著者 : たらんぼマン
国境の街を魔物暴走から救ったり、冒険者一行を餌付けしたりしながら続けてきた隣国の首都への旅もいよいよ終盤! 広大な草原で超巨大なワニや動く樹木を目の当たりにし、この世界の奥深さに改めて感激する莉奈。しかし、ようやく休憩というところで焼酎の原料になるという木の実を見つけてしまい、お酒好きなフェリクス王の態度が急変ーー!? 一方、首都モルテグルが近づくにつれて、何やらきな臭い雰囲気に。どうやら首都が危機的状況であるらしく……?
セリディア王国の第七王子・ルヴィンは幼いながらに7つのギフトを使いこなし、希代の才児と注目されていた。しかし、あるとき父・国王の代わりに呪いを受け、【料理(レシピ)】以外のすべてのギフトを失ってしまう。周囲の評価は一変し、用済みだと罵られる毎日。それでも「料理で王国の役に立ちたい!」と健気なルヴィンに声をかけたのは、未開の国と蔑まれる獣人国の強く美しい女王・アリアだった。 「女王陛下の料理番」として獣人国にやってきたルヴィンは、王宮でひそかに極め続けていた【料理】で獣人たちの心をつかみ、徐々に打ち解け始める。新しい仲間のために国を発展させようと意気込むルヴィン。実は、【料理】はレシピだけでなく、食材の育て方や魔獣の弱点、救国の道筋までわかるかなりのチートスキルで…!? もふもふたちにかわいがられながら国のために奔走するルヴィンのもとに、セリディア王国から突然の刺客が訪れて…。 役立たず王子が料理で無双!? もふもふ王国再建ファンタジー!
ついに国境を越えウクスナ公国に入った莉奈達は、最初の町で早速、変異ゴーレムの群れの襲来に遭遇してしまう。 だが、その危機をフェリクス王が圧倒的な実力で斬り伏せた。そう、この旅には最強の“魔王”がついているのだ! 首都モルテグルはまだ遠く野宿になってしまうが、やはり魔物の危険はなさそう。それなら折角だし快適に過ごしたい!莉奈は魔法鞄から足湯やトイレ、コンロを取り出しーー? 野営の概念が崩れ去る、美味しく楽しい拠点作り開始!
新興の隣国・ウクスナ公国の偵察へ赴くフェリクス王に、チョコの原料・カカ王探しのため莉奈も同行することに。 チョコのことは憂鬱……だけど、外の世界を見られる貴重なチャンス! 留守番のシュゼル皇子にスイーツも作り置き、みんなで食べ歩く用の軽食・お菓子の準備も万全!「大人しくしろよ?」「他国では迷惑を掛けないように!!」 そんな周囲の念押しを振り切り、いざ出発! だが道中のファンタジー世界の森ですでに莉奈の好奇心は爆発しーー?
私が悪役令嬢で、王太子と婚約したら破滅!? リスナーの皆さん、私はどうすればいいの!? 乙女ゲームの悪役令嬢として破滅するはずのカサンドラは、光る板と流れる未来の予言に気付く。何故か自分の生活が現代の世界で24時間配信されているようでーー!? 運命をネタバレされた侯爵令嬢は、破滅の元凶になる王太子と距離を置いて、スパチャで現代の本を買って猛勉強。 破滅イベントを未然に潰しておけば大丈夫! と思ったら、有能になっていく彼女を王太子が放っておくわけもなく、さらには聖女まで近付いてきてしまいーー!?
王宮内に聖樹が爆誕し大騒ぎになる中、当の元凶の莉奈は平常運転で、黒竜が狩ってきたリヴァイアサンを調理開始!美味しいカルパッチョに仕上げ、最初は神をも恐れぬ所業だと震えていた料理人たちをもやっぱり虜にしてしまう。 さらに莉奈は、黒スライムを乾燥させるとタピオカ風になることも偶然発見し、異世界にもタピオカブームの足音が!? 魔物食が浸透しすぎて、魔物を狩りすぎたら食べられないと心配までされる始末の、グルメ改革コメディ第10弾!
炭酸水が調達できたことで、カクテルの種類も倍増……となれば、新しいお酒のつまみが必要だよね! 莉奈は餃子や新作からあげなどの新メニューを早速振る舞うことに。 すると浮かれた料理人たちが「ハイボール祭り」だと騒ぎ始め、王宮の食堂が徹夜で飲み明かす居酒屋に早変わり!? その裏では、莉奈が焚き付けた美容液を景品とした竜たちの競争も激化しており、それがさらなる波乱を呼んでーー? 相変わらず莉奈がやらかしまくる王宮コメディ第9弾!
ナンとお米を手に入れた莉奈は、黒狼宮で香辛料もゲット! ここまでお膳立てされたからには作りましょう、カレーを! しかし、ある程度の人数分は作ろうと大掛かりなカレー作りを始めたら、舞い散るスパイスの粉で厨房中はくしゃみ地獄に早変わり。 一方、その美味しそうな香りは王宮中へと広がり、超広域で飯テロ注意報発令中!? 執務中の王族たちまで夕食モードに巻き込んで、カレーを皆で大満喫! 美味しい幸せ迸るグルメコメディ第8弾!
莉奈はナン作りの勢いそのまま、ピザ作りにも乗り出し、マルゲリータを始め個性豊かなピザを四種類も生み出した。 そんな中さらに朗報が! ついにホーニン酒の原料が到着したのだ。豚や鳥の餌だと思ってた……って勿体なさすぎ! 早速お米を炊き上げると厨房に独特の優しい香りが広がりーーこれでついにパン生活ともおさらばだ!! 異世界に主食革命を巻き起こしながら、美容液開発にまで手を出す、やりたい放題が盛り沢山なグルメコメディ第7弾!
警備兵アンナが持ち込んだ魔物の肉を鑑定した莉奈は驚く。「サーロイン」に「カルビ」……これってまさか牛肉!? 牛といえば乳牛のこの国。豚肉でさえ、王族とて月に一回口に出来れば良い方なのだ! 莉奈は歓喜に沸いた。焼肉、ステーキ、ハンバーグ、レシピの可能性も一気に広がる! しかし当然、魔物食への抵抗も払拭された王宮で史上最高難度(?)の争奪戦も勃発! 牛肉にありつけた者と、ありつけなかった者。明暗分かれるグルメ改革コメディ第6弾!
倉庫にバーベキューセットがあると聞き、莉奈はすぐに王宮の中庭で焼き鳥を開始。香ばしい煙につられたフェリクス王や執事長イベールも一緒に、ちょっとした宴会を開く。 すると、上機嫌なフェリクス王から驚愕のお誘いが! 「暇だろ? 城下町に行くか?」「行くーーっ!!」 まさかの、フェリクス王と城下町お忍びデート!? 今度は王宮の外でもからあげのお手本を見せてあげることに……。 城下町でも大暴れな、莉奈の異世界コメディ第5弾!
魔物ロックバードの美味しさに衝撃冷めやらぬ王宮に、莉奈の手でまた新たな料理が生まれた。チキンカツという、粉状にしたパンをつけて揚げた鶏肉のジューシーさに感動する人々だったが、莉奈はそこでさらなる調味料を作り出す。 その名もーーマヨネーズ。 カツと相性抜群なその味に虜になる人続出! エビフライ・フィッシュフライなど揚げ物のバリエーションも登場しーー? 莉奈ののんびりライフ第4弾は、異世界メタボ化進行中!?
メシマズ異世界の食生活に革命を起こし続ける莉奈。その料理の腕は王をはじめ国中が認めるところだったが、ある時厨房に衝撃が走る! 彼女の鑑定スキルによって、瘴気から生み出された魔物ロックバードも食用だと判明したのだ。 味見用の塩焼きでさえ美味しいとはしゃぐ莉奈をよそに、厨房には葛藤が生じる。魔物を食べてはいけないのは常識、しかし香ばしい匂いに思わず喉が鳴ってしまいーー? 食料問題もサクッと解決、莉奈の異世界ライフ第3弾!
転生して平和な島国アストレアの第三王子として、自由気ままに生きてきたエドワード。だが、女神によって召喚された聖女様の出現で、その生活は一変する。 精神状態が天候に現れるという厄介な聖女様の世話役に選ばれたのは、見目麗しい兄たちではなく、地味なエドワードだった。 女神様から与えられた使命を放棄して泣き続け、雨ばかり降らせる聖女様の世話なんて面倒なうえ、責任重大。 どうして泣くのかと理由を聞けば「彼氏が死んだ」。 ーーそんな理由でお前は泣かないだろう。 分かっているんだからな。 その死んだ彼氏、前世の俺だから! 転生王子と聖女が二度目の人生をやり直す、異世界転生ラブコメ、開幕!
メシマズ異世界へ聖女召喚された莉奈。王宮の厨房を借りて好きな料理を作っていたら、それが美味しいと話題に! 評判はもはや王宮にとどまらず、別の領地から料理人たちが勉強に来るほどに注目を集めていく。 そんな中、ついに念願の天然酵母が完成! 莉奈は自分のためにふわふわパンを焼き上げる。しかし、そのパンの試食をめぐって、王宮内で仁義なき争奪戦が始まってしまいーー? 莉奈のやりたい放題な異世界ライフ、待望の第2弾!
「俺が喚んだのは【聖女】であって【ブタ】ではない!!」 聖女召喚された莉奈が聴いたのはまさかの罵倒だった。おまけに王宮で出されるご飯も全然美味しくない! 異世界への怒りが爆発した莉奈は、王宮の厨房を貸してもらい、せめて自分のご飯くらいは自分で作ると決意する。 しかし莉奈の料理が美味しいとすぐさま王宮中で大評判! 美形な王族たちまで虜にしてしまう。莉奈の料理を皆が待ち望む王宮で、自由気ままな異世界ライフが幕を開ける!