小説むすび | 著者 : スーザン・メイアー

著者 : スーザン・メイアー

摩天楼の大富豪と永遠の絆摩天楼の大富豪と永遠の絆

なかったことになんかできない。 私の想いも、授かった小さな命も。 ローマにできたばかりの新しいホテルで働くエレノラ。 オープニングパーティの夜、直属のボスでホテル王のマルコへの 長年の片想いがようやく報われ、情熱の一夜を過ごした。 愛しい人の肌のぬくもり……この瞬間を、私はずっと思い描いていた。 だが翌朝目を覚ましたとき、マルコの姿はすでになかった。 早朝の便でNYへ帰ったのだと知った数日後、彼から電話で、 きみと過ごしたあの一夜は間違いだったと謝罪された。 2カ月後、エレノラは彼の薄情な言葉を思い出し、ぎゅっと目を閉じた。 身ごもってしまったのだーーマルコの子を。 部下と過ごした一夜をなかったことにしたがっているボスの子を。 老舗ホテルグループを持つ大富豪マルコと、彼に20年以上も密かに憧れ続けてきたエレノラの、甘酸っぱくてもどかしいロマンスをお贈りします。クリスマスの装いをしてまぶしいほど煌めくNYを舞台に、予期せぬ妊娠に揺れる二人の心模様が巧みに描かれています。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP