著者 : ローラ・チャイルズ
人生で初めて熱気球に乗り、心躍らせていたセオドシア。ところが一機のドローンがある気球に狙いをさだめて近づき、爆破して墜落させた。被害者の一人は貴重なアンティーク国旗の所有者。歴史を生き抜いてきた旗は、聖遺物に匹敵するほどの価値を持つ。熱狂的なコレクタ -や骨董商、学者……気球墜落事件は、貴重な旗をめぐる争奪戦の末の犯行か、それとも……?
町じゅうが楽しみにしているクリスマスの演劇公演。カフェ店主のスザンヌも忙しい合間を縫って、裏方として参加することに。主役に抜擢されたのは町一番の気むずかし屋。 リハーサルにもかかわらず舞台上に倒れこむ迫真の演技を見せていたが、それは演技などではなく……。みんなの目の前で、堂々と主役の命を奪った大胆不敵な犯人とは?
白い帆をはためかせ、堂々と港に入ってくる大型帆船たち。ボートパレードで歓声があがるなか、突然、地響きのような爆発音が。船の祝砲?その直後、男性が豪邸のルーフバルコニーから転落。その胸には矢が刺さっていて・・・・・。
紅茶とお菓子がいっぱいの美味しいミステリ 紅茶を給仕するネズミたち!? まるで童話のようなお茶会で悲劇が! 風変りなパーティーへ招待されたセオドシア。 待っていたのは不思議で残酷な童話の世界? 大人気シリーズ第18弾! 紅茶を注ぐネズミ!? セオドシアは目の前の光景に驚きを隠せなかった。たしかに招待状には「ネズミのお茶会」と書かれてあった。でも本当に、給仕たちがお仕着せ姿のネズミの格好をして、料理や紅茶をふるまっているなんて! まるで童話の世界に迷いこんだかのよう。かつて、チャールストンの路上にネズミがあふれかえってしまった時代に、上流階級の人々のあいだでは「ネズミのお茶会」が大流行した。これを今夜、裕福な慈善家として知られるドリーンが復活させたのだ。ところがその席で、注がれたオレンジ・ペコを口にしたとたん、ドリーンの夫が命を落としてしまった。ネズミのごとく、どこかに身を潜めている狡猾な犯人を、セオドシアは探し当てようと奮闘するものの!?
紅茶とお菓子がいっぱいの美味しいミステリ 盗めるものなら盗んでごらん! チャールストンの町に現れた大胆不敵な窃盗団に、セオドシアが立ち向かう! 絢爛豪華な宝石がひしめくシリーズ第17弾 高級ジュエリーの展覧会に突然、一台の車が窓ガラスを破って侵入してきた。車から降り立つ覆面の三人組、客たちの悲鳴、そして煙幕ーー優雅な会場は強盗団の出現で一変。貴重な宝石は根こそぎ奪われ、あとにはたくさんの死傷者が残された。現場に居合わせたセオドシアは大胆不敵な犯行を前に、なすすべもなかった。折しもチャールストンの町では、ロシアの皇帝が作らせたという至宝「ファベルジェの卵」を展示する計画が。また不幸な犠牲者を出すわけにはいかない! でも今度ばかりはFBIも乗り出す国際的な組織犯罪。とても自分の手に負える事件ではないけれど、セオドシアは貴重な宝と大事な町を守るため、ある奇策で非情な強盗団と対決することに!
カフェの店主スザンヌはいつもの美味しいチーズを購入するため、付き合いの長い酪農家マイクの牧場を訪れた。ところがそこで待っていたのは、何者かに刺殺されたマイクと、飼い主を失った可哀相な牛たち。温厚な彼がこんな形で殺されるなんて許せない。でもスザンヌは婚約者のサムから首をつっこまないよう、釘を刺されてしまった。ロマンティックな結婚式の計画を進めようとする彼とは対照的に、スザンヌは事件のことが頭から離れず……!?
高級ワイナリーでの豪華試飲パーティーに招待されたセオドシアとドレイトン。 今夜は、ワイナリーの命運がかかった新銘柄が完成披露されるとあって、チャールストンじゅうの美食家や評論家が一堂に会していた。 ところが、いよいよ樽が開けられるそのとき、中から出てきたのはすでに息絶えた若い男性だった! はたして悲劇のワイナリーに潜む黒幕とは!?
風にたなびくリボン、あふれる薔薇。閑静な森は美しく、まるで魔法をかけられたかのよう。 今日はカフェで働くキットの野外結婚式だ。 仲間のシェフが腕によりをかけた、とびきり美味しい豪華ウェディングケーキも出番を待っている。 ところが、新郎の車から放火殺人の動かぬ証拠が見つかり、式の最中に連行されてしまった! スザンヌは火災現場で見つけた謎のコインを手掛かりに真犯人を探しだそうとするものの!?
地元で指折りの敏腕弁護士との婚約からわずか四週間で結婚式を迎えたデレイン。<br>しかし、式直前に新郎が何者かに殺されてしまうという悲劇が! <br>犯人への復讐を誓う花嫁は、事件捜査をセオドシアに依頼。<br>事件現場は幽霊が出るという噂の不気味なホテルで、謎はますます深まっていき……!?
雨降りの薄暗い朝、スザンヌは朝から式典のための花を届けに墓地に向かっていた。 あともう少しで、卵とコーヒーの美味しい朝食を求めて大勢の客がカフェに押し寄せてくる時間。 一刻も早く厨房に戻りたいというのに、またも死体を発見! 嫌われ者の元刑務所長だった。 友人たちに背中を押され、ふたたび捜査に乗り出すスザンヌだったが、 いつも事件の推理で丁々発止やり合う頼もしい保安官が、重傷を負って 意識不明という悪い報せが入り……!?
サンゴ礁と魚たちが織りなす美しい水中庭園ーセオドシアが水族館の巨大水槽をうっとりと眺めていると、目の前の水中で必死にもがく男性の姿が、あれは元恋人パーカー!?懸命の救助も間に合わず、彼はその場で絶命した。警察は事故死と断定するが、セオドシアの目はパーカーの腕にある傷を見逃さなかった。おそらく犯人に抵抗したときにできたもので、これは事故なんかじゃない!彼女が早速調べてみると、シェフだったパーカーは死の直前、店の買収問題などいくつものトラブルを抱えていたことがわかった。でも、容疑者を絞れないまま捜査は行き詰まり、人気店の経営者であるセオドシアには本業の仕事も山積み。おまけに、店の大切な仲間ヘイリーに引き抜きの話まで持ち上がり…!?茶の湯に着物、和の心が光る人気シリーズ第13弾!
真冬の猛吹雪の日。スザンヌの営むカフェの裏手の森で、悲劇は起こった。地元銀行の新頭取がスノーモービルの不審な事故で命を落としたのだ。この手厳しかった銀行家と対立していた地元住民も多く、保安官は手当たり次第に彼らを犯人扱い。そんなわけでスザンヌのカフェには、心も体も温まる絶品スープと卵料理が目当てのお客だけでなく、真犯人を捕まえてほしいと、彼女に助けを求めてやってくる人々がひきもきらず…!?そのうえ、冬のフェスティバルを目前に控えて、朝食からティータイムまで常時満席のカフェは、連日大忙し。でも、頼られたら断われない世話好きスザンヌをはじめ、カフェの訳ありおばさま3人組はまたもや謎解きに乗りだすことに!
宝の地図に金貨ーきらびやかな海賊の略奪品が展示される、ヘリテッジ協会主催の大海賊展初日。すべてが一瞬の出来事だった。照明が消え、ガラスケースからは、大きなダイヤモンドが埋め込まれた髑髏の杯が消えていた。そばには刺殺された協会の研修生。現場に居合わせたセオドシアは、事件解決の鍵は髑髏の杯とにらみ、調査を開始。すると、盗まれた杯は大海賊「黒ひげ」の頭蓋骨で作られたもので、底に刻まれた暗号が財宝のありかを示すらしい。新居のお披露目パーティーに、お茶とチーズのちょっと珍しい試食会。セオドシアは目の回るような忙しさの合間をぬって、海賊の暗号解読と犯人捜しに奔走し!?“お茶と探偵”シリーズ12巻!