著者 : ルーシー・モンロー
ギリシア富豪は思い出した── 最高の聖夜には妻が必要なのだと。 夫から一度も“愛している”と言われたことのないイーデン。 ついに離婚を切りだした直後だった。トラックがイーデンと 夫アリスティドの車に突っ込み、視界が一瞬で真っ暗になった。 目覚めると、アリスティドは重症で、全ての記憶を失くしていた。 イーデンは幸いにも軽症だったが、お腹の子を流産しかけており、 医師に数日間の絶対安静を言い渡されて、夫に寄り添うことが できなかった。すると愛人を気取る秘書がアリスティドに近づき、 作り話を吹き込んで、イーデンを冷酷な悪妻と思い込ませたのだ。 退院後もすれ違う夫に彼女は絶望する。私たちはもう終わりなの? 泣き崩れるイーデンの前に、不在のはずのアリスティドが現れ……。 スター作家ルーシー・モンローが、記憶喪失が鍵となるドラマティックな夫婦再生ロマンスを描きます。ヒーローは記憶と共に、妻への熱い想いも取り戻しますが……。大スター作家リン・グレアムも思わず涙する、最高のクリスマスのエンディングをご堪能ください。
片隅で働く娘が、世界的大富豪の妻にーー 心華やぐクリスマスのシンデレラ物語! 弟の学費を工面できずに苦悩していたオードリーはある日、 仕事の休憩中に上級秘書たちの会話を偶然耳にしてしまう。 若くして巨万の富を築き上げたCEOのヴィンチェンツォが、 義理の子供のため、母親役を務める女性を雇おうとしている、ですって? エキゾチックな黒髪、地中海のように美しいブルーの瞳、 そして映画スターのように見事なスタイルの彼が? ずっと秘かに憧れる男性のもとで、幼い子供の世話をする。 それで弟が進学できるのなら、ほかに欲しいものなんて何もないわ。 ところが面接の場で、ヴィンチェンツォが驚きの言葉を口にする! 「母親になるということは、僕の妻になるということだーー昼も、夜も」 聖なる季節にぴったりのシンデレラ・ストーリーの名作をお届けします。本作はクリスマス・シーズンに最も華やぐ街ニューヨークが舞台です!
身代わりの花嫁に求められたのは、 献身的な介護と後継ぎづくりだけ。 嘘でしょう? エンリコが交通事故で意識不明だなんて……。 矢も楯もたまらず、ジャンナはすぐに病院へ駆けつけた。 15歳で出会ったときから、ずっと彼に恋い焦がれてきた。 子ども扱いされ、相手にされないまま時が過ぎ、 今や富豪となったエンリコは美女と婚約したと聞く。 それでもジャンナは病床に付き添い、必死に祈り続けた。 5日後。奇跡が起き、エンリコの意識が戻った。 だが医者は冷たく宣告する──下半身に麻痺が残るというのだ。 婚約者は早々に見切って去り、呆然とするエンリコを前に、 ジャンナは誓った。たとえ愛されなくても彼を支え続けようと。 大スター作家リン・グレアムに次いで、ドラマティックなロマンスを数多く生みだしてきたスター作家ルーシー・モンロー。今作では、半身不随の初恋の人と愛なき結婚をしたヒロインの、切ない恋模様を描きます。ヒロインの献身は実を結ぶのでしょうか……?
ナニーの身分違いの片想い── 叶わない夢だと思っていたのに……。 里親に育てられた貧しいマギーは、住み込みの家政婦をしながら 大学生活を送っていた。雇主は魅力的な大学院生のトム。 マギーは密かに彼に恋していたが、そんな想いもつゆ知らず、 トムは別の女性と結婚し、マギーは傷心のまま彼の家を出た。 6年後。妻に先立たれたという小国のプリンスからの依頼で、 マギーは彼のまだ幼い息子と娘のナニーとして働くことになった。 ある夜、子供たちにベッドを占領されたマギーは仕方なく、 まだ会ったこともない留守中のプリンスのベッドで寝ていた。 真夜中、誰かが布団に潜り込んできた気配で飛び起きた彼女は、 驚きで言葉を失う。トム! なぜ、あなたがここにいるの? スター作家ルーシー・モンローが描く、魅惑のロイヤル・ロマンスをお贈りします。憧れの人に誘惑され、夢のような一夜を共にしたヒロイン。彼女がバージンだと知った彼から求婚されますが……。大スター作家リン・グレアムを彷彿とさせるドラマチックな逸作!
さようなら、長すぎた片想い── 夢の一夜が明けるまで、涙はお預け。 偶然手に入れた写真を見て、アンジェルは衝撃で言葉を失った── 婚約者であるゾーラ国皇太子ザーヒルと美女の密会写真だった。 彼と婚約したのは13歳のとき。以来、密かに彼に恋い焦がれ、 もう10年の月日が流れた。私にはキスさえしてくれないのに、 美女に親密に寄り添いほほ笑む彼は、心から幸せそうだ。 ザーヒルが私を選んだのは次期国王としての責務を果たすため。 でも愛のない結婚なんて虚しいだけ。アンジェルは意を決して 彼に婚約解消を申し出て、ひとつだけ条件をつけた。 「お願い。ひと晩だけでいい、あなたの花嫁になりたいの」 まさかその一夜で、運命の子を授かるとは思いもせずに。 リン・グレアム作品がお好きな方にぜひお薦めしたい、スター作家ルーシー・モンローが描くエキゾティックなロイヤル・ロマンスの登場です。我が子のため、愛なき結婚を受け入れざるをえなかったヒロインを待ち受ける怒涛の展開! どうぞお楽しみに。
妊娠判明後の皇太子からのプロポーズ。 そこに愛はあるのだろうか? ヴォリャルスはヨーロッパ一富裕と言われる王国。 その国のゴージャスな皇太子マックスがジリアンの恋人だ。 幸運にも見そめられ、たちまち恋に落ちて7カ月。 今夜こそ彼にプロポーズされると、ジリアンは信じていた。 ところが、熱いキスとベッドを堪能したあと告げられたのは、 夢見ていた求婚の言葉ではなく、すげない別れの言葉だった! 「世継ぎを産めない可能性のある女性とは結婚できない」 悲嘆に暮れるジリアンを残して、マックスは去っていった。 実はこのとき、奇跡的に小さな命を授かっていたとも知らずに。 誰もがうらやむ完璧な恋人と幸せの絶頂にいたヒロインは、ある日突然、奈落の底に突き落とされてしまいます。愛を知らない皇太子とのロマンスは王国の継承問題がらみの意外な展開をみせて……。人気作家L・モンローの劇的なシークレットベビーの名作です。
どんな女性も選び放題のシチリア富豪。 そんな彼が、なぜ私を花嫁に選んだの? 「あの娘、救いようもなく引っ込み思案で平凡ね」 嘲りながらささやかれる自分の噂話に、ホープは身をこわばらせた。 いまどき珍しいほど内気な彼女には恋人の一人もいない。 しかし、ひそかに憧れている男性ならいる。 祖父の仕事仲間で実業家のシチリア富豪、ルチアーノだ。 今夜は祖父が開いた大晦日のパーティ。もちろん彼も招かれている。 夜も更け、やがて新年へのカウントダウンが始まった。 恒例のキスでルチアーノが選んだ相手は、なんとホープだった! 二人のキスは、新年を祝うにしてはあまりにも熱く甘かった。 ある裏取り引きをもくろむ祖父がほくそえんで見ているとも知らず。 「もう一度ルーシー・モンローの名作が読みたい!」という読者の声にお応えして、内気なヒロインが傲慢なシチリア富豪に翻弄される物語をお贈りします。憧れの男性からの思いがけない求婚に胸を躍らせる純な彼女でしたが、それは残酷にも仕組まれた結婚で……。
なぜ私を騙したの? 最愛の夫の答えは虚しいだけだった。 タラはかつて恋人に裏切られたあげく、根も葉もない噂を流され、 ひどいバッシングを受けて、どん底の苦しみを味わった。 以来、彼女は化粧をやめ、体のラインが出ない服を着て、 男性を遠ざけて地味に慎ましく暮らすようになった。 ところが、そんなタラに誘いをかけてくる男性が現れた── アンジェロ・ゴードン。タラの会社の経営者で気鋭の実業家だ。 彼は時間をかけ、優しさと誠実さで彼女の凍った心を溶かし、 結婚へとこぎつけた。やがてタラが妊娠。すべてが順調で、 完璧に思われたとき、残酷な真実がタラの耳に飛びこんだ。 嘘よ! 愛する夫が最初から私を欺いていたなんて……。 今もたくさんの読者からのアンコールが鳴りやまない人気作家、ルーシー・モンローが描く、心を揺さぶる珠玉の名作をお贈りします。心に深い傷を負ったヒロインがようやく出会った運命の人。つかみかけたはずの幸せは、思わぬ形でひび割れて……。
王子で億万長者で完璧なルックス── 唯一彼に足りないのは、愛だけ。 ジェナはけっして叶うことのない片想いをしていた。 親友が嫁いだミルス王国の国王のハンサムな弟、ドミトリ王子。 彼は5歳も年下で、歴代の恋人は美女ばかり。 そして何より、彼女は病気のため妊娠を望めないのだ。 だが奇跡が起きた。突然ドミトリからディナーに誘われ、 熱い誘惑に溺れて、ジェナは彼にすべてを捧げてしまう。 翌朝、彼は一夜だけでは飽き足りないと、さらりと提案した。 「結婚する気はないが、割りきった関係を続けないか?」 切なすぎる。でも、そばにいられるなら……。ジェナは心を決めた。 『ガラスの靴の片想い』『冷酷王子と秘密の子』に続く、ルーシー・モンロー渾身のロイヤル・ロマンスをお楽しみください。ヒーローと夢のようなひとときを過ごしたヒロイン。彼の隠された狙いを知りショックを受けますが、なぜか嫌いになれなくて……。
遅すぎるプロポーズは虚しいだけ── 王子が欲しいのは息子だけなのだから。 もうすぐ5歳になる息子を連れて街へ出かけたエマは愕然とした。 5年半前、彼女を不用品のように捨てた相手がいたのだ。 コンスタンチン! 美女との噂が絶えないミルス王国の王子。 1年付き合った末、彼は許婚がいるからと一方的に別れを告げた。 その後妊娠に気づいたエマは、厳格な両親に家を追いだされ、 強盗に全財産を奪われ、コンスタンチンには連絡すら拒否されて、 住み込みで働きながら一人で必死に我が子を育ててきたのだった。 「その子は僕の子だな?」こちらを睨みつけ、彼が詰め寄った。 お願い、私の宝物を奪わないで。エマは息子を胸にかき抱いた。 『ガラスの靴の片想い』に続く、ミニシリーズ〈愛と継承のはざまで〉の関連作をお届けします。王家の血を引く息子の幸せのため、王子からの求婚を受け入れたヒロイン。なぜか愛の言葉ひとつも口にしようとしない冷たい王子との生活はあまりに虚しくて……。
彼の心にはいつも亡き妻がいる。 結婚しても私は真の妻にはなれない……。 過ちを犯した父のせいで国を追放されたナタリヤ。 帰国の条件は、母国と緊密なミルス王国の王子と結婚すること。 だが当の王子はナタリヤには興味がないと結婚を拒み、 代わりに王子の兄、国王であるニコライが名乗りを上げた。 彼こそナタリヤの初恋の人で、今も密かに憧れている相手── 5年前に最愛の妻を亡くして以来、浮いた噂一つなかったのに。 戸惑う彼女にニコライは断言した。「君にはこの道しかない」 私と結婚したがるのはなぜ? 急いで世継ぎが必要だから? 恋心を胸に秘め、彼女は愛されない花嫁になることを決めた。 地中海に浮かぶヴォリャルス王国が舞台の、華麗なるロマンスを描いたミニシリーズ、〈愛と継承のはざまで〉の関連作をお届けします。初恋の人からの、思いがけないプロポーズに心が揺れるヒロイン。しかも、彼はなぜか指一本触れてもくれなくて……。
どんなにつらい日々も、 あなたの愛だけで救われるのに……。 ポリアナがギリシア大富豪アレクサンドロスと結婚して5年。 第二子を身ごもり、傍目には幸せの絶頂にあるかに見えたが、 異国から来た身分違いの花嫁への風当たりは想像以上に強かった。 “ポリー”という昔からの愛称は、義母の「下品」のひと言で 禁じられて以降“アナ”に替えられ、兄の結婚に猛反対の義妹は 氷の刃のような嫌味と視線でポリアナを苦しめた。 どんなにがんばっても、私は完璧な富豪の妻にはなれないの? ずっと抑えてきた想いを多忙な夫にぶつけてしまった翌朝、 ポリアナは夫からの思いがけない贈り物を目にして……。 久々に登場の実力派作家が描くのは、ギリシア富豪夫妻のドラマティックな愛の再生の物語です。ヒーローとヒロインの細やかな心理描写と、思わず共感させられるエピソードが散りばめられた、ルーシー・モンローならではの大人のロマンスをお楽しみください。
富も権力もほしいままにする大富豪をもひざまずかせる、この世に唯一のものーーそれは、愛。悩めるシンデレラたちの恋心を軸に、4つの上質なラブストーリーを選り抜いた、心華やぐ短篇集です!
もう自分を愛していない夫に、離婚を切り出した直後だった。トラックがイーデンたちの車に突っ込んできたのは覚えている。目覚めると、夫は重体で、記憶の全てを失っているという。すぐにも駆けつけたかったが、流産しかかっていたイーデンは病室に拘束されて、3日間、夫のもとに行けなかった。すると夫のアリスティドはイーデンを悪妻と信じ込んだのだ。ところが退院し、家に戻ると夫は腕を回して彼女を引き寄せた。私に興味がないはずなのになぜ?戸惑うイーデンに唇を重ね、夫は欲望に濡れた瞳で求めてきた。「妻なら当然の役目だろう」
サルバトーレを愛し、エリーザは彼の子を身ごもった。だが、頑なに自分の子だと信じようとしなかったサルバトーレに、エリーザは傷つき、やがて小さな命を失って彼から去ったのだ。1年後、宝石店で働くエリーザをサルバトーレが訪ねてくる。エリーザの店ではさる王家の王冠用宝玉を扱っているが、彼の経営するセキュリティ会社に護衛の依頼があったという。現れた彼は、君を完全に守るためには結婚する必要がある、と。それは不埒な要求だった。いまも充分すぎるほどセクシーな彼に、ひとかけらの愛もないことを、エリーザはもう知っているから。
出会ったばかりの男性とデートを楽しみ、おまけに一夜までともにするなんて、いったい私はどうしてしまったの?ランディは高鳴る胸に手を当て、自分をたしなめた。5年前の不幸な事故以来、人を信じられなくなり、住居も名前も変え、男性はおろか家族とも距離を置いてきた。だが、スペイン人のハンサムな富豪バジリオ・ペレスは、ランディの心を瞬時に開かせる特別な魔法を知っていたらしい。やがて彼女はバジリオを運命の白い騎士と信じ、愛し始める。彼に手が届くことはない。これは実らぬ恋だと知りながら…。
妊娠したことに気づいてアレクサンドラは愕然とした。ギリシア人大富豪ディミトリに、確かにヴァージンを捧げたが、いったいどうして?なによりも彼に知らせなくては。ところがディミトリからは、いきなり別れを切り出される。しかも、ほかの女性と結婚するのだという。「妊娠したの。あなたの子よ…」わななく唇で告げるアレクサンドラに、冷ややかな一瞥をくれ、彼は、お腹の子供が僕の子であるはずがない、きみはほかの男と寝ていたのだろう、と決めつけた。
仕事中に呼ばれたケイラは、人生最大のショックを受けた。社長のアンドレアスが結婚して家族をつくるというのだ。なぜその相手が、知り合って8年、彼を愛してきた私じゃないの?それはきっと私が、里親育ちの“雑種”だからだ。悲しみと屈辱のあまり、ケイラは無断で休暇をとって旅に出た。するとアンドレアスは会社を放り出し、彼女を追いかけてきた。「君は僕の人生の一部だ。結婚してもその事実は変わらない!」アンドレアスにとって、妻の横に私がいるのは当然なのだ。別の女性を選んだ彼を見るなんて、私には拷問でしかないのに。
エリーがギリシア生まれの実業家サンドルと交際を始めて3カ月がたつ。彼はデートの最後に官能的なおやすみのキスをするものの、なぜかそれ以上の関係に進もうとしない。ところが、ある夜、最高級レストランでのディナーのあとで、ばらの花束と指輪を渡され、唐突にプロポーズされた。“愛している”という言葉もないままに。サンドルはエリーの父と仕事上の取り引きがある。彼が本当に求めているのは私自身?それとも取引先の娘という立場?エリーは休暇先のバルセロナで熟考の末、サンドルとの結婚を決心する。帰国後、烈火のごとく激怒した彼と会うことになるとも知らず。