著者 : 佐々木徹
凡 例 第三巻のあらすじ 主な登場人物 地 図 第五十章 エスターの物語 第五十一章 とけた謎 第五十二章 頑固者 第五十三章 捜 査 第五十四章 爆 裂 第五十五章 逃避行 第五十六章 追 跡 第五十七章 エスターの物語 第五十八章 冬の日の昼と夜 第五十九章 エスターの物語 第六十章 見とおし 第六十一章 はじめてわかったこと 第六十二章 もう一つわかったこと 第六十三章 鋼と鉄 第六十四章 エスターの物語 第六十五章 もう一度世の中に出る 第六十六章 リンカーンシャーにて 第六十七章 エスターの物語のおわり 一八五三年版序文 解 説 【全巻構成】 (一)第一〜十六章 (二)第十七〜三十二章 (三)第三十三〜四十九章 (四)第五十〜六十七章
凡 例 第二巻のあらすじ 主な登場人物 地 図 第三十三章 侵入者たち 第三十四章 締め上げ 第三十五章 エスターの物語 第三十六章 チェズニー・ウォルド 第三十七章 ジャーンダイス対ジャーンダイス 第三十八章 胸中の葛藤 第三十九章 弁護士と依頼人 第四十章 お国とお家 第四十一章 タルキングホーン氏の部屋にて 第四十二章 タルキングホーン氏の事務所にて 第四十三章 エスターの物語 第四十四章 手紙とその返事 第四十五章 友を託す 第四十六章 その子を止めて! 第四十七章 ジョーの遺言 第四十八章 近づく最期 第四十九章 義務感に満ちた友情 【全巻構成】 (一)第一〜十六章 (二)第十七〜三十二章 (三)第三十三〜四十九章 (四)第五十〜六十七章
凡 例 第一巻のあらすじ 主な登場人物 地 図 第 十七 章 エスターの物語 第 十八 章 レディー・デッドロック 第 十九 章 そこから動け! 第 二十 章 新しい下宿人 第二十一章 スモールウィード一家 第二十二章 バケット氏 第二十三章 エスターの物語 第二十四章 上 訴 第二十五章 スナグズビー夫人は何もかもお見通し 第二十六章 射撃の名手たち 第二十七章 元軍人は一人ならず 第二十八章 鉄工所の親方 第二十九章 若い男 第 三十 章 エスターの物語 第三十一章 看護する者とされる者 第三十二章 約束の時間 【全巻構成】 (一)第一〜十六章 (二)第十七〜三十二章 (三)第三十三〜四十九章 (四)第五十〜六十七章
凡 例 主な登場人物 地 図 第一章 大法官裁判所 第二章 上流社交界 第三章 来(こ)しかた 第四章 望遠鏡的人類愛 第五章 早朝の冒険 第六章 すっかりくつろいで 第七章 幽霊の小道 第八章 慈愛は多くの罪を覆う 第九章 印と兆(きざ)し 第十章 法文書代書人 第十一章 我らが親愛なる兄弟 第十二章 監 視 第十三章 エスターの物語 第十四章 立ち居振る舞い 第十五章 ベル・ヤード 第十六章 トム・オール・アローンズ 裁判所関係についての訳注 【全巻構成】 (一)第一〜十六章 (二)第十七〜三十二章 (三)第三十三〜四十九章 (四)第五十〜六十七章
テムズ河口の寒村で暮す少年ピップは、ある日大きな屋敷に連れて行かれる。女主人の婚礼で時が止まったままのその家では、昔日の花嫁と美少女エステラが奇妙な隠遁生活を送っていた。やがて莫大な財産を約束されたピップはロンドンに旅立つ…。巨匠ディケンズの自伝的要素もふまえた最高傑作、抜群に読みやすい新訳版。
ロンドンで暮らし始めたピップは、同宿の青年の教えを受けながら、ジェントルマン修業にいそしみ、浪費を重ねる。恋いこがれるエステラとは次第に疎遠となり、虚栄に満ちた生活に疲れた頃、未知の富豪との意外な再会を果たす。ユーモア、恋愛、友情、ミステリ…小説の醍醐味が凝縮された、天才ディケンズの集大成。
アーノルドはブランチとの新婚旅行の最中にアンから衝撃的な手紙を受け取ることになる。それは彼ら三人が知らずに陥ってしまった悲劇的な事態を告げるものだった。サー・パトリックに彼らを救うことが出来るのか。そして、ジェフリーはレースで勝利を収めるのか。不気味な料理人ヘスターの再登場は何を意味するのか。物語は意外な展開を経て衝撃的な結末に至る。コリンズ最盛期の気力溢れる傑作娯楽小説の完結編。
母親同士が無二の親友だったアンとブランチは、片時も離れず共に育ち、実の姉妹以上に愛情と信頼を寄せ合っていた。しかしブランチがアーノルドと婚約した日、アンは書置きを残して失踪してしまう。アーノルドの親友であり、名高い運動選手ジェフリーとの秘密結婚が目的だった。ところが事態は思わぬ方向に展開して行く。当時の婚姻法の不備を訴え、スポーツ礼賛の時流を風刺し、サスペンス小説の面白さと風俗小説の楽しさが見事に融合したコリンズ絶頂期の逸品。
1828年9月、ロンドンとヴュルツブルクで二人の男が妻を残して死んだ。二つの遺言が次々と驚くべき事件を引き起こす。貴族から身を落とした高慢な未亡人が「ボルジアの毒」を手に生と死をあやつり、権力の亡者となって破滅へとむかう。女の執念と悲劇が、作者独特のユーモアをまじえて展開していく。精神病院から救い出された小男、高潔な信念を持って意志を貫く行動派の女性実業家、錬金術に没頭する謎の科学者、生涯一度の恋に溺れる純朴な老人…。個性的なキャラクターたちがドラマを一層引き立てるコリンズ晩年の秀作サスペンス。
19世紀のイギリス南西部、サマセットシャー。クーム・レイヴン邸に暮らすヴァンストン一家は幸せそのものだった-アメリカから一通の手紙が届くまでは。思いがけない不運によって財産と姓を奪われ、恋人とも別れなければならなくなった18歳の妹娘マグダレンは、その美貌と才気を利用して大胆不敵な復讐を企てる…。型破りなキャラクターとサスペンスフルな展開、ユーモアにあふれた語り口で読むものを惹きつける、「近代長編推理小説の祖」コリンズ最盛期の傑作。