小説むすび | 著者 : 伊藤典夫

著者 : 伊藤典夫

海の鎖海の鎖

最後の危険なアンソロジーがついに登場! 〈異邦の宇宙船が舞い降りた……何かが起こる、 誰も逃げられない……少年トミーだけは気づいていた〉 破滅SFの傑作として名高い表題作のほか、 日本を代表するSF翻訳家:伊藤典夫が独自の審美眼で精選した全8篇。 これにて〈未来の文学〉シリーズ完結。 アンソロジー〈未来の文学〉第三弾は、長年「自ら見いだして気に入った作品のみ」を翻訳してきた伊藤典夫が厖大な短篇群から厳選した真の傑作集。異星人による侵略を少年の視点から緻密かつ鮮烈に描いた、知られざる傑作として名高いドゾワの表題作のほか、 “世界第八の不思議”に出会った忘れがたき一夜をノスタルジックに語る名品、ファーマー「キング・コング墜ちてのち」、宇宙からもたらされた未知の文明をめぐる葛藤の物語、ジョーンズ「神々の贈り物」、〈神の高速道〉の秘密に挑んだ者たちが見た目眩くヴィジョン! 華麗な文体で彩られたハリスン「地を統べるもの」、宇宙船にひそむ謎の存在との対決がサスペンスフルに展開するナース「偽態」、心優しい異星人が“ショウほど素敵な商売はない”ことを発見する涙ぐましいコメディ、モレッシイ「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」、2045年核時代の到来百年祭でアメリカが計画したイベントとは……オールディスの問題作「リトルボーイ再び」、核戦争を生きのびた人々を待ち受ける極寒の世界ーーヒューゴー賞受賞の名作、ポール「フェルミと冬」の全8篇を収録。 収録作品: アラン・E・ナース「偽態」 レイモンド・F・ジョーンズ「神々の贈り物」 ブライアン・オールディス「リトルボーイ再び」 フィリップ・ホセ・ファーマー「キング・コング堕ちてのち」 M・ジョン・ハリスン「地を統べるもの」 ジョン・モレッシイ「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」 フレデリック・ポール「フェルミと冬」 ガードナー・R・ドゾワ「海の鎖」 収録作品: アラン・E・ナース「偽態」 レイモンド・F・ジョーンズ「神々の贈り物」 ブライアン・オールディス「リトルボーイ再び」 フィリップ・ホセ・ファーマー「キング・コング堕ちてのち」 M・ジョン・ハリスン「地を統べるもの」 ジョン・モレッシイ「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」 フレデリック・ポール「フェルミと冬」 ガードナー・R・ドゾワ「海の鎖」

死んだら飛べる死んだら飛べる

あなたはその飛行機と呼ばれる、柩のような金属とプラスチックのチューブが安全だと信じているのか? このアンソロジーを読めば考えが変わるかもしれない。 ひとたび機上のひととなってしまえば、あなたはもう何もできない。 積んでいる貨物が恐ろしい音を立てようが、大空でモンスターと遭遇しても、未来人の誘拐部隊がやってこようとも、戦争が始まっても、ゾンビが襲ってこようとも、密室殺人が起ころうとも、あなたは何もできないのだ。 飛行機に乗るご予定がおありの方は強い勇気をお持ちであることを願う。 なぜならこの本を読めば、どれだけ統計上は飛行機が安全だと言われようが、決して統計ではわからない恐怖が待っていることがわかるはずだから。 スティーヴン・キング、ジョー・ヒルの書き下ろし作品など初訳10篇を含む、全17篇の恐怖のフライトへようこそ。 【収録内容一覧】 「序文」スティーヴン・キング/白石朗訳 「貨物」E・マイクル・ルイス/中村融訳 ★初訳 「大空の恐怖」アーサー・コナン・ドイル/西崎憲訳 「高度二万フィートの恐怖」リチャード・マシスン/矢野浩三郎訳 「飛行機械」アンブローズ・ビアス/中村融訳 ★新訳 「ルシファー!」E・C・タブ/中村融訳 ★初訳 「第五のカテゴリー」トム・ビッセル/中村融訳 ★初訳 「二分四十五秒」ダン・シモンズ/中村融訳 ★初訳 「仮面の悪魔」コーディ・グッドフェロー/安野玲訳 ★初訳 「誘拐作戦」ジョン・ヴァーリイ/伊藤典夫訳 「解放」ジョー・ヒル/白石朗訳 ★初訳 「戦争鳥(ウォーバード)」デイヴィッド・J・スカウ/白石朗訳 ★初訳 「空飛ぶ機械」レイ・ブラッドベリ/中村融訳 ★新訳 「機上のゾンビ」ベヴ・ヴィンセント/中村融訳 ★初訳 「彼らは歳を取るまい」ロアルド・ダール/田口俊樹訳 「プライベートな殺人」ピーター・トレメイン/安野玲訳 ★新訳 「乱気流エキスパート」スティーヴン・キング/白石朗訳 ★初訳 「落ちてゆく」ジェイムズ・ディッキー/安野玲訳 ★初訳 「あとがきーー操縦室より重大なメッセージがあります」ベヴ・ヴィンセント/中村融訳 「作者について」 中村融訳

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