2015年8月22日発売
ベッリーニ:『カプレーティとモンテッキ』全曲 ビオンディ&エウローパ・ガランテ、ジュノー、V.ファルカシュ、他 ベルカント・オペラを作曲当時の様式で演奏! 主役2人はヴィヴィカ・ジュノーとヴァレンティナ・ファルカシュ! バロック・ヴァイオリンの名手として人気を博したビオンディは、その後、指揮もおこなうようになり、膨大なヴィヴァルディ作品の研究を通じてオペラにも進出、カヴァッリやペルゴレージを経て、現在はドニゼッティ、ベッリーニまでその範囲を広げ、綿密な楽譜の研究を経たうえで、演奏に取り組んでいます。 今回の演目は、1830年に初演された『カプレーティとモンテッキ』。ベッリーニが28歳の時に書いた作品で、有名なアリアや二重唱など含む傑作です。初期ロマン派時代の音楽ということで、上演が想定された劇場は当時の小規模なもの、運営規模ゆえオーケストラも小さめ、楽器や奏法、そして歌唱スタイルも当時のものであったことを考慮すると、大劇場・大編成でモダン楽器&奏法でおこなわれる現代の上演とはずいぶん違ったものだったのではないかと思われます。 そうした響きの面での違いに加え、ビオンディはここではテンポの選択にも留意したということなので、ヴィヴィカ・ジュノーに、ヴァレンティナ・ファルカシュという古楽スペシャリストを迎えたこの録音は大きな期待をもって迎えられるところです。(HMV) 【収録情報】 ● ベッリーニ:歌劇『カプレーティとモンテッキ』全曲 ヴィヴィカ・ジュノー(ロメーオ:メゾ・ソプラノ) ヴァレンティナ・ファルカシュ(ジュリエッタ:ソプラノ) ダビデ・ジュスティ(テバルド:テノール) ファブリツィオ・ベッジ(ロレンツォ:バリトン) ウーゴ・グアリアルド(カペッリオ:バス)、他 ベルカント・コーラス エウローパ・ガランテ ファビオ・ビオンディ(指揮) 録音時期:2014年9月 録音場所:イタリア、リエーティ、テアトロ・フラヴィオ・ヴェスパシアーノ 録音方式:ステレオ(デジタル) Powered by HMV