2012年3月発売
最高の音で楽しむために!
レントヘン:管楽のための室内楽作品集 CPOではおなじみレントヘンの作品集です。レントヘンは素晴らしいピアニストであり、またヴィオラも堪能だったため、ピアノと弦のための作品はよく知られているのですが、数は少ないとはいえ、このような管楽器のための作品も書いていて、またそのどれもが素晴らしいのです。 セレナードの第1番と九重奏曲は、おそらくモーツァルトの作品や、ベートーヴェンの八重奏に触発されたものでしょう。作風も古典的で端正な姿を見せています。しかし、セレナードの第2番はもっと流麗で自由なハーモニーを示します。こちらはフランス音楽の影響を受けているのでしょうか。三重奏曲も極めて魅力的な音楽です。 演奏しているのは、ベルリンを中心に高い評価を受けているリノス・アンサンブル。新鮮な喜びを喚起させる名演です。(CPO) 【収録情報】 レントヘン: ・セレナード第1番 Op.14 ・フルート、オーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットのための九重奏曲 ・セレナード第2番 ・フルートとオーボエ、ファゴットのための三重奏曲 Op.86 リノス・アンサンブル 録音時期:2008年 録音方式:デジタル Powered by HMV
フンパーディンク:室内楽作品集 弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲、他 ディオゲネス四重奏団 ドイツ後期ロマン派の作曲家、エンゲルベルト・フンパーディンク[1854-1921]は、『ヘンゼルとグレーテル』の大ヒットや、『王の子供たち』、『いばら姫』といった親しみやすいオペラが多かったこともあってか、オペラ作曲家として知られていますが、あまり数は無いものの、オペラ以外の作品も残しており、それらの中から室内楽の分野の作品を集めたのがこのアルバムです。 収録作品は、弦楽四重奏曲が3曲と、ピアノ五重奏曲、ピアノ五重奏によるメヌエット、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのノットゥルノというもので、どれも美しく聴きやすい作風が特徴的。 演奏のディオゲネス四重奏団は、2000年頃から活躍しているドイツのカルテットで、アンサンブルの名前には、スイスの出版社であるディオゲネスのトップであるルドルフ・ベットシャルトとの交流から、同社に由来する「ディオゲネス」が用いられています。ちなみにディオゲネスは古代ギリシャの哲学者の名前でもあります。(HMV) 【収録情報】 フンパーディンク: ・弦楽四重奏曲ハ長調 ・ピアノ五重奏曲ト長調 ・ピアノ五重奏によるメヌエット 変ホ長調 ・弦楽四重奏の楽章 ホ短調 ・弦楽四重奏の楽章 ハ短調 ・ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのノットゥルノ ト長調 ディオゲネス四重奏団 シュテファン・キルパル(ヴァイオリン) グンドゥラ・キルパル(ヴァイオリン) マグダレーナ・ブルーネ(ヴィオラ) シュテフェン・リスタウ(チェロ) アンドレアス・キルパル(ピアノ) リディア・ドブロスカヤ(ヴァイオリン) 録音時期:2007年 録音方式:デジタル Powered by HMV
R.シュトラウス、ワーグナー、マーラー:無伴奏合唱作品集 ダイクストラ&バイエルン放送合唱団 R.シュトラウスの『夕べ』と『讃歌』は、16声部の合唱のために書かれた精緻な音楽で、『戸口で』『夢の中の光』『五月の喜び』は、リュッケルトの詩に付曲した無伴奏男声合唱のための作品。マーラーの作品は、ゴットヴァルトによる編曲で、こちらも16声部の合唱のために書かれています。ワーグナーの3つの曲は『トリスタンとイゾルデ』に関係した作品を合唱化したものです。 【収録情報】 ・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-1「夕べ」 ・マーラー:さすらう若者の歌〜「2つの青い目が」(C.ゴットヴァルト編) ・マーラー:リュッケルト歌曲〜「私はこの世に忘れられ」(C.ゴットヴァルト編) ・R.シュトラウス:リュッケルトの詩による3つの無伴奏男声合唱曲(戸口で/夢の中の光/五月の喜び) ・ワーグナー/C.ゴットヴァルト編:イゾルデのための3つの歌曲(温室にて/夢/イゾルデの愛の死) ・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-2「讃歌」 バイエルン放送合唱団 ペーター・ダイクストラ(指揮) Powered by HMV