著者 : アレクサンドル・デュマ
自責の念に苛まれる復讐者、エドモン・ダンテス。許嫁を攫った男の極悪非道の蛮行を暴き、ついに自らの正体を明かした彼は、残る二人の復讐へと取りかかる。だが、綿密な計画が果たされようとするとき、彼の足元に懐疑と悔恨の深淵が口を開ける……。 自由も未来も愛も希望も奪われたのち、ふたたび生を取り戻す日は来るか。かつて船乗りだった男の復讐の旅の果て。 【目次】 93 ヴァランティーヌ 94 告白 95 父と娘 96 婚姻契約書 97 ベルギー街道 98 「鐘と壜」のホテル 99 法律 100 幽霊 101 ロクスタ 102 ヴァランティーヌ 103 マクシミリアン 104 ダングラールの署名 105 ペール・ラシェーズの墓地 106 分配 107 ライオンの堀 108 判事 109 重罪裁判 110 起訴状 111 贖罪 112 出発 113 過去 114 ペッピーノ 115 ルイジ・ヴァンパの献立 116 赦し 117 十月五日 訳注 訳者解説 93 ヴァランティーヌ 94 告白 95 父と娘 96 婚姻契約書 97 ベルギー街道 98 「鐘と壜」のホテル 99 法律 100 幽霊 101 ロクスタ 102 ヴァランティーヌ 103 マクシミリアン 104 ダングラールの署名 105 ペール・ラシェーズの墓地 106 分配 107 ライオンの堀 108 判事 109 重罪裁判 110 起訴状 111 贖罪 112 出発 113 過去 114 ペッピーノ 115 ルイジ・ヴァンパの献立 116 赦し 117 十月五日 訳注 訳者解説
青白い肌に残忍な目をした復讐者、エドモン・ダンテス。社交界で地歩を築き、仇討ちの準備を整えた伯爵の周囲に、ついに、ひとり、またひとりと死者が出はじめる。遠い国の王女の胸張り裂ける記憶、あこぎな盗人の手元できらめく短刀、鎖かたびらを身に纏う神父…… ゆらめく憎悪の炎に罪なき青年が犠牲になろうとする刹那、かつて愛した女が、ひとりの船乗りの名を叫ぶーー 【目次】 70 舞踏会 71 パンと塩 72 サン・メラン侯爵夫人 73 約束 74 ヴィルフォール家の墓所 75 調書 76 カヴァルカンティ息子の進歩 77 エデ 78 ジャニナ発の通信 79 レモネード 80 告発 81 パン屋の隠居部屋 82 押し込み 83 神の手 84 ボーシャン 85 旅 86 審判 87 挑発 88 侮辱 89 夜 90 対決 91 母と子 92 自殺 訳注 70 舞踏会 71 パンと塩 72 サン・メラン侯爵夫人 73 約束 74 ヴィルフォール家の墓所 75 調書 76 カヴァルカンティ息子の進歩 77 エデ 78 ジャニナ発の通信 79 レモネード 80 告発 81 パン屋の隠居部屋 82 押し込み 83 神の手 84 ボーシャン 85 旅 86 審判 87 挑発 88 侮辱 89 夜 90 対決 91 母と子 92 自殺 訳注
異邦の大富豪を演じる船乗り、エドモン・ダンテス。「シンドバッド」として恩人一家を救ったのち、奴隷をしたがえ、舞台はパリへ。無尽蔵の富と滔々たる弁を武器に人心を惑わし、モンテ・クリスト伯として、かつて己を陥れた人物たちと再会する。謎のギリシャ美女、毒薬の秘法、血腥い館…… 巧妙に仕掛けられる復讐の罠に、社交界の名士たちの運命が狂いはじめる。 【目次】 46 無制限融資 47 連銭葦毛の馬 48 観念論 49 エデ 50 モレル一家 51 ビラムスとティスベ 52 毒物学 53 悪魔のロベール 54 高値と安値 55 カヴァルカンティ少佐 56 アンドレア・カヴァルカンティ 57 ウマゴヤシの囲い地 58 ノワルティエ・ド・ヴィルフォール氏 59 遺言 60 通信機 61 桃を食べるオオヤマネから果樹園主を守る方法 62 幽霊 63 晩餐 64 乞食 65 夫婦喧嘩 66 縁談 67 王室検事の執務室 68 夏の舞踏会 69 情報 訳注 46 無制限融資 47 連銭葦毛の馬 48 観念論 49 エデ 50 モレル一家 51 ビラムスとティスベ 52 毒物学 53 悪魔のロベール 54 高値と安値 55 カヴァルカンティ少佐 56 アンドレア・カヴァルカンティ 57 ウマゴヤシの囲い地 58 ノワルティエ・ド・ヴィルフォール氏 59 遺言 60 通信機 61 桃を食べるオオヤマネから果樹園主を守る方法 62 幽霊 63 晩餐 64 乞食 65 夫婦喧嘩 66 縁談 67 王室検事の執務室 68 夏の舞踏会 69 情報 訳注
無実の罪で投獄された船乗り、エドモン・ダンテス。牢獄で出会った神父の導きにより脱獄し、巨万の富を手に入れた彼は、モンテ・クリスト伯と名乗り、自分を陥れた者たちの捜索と復讐に取りかかる。 孤島の淫靡な洞窟、謝肉祭に沸くローマの街と、舞台は移り変わり、巧妙に張られた復讐の網にさまざまな人物が交錯する。 【目次】 27 物語 28 監獄の記録 29 モレル商会 30 九月五日 31 イタリア──船乗りシンドバッド 32 目覚め 33 ローマの盗賊 34 出現 35 撲殺刑 36 ローマの謝肉祭 37 サン・セバスティアーノの地下墓地 38 訪問の約束 39 会食者たち 40 午餐 41 紹介 42 ベルトゥチオ氏 43 オトゥイユの家 44 復讐 45 血の雨 訳注 27 物語 28 監獄の記録 29 モレル商会 30 九月五日 31 イタリア──船乗りシンドバッド 32 目覚め 33 ローマの盗賊 34 出現 35 撲殺刑 36 ローマの謝肉祭 37 サン・セバスティアーノの地下墓地 38 訪問の約束 39 会食者たち 40 午餐 41 紹介 42 ベルトゥチオ氏 43 オトゥイユの家 44 復讐 45 血の雨 訳注
漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかにーー 暗く孤独な牢獄の一室から長い長い復讐の物語が始まる。 【目次】 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注 1 マルセイユーー帰還 2 父と子 3 カタルーニャ村の人びと 4 陰謀 5 婚約披露 6 検事代理 7 尋問 8 イフ城 9 婚約式の晩 10 チュイルリー宮殿の書斎 11 コルシカの鬼 12 父と子 13 百日天下 14 怒る囚人と狂う囚人 15 三十四号と二十七号 16 イタリアの学者 17 神父の牢 18 財宝 19 三度目の発作 20 イフ城の墓場 21 ティブラン島 22 密輸業者 23 モンテ・クリスト島 24 眩惑 25 見知らぬ男 26 ポン・デュ・ガールの宿屋 訳注
イタリアに限らず、世界中でガリバルディの名前のついた通りや公園などがいたるところにある。それほどガリバルディは世界中で慕われた人物である。アレクサンドル・デュマのガリバルディに関する本は本書『ガリバルディ回想録』と『ガリバルディ千人隊』の二作品ある。『ガリバルディ回想録』はまさしくガリバルディ の正伝となっていて、ガリバルディが一八〇七年七月二十二日にニースで生まれてから一八四九年六月三十日までの記録である。我々はこの『ガリバルディ回想録』を日本語で出版することで満足するが、その理由は、第二巻『ガリバルディ千人隊』は一八六〇年の第二次イタリア独立戦争当初の一年間弱だけだからである。この貴重なガリバルディ伝を日本語にすることでガリバルディ理解が深まることを期待しています。
サッター大尉の蒸気水車で、おそらく世界の様相を一変させるであろう数個の金の粒が飛び散ってから三年が経過しました。カリフォルニアは今日、あらゆる国から二十万人の移民を受け入れ、世界で最も美しく最も大きな湾の近くの太平洋沿岸に、ロンドンやパリに対抗する役割を果たす運命にある都市を建設した。 そうこうしている間に、スエズ鉄道のおかげ、ニカラグアの運河のおかげで、私たちは十年以内に、三カ月で世界一周ができることになる。友よ、それがカリフォルニアに関するこの本は絶対に印刷する価値があると私が信じている主たる理由です。 (アレクサンドル・ デュマ)
『三銃士』、『モンテ・クリスト伯』、『アンリ三世とその宮廷』など、フランスを代表する大作家アレクサンドル・デュマのイタリア三部作最終巻ナポリ編『コリコロ』の全訳上巻である。『コリコロ』は、『スペロナーレ』(シチリア)と『キャプテン・アレーナ』(エオリア諸島とカラブリア)を時系列的に継承しながら、当時ロンドンとパリに次ぐヨーロッパで三番目の大都市であったナポリで『旅の印象』を締めくくった。全体が四十八章という三部作の中でも最大のボリュームで、この翻訳も上下二巻で、これは下巻完結編である。
『三銃士』、『モンテ・クリスト伯』、『アンリ三世とその宮廷』など、フランスを代表する大作家アレクサンドル・デュマのイタリア旅行三部作最終巻ナポリ『コリコロ』の上巻である。『コリコロ』は、『スペロナーレ』(シチリア)と『キャプテン・アレーナ』(エオリア諸島とカラブリア)を時系列的に継承しながら、当時ロンドンとパリに次ぐヨーロッパで三番目の大都市であったナポリで『旅の印象』を締めくくった。全体が四十八章という三部作の中でも最大のボリュームである。タイトルは、スペロナーレが船という乗り物だったように、コリコロはデュマと友人画家Jadinが使用した馬車を指す。引退後の幽霊馬に引かれて十五人の寄生乗客を運ぶ壊れやすい小さな車である。
「女房を殺して、捕まえてもらいに来た」と市長宅に押しかけた男。その場に居合わせた作家デュマや市長たちは、男の自宅の血塗られた地下室を見に行くことに。男の自供の妥当性をめぐる議論は、いつしか各人が見聞きした奇怪な出来事を披露しあう夜へと発展する。本邦初訳!
教皇の座を手にし、アレクサンドル六世となるロドリーゴ、その息子にして大司教/枢機卿、武芸百般に秀でたチェーザレ、フェラーラ公妃となった奔放な娘ルクレツィア。一族の野望のためにイタリア全土を戦火の巷にたたき込んだ、ボルジア家の権謀と栄華と凋落の歳月を、文豪大デュマが描き出す!
モンテ・クリスト伯の仇敵たちが彼の正体を知るときは、すなわち身の破滅のときである。仕組まれた復讐の第一は、メルセデスの家出とモルセール伯の自殺で終わる。ヴィルフォールは肉親の相次ぐ毒殺に遭い、ダングラールは破産寸前まで追いつめられる。
不屈の意志と教養に加えて底知れぬ財宝をもつモンテ・クリスト伯は、人々の賞賛と感嘆をよそに冷やかにすべてを予見し、巧みな変装を用いて計画を着実に進めてゆく。仇敵ダングラール、モルセール、ヴィルフォール三家の運命は彼の掌中に握られている。
モンテ・クリスト伯の三人の仇敵、ヴィルフォール、ダングラール、フェルナンは、いまやパリの社交界に出入りする貴族である。しかし地位と富におごる彼らの身辺には、いつしか伯爵の復讐の手がしのび寄る。波瀾に富む壮大な復讐の物語。
謎の人物モンテ・クリスト伯となったかつての青年ダンテスが、いまはモルセール夫人となっている昔の恋人メルセデスの子息アルベールとローマで親交をむすび、パリでついにメルセデスと対面する。新しい読者を絶えず獲得してきた不朽の名著、第三冊。
文豪デュマ、幻の傑作登場! フランスの文豪デュマが歴史上の犯罪、怪事件を描いて人気を博した「歴史実話」シリーズ。 本作で扱うのは、悪名高いルネサンス期のボルジア家一族。買収で教皇の位に就き権勢を誇った父(教皇アレッサンドロ6世)の謀略から、マキアヴェッリが絶賛した政治と軍略の天才チェーザレが非業の最後を遂げるまでを描く。 フランス語から直接翻訳。原著の挿絵16枚を復刻収録。
文豪デュマ、幻の傑作登場! フランスの文豪デュマが歴史上の犯罪、怪事件を描いて人気を博した「歴史実話」シリーズ。 本作で扱うのは、悪名高いルネサンス期のボルジア家一族。買収で教皇の位に就き権勢を誇った父(教皇アレッサンドロ6世)の謀略から、マキアヴェッリが絶賛した政治と軍略の天才チェーザレが非業の最後を遂げるまでを描く。 フランス語から直接翻訳。原著の挿絵16枚を復刻収録。
シャトー・ディフから脱獄し、ファリア司祭から知らされたモンテ・クリスト島の宝を手に入れたダンテスは、遠大な計画の実行にかかった。モンテ・クリスト伯の名が社交界に高まり、次々とふしぎな事件やエピソードが生まれてゆく。達意の文章と複雑な構想を駆使したこの物語は、いよいよ佳境に入る。
二百年の長い間、世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳。無実の罪によって投獄された若者ダンテスは、十四年間の忍耐と努力ののち脱出に成功、モンテ・クリスト島の宝を手に入れて報恩と復讐の計画を着々と進めてゆく。