界初録音) ・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』 レオン・フライシャー(ピアノ) カーティス交響楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年4月27日(ライヴ) 録音場所:ペンシルヴェニア州、フィラデルフィア、ヴェリゾンホール Disc1 1 : Hindemith: Klaviermusik mit Orchester, Op. 29: I. Einleitung. Masige schnelle Halbe [02:30] 2 : II. Sehr lebhafte Halbe [03:10] 3 : III. Trio. Basso ostinato. Langsame Viertel, nur sehr wenig Ausdruck [06:43] 4 : IV. Finale. Bewegte Halbe [05:37] 5 : Dvorak: Symphony No. 9, Op. 95: I. Adagio - Allegro molto [12:14] 6 : II. Largo [13:53] 7 : III. Molto vivace [07:55] 8 : IV. Allegro con fuoco [11:58] Powered by HMV
ペッカ・クーシストとエスケリネンに誘われる やすらぎの時間、至福の時。音楽の豊かさを改めて感じる1枚 時代の先端を行き、国際的に人気の高いヴァイオリニストのひとり、ペッカ・クーシスト(1976-)。彼が録音したシベリウスのヴァイオリン協奏曲(ODE878/ODE1115)はリリースからずっとロングセラーをつづけ、BBC Music Magazine の2009年6月号でも最良の演奏のひとつに選ばれています。 イスモ・エスケリネン(1971-)はクオピオの生まれ。ティモ・コルホネン、オスカル・ギリヤらに学び、スカンディナヴィア・ギター・コンペティションを初めとする各地のコンクールで優勝した後、ソロイスト、室内楽奏者として活躍しています。 ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとして人気を博したニコロ・パガニーニ(1782-1840)。彼は、ヴァイオリニストとしてだけでなくギタリストとしても熟練の域にあり、ギターのために200を超す曲を書いたといわれます。ギターとヴァイオリンのためのデュオ曲も多く、ギタリストとヴァイオリニストにとっては、ジュリアーニらの作品とともに貴重なレパートリーになっています。パートナーとして室内楽活動をするペッカ・クーシストとエスケリネンにとってもパガニーニの作品はコンサートのプログラムに欠かせず、ふたりのパガニーニ・ライヴはいつも好評をもって迎えられます。2年前にふたりが聴かせたパガニーニをイギリスの新聞「ガーディアン」(2007年1月16日)は、「無条件に魅力的な」と評し、「近年クラシカル音楽に起きた最高の出来事だろう」とまで讃えています。「ヴィルトゥオーゾ」 パガニーニから連想されるような「技巧偏重」とはまったく違った、愉しさいっぱいの音楽には、ハイドンかベートーヴェンの初期の作品でも聴くような古典的な趣があります。ペッカ・クーシストとエスケリネンに誘われる至福の時。音楽とは、なんと豊かで贅沢なものでしょう。(キングインターナショナル) 【収録情報】 パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための二重奏曲集 ・協奏的ソナタ イ長調 MS2 (作品61) ・カンタービレ ニ長調 MS109 (作品17) ・ソナタ ニ長調 MS112/2 (チェントーネ・ディ・ソナタ 作品64-2) ・ソナタ イ長調 MS112/4 (チェントーネ・ディ・ソナタ 作品64-4) ・ソナタ ホ短調 MS27/6 (作品3-6) ・タランテッラ MS76 (作品33) ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン) イスモ・エスケリネン(ギター) 録音時期:2008年9月 録音場所:ヘルシンキ、オステルスンドム教会 録音方式:デジタル(セッション) 制作:セッポ・シーララ 録音エンジニア:エンノ・マエメツ Disc1 1 : 協奏的ソナタ イ長調 MS2 ( 作品61) 2 : カンタービレ ニ長調 MS109 ( 作品17) 3 : ソナタ ニ長調 MS112/2 ( チェントーネ・ディ・ソナタ 作品64-2) 4 : ソナタ イ長調 MS112/4 ( チェントーネ・ディ・ソナタ 作品64-4) 5 : ソナタ ホ短調 MS27/6 ( 作品3-6) 6 : タランテッラ MS76 ( 作品33) Powered by HMV
クラミの多彩な音楽性を堪能! 色彩豊かな録音にも注目 シベリウス後のフィンランドを代表する管弦楽曲作家といえばウーノ・クラミ(1900-1961)の名がまず挙げられます。そのクラミの作品を3曲、2008年に首席指揮者に就任したヨン・ストゥールゴールズが、ヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮して録音しました。 クラミが10年以上かけて作曲した『カレヴァラ組曲』は、彼の代表作のひとつ。ナショナル・ロマンティシズムやシベリウスの『レンミンカイネン組曲』の「カレヴァラ様式」に別れを告げ、表現力の強い鮮やかな色彩を施した新しいスタイルの音楽は高い評価を受け、コンサートのプログラムでもしばしば取り上げられてきました。ヴォルガ川流域に住むフィノ=ウゴル語族チェレミスに素材を採った、独奏チェロと管弦楽のための『チェレミス幻想曲』と、ベルリオーズ、シャブリエ、リムスキー=コルサコフ、ラヴェル、ストラヴィンスキーの遺産を継ぐ管弦楽法で書かれた『北極光』は、ともに雰囲気ゆたかで詩的な音楽です。ヘルシンキ・フィルハーモニックの若いチェロ奏者、サムリ・ペルトネンが『チェレミス幻想曲』のソロを弾きました。 フィンランディア・ホールで録音セッションが行われ、ダイナミックレンジの広い録音が、繊細で色彩的なクラミの管弦楽法を際立たせます。(キングインターナショナル) 【収録情報】 クラミ: ・管弦楽のための幻想曲『北極光』 作品38 (1946) ・チェレミス幻想曲 作品19 (1931) 〜チェロと管弦楽のための ・カレヴァラ組曲 作品23 (1943)(大地の創造/春の芽吹き/テルヘンニエミ/レンミンカイネンの子守歌/サンポの鋳造) サムリ・ペルトネン(チェロ) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) 録音時期:2009年1月30日、2月2日、9月11日 録音場所:フィンランド、ヘルシンキ、フィンランディア・ホール 制作:セッポ・シーララ 録音エンジニア:エンノ・マエメツ Powered by HMV
ムストネン×タピオラ・シンフォニエッタ アゴーギク自由自在!アクセント縦横無尽! ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&『皇帝』 N響とのニ長調協奏曲共演でも好評だったムストネンによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音完結編。6曲の協奏曲のうち最も有名な2曲だけに、4番フィナーレ、『皇帝』冒頭やフィナーレなど、一瞬「何が起きた?」と思わせるほど個性的なアゴーギクは驚きの連続。しかしオケと一体となったテンポ感とアクセントにはたいへん説得力があり、軽やかさを基調とする表情もあいまって面白く聴かせられます。さらには『皇帝』第2楽章の美しさなども特筆もの。ムストネン、やはりただものではないです。 【収録情報】 ベートーヴェン: ・ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 ・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』 タピオラ・シンフォニエッタ オッリ・ムストネン(ピアノ、指揮) 録音時期:2009年3月(第5番)、6月(第4番) 録音場所:フィンランド、エスポー、タピオラホール 録音方式:DSD 制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND Disc1 1 : Beethoven: Piano Concerto No. 4, Op. 58 [32:31]: I. Allegro moderato (Cadenza: Beethoven) [18:14] 2 : II. Andante con moto [04:45] 3 : III. Rondo. Vivace (Cadenza: Beethoven) [09:31] 4 : Piano Concerto No. 5, Op. 73 [39:57]: I. Allegro [21:10] 5 : II. Adagio un poco moto [07:23] 6 : III. Rondo. Allegro, ma non troppo [11:21] Powered by HMV