小説むすび | 著者 : エイミー・ラッタン

著者 : エイミー・ラッタン

愛を宿したよるべなき聖母愛を宿したよるべなき聖母

この子を独りで産み育てる私に、 協力してくれる人は、誰もいない。 幼い頃に母が家を出て、冷淡な父に育てられたイングリッド。 病院に勤め、仕事一筋で恋愛にはすこぶる疎い彼女は、 明日には海外の赴任地へ出発するという男性クリントと出逢った。 澄んだ瞳が魅力的なたくましい彼に強く惹かれ、 ふたりには今夜しかないと知りながら純潔を捧げた。 それから7カ月が経った今、イングリッドのおなかには赤ちゃんがいた。 クリントの連絡先も知らず、独りで産み育てるつもりでいたある日、 彼女は職場で新任の指導医を見て息をのんだーークリント! まさかこんな形で再会するとは想像さえしていなかった! 動転するイングリッドの丸いおなかを見つめ、彼が言った。「話がある」 ドラマティックなメディカル・ロマンスの世界で飛ぶ鳥を落とす勢いのエイミー・ラッタンが放つ、予期せぬ妊娠&再会物語! 自身の息子が生まれたときに命に関わる病と闘った経験を持つ作家ならではの視点で描かれた本作は、読み応え充分な珠玉のロマンスです。

捨てられた娘の愛の望み捨てられた娘の愛の望み

この身に宿ってくれた子を、 私と同じ目に遭わせたくない……。 シャロンは9歳で母と死に別れ、半年後に父も蒸発した。 人形を抱きしめ、何日も待ち続けたが父は戻らず、幼い心は傷ついた。 やがて看護師になったシャロンは、 バルセロナで医師のアグスティンと出逢って恋におちた。 しかし、ブロンズ色の肌で男らしく魅力的な彼は明言した。 「君とつき合う気はないし、先のことは何も約束できない」 大丈夫。実の父に捨てられた私は、永遠の愛なんて信じてないから。 名前以外は何も知らないまま、気丈に別れたシャロンだったがーー 5カ月後、転職先の病院に初めて出勤する朝、妊娠に気づく。 しかも職場の上司はなんと、おなかの子の父、アグスティンだった! シャロンはアグスティンの子を身ごもっていることを彼に告げます。医師と看護師として一緒に働くうちに互いへの尊敬と愛が深まっていきますが……。日本デビュー作『声なき王の秘密の世継ぎ』が大ヒットを飛ばしたエイミー・ラッタンが描く、予期せぬ妊娠物語!

声なき王の秘密の世継ぎ声なき王の秘密の世継ぎ

あなたに会いたくても、もう会えない……。 衝撃のロイヤル・シークレットベビー物語! さる王国で市民や兵士の治療にあたっていたレーガンは、帰国を前に、 以前から想いを寄せていた現地の医師ケイナンと一夜を共にした。 「僕の美しいレーガン。君を決して忘れない」 別れ際にかけられた彼の言葉を胸に、レーガンは帰国の途についた。 しかし、その後ほどなくして、彼女はケイナンの死を知った……。 1年後。レーガンはあの夜に授かったケイナンの子を産み育てていた。 ある日、勤務先に医学生の実習指導をする医師が新しく来ることが決まり、 手話で話すというその医師の補佐を、レーガンがすることになる。 初めての顔合わせで、彼女は驚きのあまり卒倒しかけたーーケイナン! 彼は生きていた! 私を美しいと言ってくれたあの声は失われていても。 運命的な再会を果たしたレーガンはさらなる驚きの事実を知ることに。なんと、ケイナンは王国の新国王であることが明らかになるのです! すなわちそれは、生後3カ月の息子がじつは世継ぎだった  ということを意味し……。期待の新星の鮮烈な日本デビュー作!

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