2011年2月発売
制作・出演
ChristophKoncz / エルマー・ランデラー / エルンスト・オッテンザマー / トーマス・ハンプソン / フォルクハルト・シュトイデ / フランツ・バルトロメイ / マーラー / ヨーゼフ・ニーダハンマー / ヴィーナー・ヴィルトゥオーゼンハンプソンの2度目の「角笛」で、今回はウィーン・フィルの首席奏者たちによる室内アンサンブルとの共演だ。マーラー歌手としても第一級の評価を得ているハンプソンの、円熟の歌唱が堪能できる。
ウエスト・コーストの代表的なレーベル、コンテンポラリーからの第1弾。ウエスト・コーストを訪れたロリンズがブラウン、マンの名手をバックに朗々と吹きまくる傑作中の傑作だ。
アメリカのジャズ誌『ダウンビート』などの楽器別人気投票でポール・ウィナーになったケッセル、ブラウン、マンによるアルバム。15年ぶりの再会を経て吹き込んだ3人の磨きのかかったテクニックと表現力やコンビネーションに注目。
1950年代の米西海岸を代表するピアニストの一人であり、日本でも人気を集めたハンプトン・ホーズ。本作は、彼がニューヨーク勢にも通じるブルージーなハードバップ・スタイルだったことがうかがえるコンテンポラリー盤だ。
当時20年以上のキャリアのあったレイ・ブラウンの初リーダー作。シダー、エルビンとともにピアノ・トリオの醍醐味を伝える1976年発表の作品だ。彼のソロもばっちり楽しむ事ができる。
1960年、L.A.録音のアルバム。ワン・ホーンのカルテット形態によるスタンダード名曲集で、安定したプレイを聴かせてくれる。その後の長い引退生活を考えると、感慨深くなる一枚。
フリージャズの祖とも言うべきオーネット・コールマンの初リーダー作。オーソドックスな2管カルテットから生み出される奔放な自己主張の数々に魅了される。個々のプレイにじっくりと耳を傾けたい一枚だ。
付かず離れず、軽やかな足取りで踊るかのようなアート・ペッパーとウォーン・マーシュの共演盤。ペッパーの充実したコンテンポラリー期の口火を切るにふさわしい佳作で、さわやかで乾いた西海岸の空気を感じさせてくれる。
1958年当時は異端児的な扱いを受けることの多かったセシル・テイラー。ただのデタラメなフリー・ジャズなどではなく、楽曲から付かず離れずの絶妙な距離感がスリリングな先鋭的なジャズを展開。一度聴いたら忘れられない演奏だ。
ウエストコースト・ジャズにおける名ドラマー、シェリー・マンのスウィンギーなプレイが光る名演を収録。痛快なトリオ・サウンドは、聴くものの耳を釘付けにする。
“遠距離恋愛”をテーマにした、甘く切ないラヴ・ソング。2ndシングル「ベイビー・アイラブユー」で聴かせた、甘く胸を締め付けるアコースティック・サウンドと、安定感のある素朴で温かい歌声をさらに深化させている。
日本を代表するソプラニスタ、岡本知高の話題のアルバム。新ヴァージョンの「ボレロ」、「タンホイザー」前奏曲に歌詞を付けたゴージャス版や注目必至の隠れた名曲「君のために歌おう」など、聴きどころ満載だ。
山下洋輔が長年待ち望んでいたストリングス隊との共演アルバム。筒井康隆にインスパイアされて生まれたオリジナル曲のほか、最後は名バラード「I'LL REMEMBER APRIL」で締め。濃厚な一枚だ。