著者 : ゲーテ,J.W.von
ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 下ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 下
全面性の時代から一面性の時代へーこうした時代の変化を踏まえ、ゲーテは人間のあるべき姿を描こうとした。霊的な力をあらゆる人々に及ぼす精神的太陽とも言える聖女マカーリエに象徴されるように、本書の作品世界は汲み尽くしがたく、どこまでも晴れやかで美しい。
ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 中ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 中
ヴィルヘルムは、息子フェーリクスとともに「教育州」を訪れる。ここでは、畏敬の念を基調とする、ゲーテの教育理念が語られる。交錯した恋愛関係を扱った挿話「五十歳の男」、アフォリズム群「遍歴者たちの精神による考察」など、豊かな作品世界が繰り広げられる。
ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 上ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代 上
『修業時代』の続篇である本書は、「諦念」を主題とした、ゲーテ(一七四九ー一八三二)最晩年の豊かな英知に満ちた作品である。主筋に数篇の挿話と二つのアフォリズム群をはめこんだ独特のスタイルを持ち、底知れぬスケールを感じさせる「大作」である。新訳。
ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 中ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 中
「憧れを知る者のみが、わが悲しみを知る」ミニヨン竪琴弾きの哀切を帯びた歌の調べ。『ハムレット』上演を機に、ヴィルヘルムは演劇の世界について様々に思いを巡らせる。本巻には作全体に豊かな厚みを与え、一収束点をも成す「美わしき魂の告白」を収録。
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