2012年6月13日発売
ブルックナー:交響曲第2番 ヴェンツァーゴ&ノーザン・シンフォニア 幅広いレパートリーを持つスイスの指揮者、マリオ・ヴェンツァーゴは、1948年チューリヒの生まれで、近現代音楽を得意とする一方、協奏曲など合わせもののうまさにも定評があり、ベルリン・フィルから室内オケまで世界各国のオーケストラを指揮してその実力を高く評価されてきました。 ヴェンツァーゴは少し前からブルックナーの作品を各国のオーケストラを指揮してよくとりあげており、やがてドイツのCPOレーベルでは交響曲全集の録音企画もスタート。 第1弾となった2枚組アルバムは、有名な第4番と第7番をバーゼル交響楽団との共演でレコーディングしたもので、各パートの見通しが良い高水準な演奏に仕上がっていましたし、第0番と第1番を収めた第2弾の2枚組アルバムでは、室内オケのタピオラ・シンフォニエッタを指揮して機動力ある音楽を聴かせていました。 第3弾となる今回のアルバムでは、旋律の美しさで知られる交響曲第2番をとりあげていますが、楽器編成が二管編成ということもあってか、オーケストラには前回同様、室内オケが起用されているのが注目されるところです。 オケの「ノーザン・シンフォニア」は、最近では、ツェートマイアーとの意欲的な演奏によって話題となっている団体で、シューマンやシューベルトでも面白い演奏を聴かせていただけに、ブルックナー初期作品との相性も良いものと思われます。(HMV) 【収録情報】 ブルックナー: ・ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102 [1877年版] ノーザン・シンフォニア マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮) 録音時期:2011年 録音方式:デジタル Powered by HMV
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ホロヴィッツ、ワルター 音質はともに、録音年代を考えても最良とは言えませんが、聴かれるノイズなどのマスター上の傷を補ってあまりある名演奏として知られている、素晴らしい演奏です。 ブラームスのピアノ協奏曲第1番、第1楽章において約4分(約100小節)程度のマスター上の欠陥があります(録音機材の故障)。つきましては第1楽章を2つのトラックに分けて共にフェイド・アウト、インでつなぐ制作上の処理が成されています。 尚、このアルバムに収録されているチャイコフスキーはARPCD0464からのリマスタリングでの再収録となります。(arbre) 【収録情報】 ・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調 op.15 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ) アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 ブルーノ・ワルター(指揮) 録音時期:1936年2月20日 録音場所:アムステルダム 録音方式:モノラル(ライヴ) ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ) ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 ブルーノ・ワルター(指揮) 録音時期:1948年4月11日 録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール 録音方式:モノラル(ライヴ) Powered by HMV