2011年9月発売
■アルバム内容 2007年に民謡歌手として50周年を迎えた、沖縄民謡界を代表する唄者・大城美佐子と、北海道江差生まれの函館育ち、大城に師事して11年目となる堀内加奈子によるジョイントアルバムです。 大城は知名定繁(知名定男の父親)に師子入りし、1962年「片思い」でレコードデビューして以来、常に沖縄民謡界の第一線で活躍し続けています。 一方、堀内は東京で広告関係の会社で働いていた頃、CM撮影で登川誠仁の歌・三線に触れ、深く心動かされ、仕事を辞めて沖縄に移ります。そして知人から大城美佐子を紹介され、どの様な経歴の人かもよく解らないまま、大城の経営する民謡酒場「島想い」を訪ねます。堀内の「ここで働いて沖縄民謡を勉強したい」との希望に、大城は即決し、堀内は働き始めて3日目に、大城からステージで島太鼓を叩くように言われます(叩いた経験はなし)。翌年(2001)年には大城のツアーに同行し、ぶっつけ本番の修行を経験します。以来めきめきと実力を付けてきた堀内は、「ウチナンチュー(沖縄の人)以上にウチナンチューらしい」と評される程の歌・三線を身につけました。 本作は昨年、堀内が大城に師事して10年の節目を迎えるにあたり、堀内の方から「是非一緒にアルバムを制作したい」と大城に懇願し、形になったのが本作です。収録曲は堀内が大城と相談して決めました。沖縄民謡のスタンダード曲を中心に、大城のデビュー曲「片思い」に堀内が挑戦(大城からは収録に関してのOKがなかなか出ませんでした)しています。また知名定男の名作「情念」を大城がソロ・ボーカルで歌い上げています。 そしてアルバム最大の話題は、6曲目と13曲目の今作の為の書き下ろし新曲です。2人出会いを祝福する素晴らしい歌詞に注目です。 ■レコーディング・ミュージシャン 大城美佐子……歌・三線・島太鼓(M2)・三板(M8) 堀内加奈子……歌・三線・島太鼓(M8、10)・三板(M2)・鳴り物(M10) よなは徹……三線(M5)・島太鼓(M1,6)指笛(M2) ■収録曲 1. 安波節〜本アッチャメー小 (沖縄民謡) 2. 嘉手久/ハリクヤマク (沖縄民謡) 3. サーサー節 (沖縄民謡) 4. 片思い (作詞・作曲:知名定繁) 5. 情念 (作詞・作曲:知名定男) 6. うたや…… (作詞:ビセカツ・作曲:與那覇徹) 7. 下千鳥 (沖縄民謡) 8. 仲島小唄〜 仲島節 (沖縄民謡) 9. 遊びしょんがね (沖縄民謡) 10. ダイサナジャー (沖縄民謡) 11. ムチちちゃー小 (沖縄民謡) 12.恋ぬ花 (沖縄民謡) 13. 歌ぬ縁ぶし (作詞:上原直彦・作曲:松田弘一)