2010年9月29日発売
シューマン:ピアノ五重奏曲 ヴァイオリン・ソナタ 第2番シューマン:ピアノ五重奏曲 ヴァイオリン・ソナタ 第2番
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日本コロムビア株式会社「ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調」は、腰を据えじっくりと弾かれた冒頭から印象的で、作品への共感と確信が伝わってくる。第3楽章後半のピアノのアルペッジョに乗っての歌も瑞々しく、全編隙のない演奏。「ピアノ五重奏曲変ホ長調」はフレージングやテンポ変化での対応など、臨時編成とは思えぬ仕上がり。第2楽章で2度にわたって登場する第1副主題部など実に精妙だ。★
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 K.285 ディヴェルティメント K.563モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 K.285 ディヴェルティメント K.563
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日本コロムビア株式会社あえてメンバーを固定しないのがトッパンホール・アンサンブル。今回はニューイヤー・コンサートということで華やかな顔ぶれとなった。きびきびと運ばれるフルート四重奏は瑞々しく、弦楽トリオはこの日のためだけに集ったとは思えない充実した内容で、確かな聴きごたえだ。
ブルックナー:交響曲第8番ブルックナー:交響曲第8番
2010年3月25日の読響定期のライヴ録音。翌日の演奏は全曲ではないがTV放送されている。名演として絶賛された演奏を、CDで聴けるのはありがたいことだ。演奏はいささかの弛緩もなく、最後まで続く。必要なことだけを徹底してやるスクロヴァチェフスキの真骨頂がここにある。★
魔法の言葉魔法の言葉
元EXILEの清木場俊介のソロ12枚目のシングル。軽快なギターのリフでスタートするアッパーな「魔法の言葉」はアドレナリン全開の疾走感でほとばしる。清木場もサウンドに呼応して、ハイ・トーンのトップ・ギアでアスリート系のヴォーカルを聴かせる。セクシーなバラード「なつかしい夢」も逸品。
マジック・アンド・メイヘムーテイルズ・フロム・ジ・アーリー・イヤーズマジック・アンド・メイヘムーテイルズ・フロム・ジ・アーリー・イヤーズ
結成から20年目を迎えたフィンランドのメロディック・デス、アモルフィスによるセルフ・カヴァー・アルバム。初期3枚から選曲されており、特に元祖メロデスの名作であるセカンドからのナンバーは必聴もの。美と狂気、そこに今の彼らに通じる母国の民族音楽旋律も入り混じる。トミの殺戮的歌も威力発揮。