2011年9月21日発売
多くの人へ届けたい曲「あすという日が」 この「あすという日が」は、元々「吹奏楽とともに奏でられる爽やかなクラス合唱曲を」という依頼に基づいて、 2006年に大阪で開催された「第30回 全日本合唱教育研究会全国大会」のために作曲されたもの。 詩人・山本瓔子さんの詩に付曲されたもので、ピアノ伴奏版と吹奏楽伴奏版の2種類がある。 仙台市立八軒中学校の吹奏楽・合唱部は、3月19日に福島市で予定されていた「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」に宮城県の中学校代表として出場する予定だった。ところが、3月11日に発生した東日本大震災の影響で出場がかなわなくなり、同中の校舎も避難所として約100人の被災者が4月12日まで避難生活を送ることに。そんな中、避難所となった学舎で、部員たちが被災者たちの前で「あすという日が」を披露。その様子がNHKのニュースで取り上げられ、その感動的な歌詞にも注目が集まり、大きな反響を呼んだ。 その後、4月12日の『NHK歌謡コンサート』で、皆さんに温かい気持ちになってもらえるようにと、今年度新設されたコーナー「あしたの笑顔に」で、明日への希望が描かれたこの楽曲が紹介されることになり、歌唱を夏川りみに依頼。番組での歌唱以降、レコード会社への問い合わせや、インターネット上での反応も大きく、それならばより多くの人へこの曲を届けたいという想いで、リリースが決定。 今作は、ギター、ベース、ピアノ、シンセサイザーを入れ、夏川りみの歌を主体に、 合唱(コーラス)&ストリングス(ダブルカルテット)も加え、優しく暖かい、それでいて歌の説得力を増すアレンジとなっています。 *同曲は関係者を通じて以前から夏川自身親交のあった秋川雅史さんも興味をもっていたことから、“それならば、それぞれの世界観で表現し、一人でも多くの人に伝えましょう”ということでそれぞれのレーベルから同日発売も決定しております。