小説むすび | 著者 : 北岡みなみ

著者 : 北岡みなみ

三年目の秘密三年目の秘密

心の奥深くにしまっていた秘密ーー 捨てられても、ずっと彼を愛してた。 キンリーはウェディングプランナーとして故郷へ帰ってきた。 ここには、3年前に情熱的な週末を過ごした大富豪ネイトがいる。 彼は今回のクライアントの兄で、この地の実力者だ。 仕事の初日に偶然再会すると、ネイトはまた積極的に誘惑してきた。 あの週末のあと、電話をかけた私を、冷たく拒んだというのに……。 ネイトがまた、つかのまの情事を楽しむだけのつもりなのだとしたら、 あのとき伝えたかったことを、打ち明けるわけにはいかないわーー 彼には、2歳になる娘が、ペニーという名の娘がいることを! けれど、ペニーに父親を与えたい気持ちと、再びネイトの魅力に 屈してしまいそうな自分に、キンリーの心は千々に乱れ……。 かつて一方的に電話を切った独善的なネイトに、自分は変わったと主張され、キンリーの心は大いに揺さぶられます。しかも、今なお彼と目が合っただけで胸の鼓動が速まるのを止められなくて……。HQディザイアのベテラン作家が描く、シークレットベビー物語!

不遇の花嫁と麗しの大富豪不遇の花嫁と麗しの大富豪

胸に突き刺さる、愛する夫の言葉……。 「この家から出ていけ。ぼくの人生からも」 結婚相談所に入会したペイトンは、大企業CEOギャレンの花嫁に選ばれた。 彼は親友夫婦の忘れ形見の少女を守り育てるために妻を探していたのだ。 だが実は、ペイトンの望みは結婚ではなく、彼の祖母アリスに近づくこと。 彼女の父はかつてアリスに不当解雇され、一家は路頭に迷った末、 病の母は治療を受けられず息を引き取ったのだった……。 ところが、いざ夫となったギャレンは世界中の誰よりもハンサムで、 親を失った少女を思いやる魅力的な男性と知り、ペイトンは胸が痛んだ。 婚前契約により最低3カ月は結婚を続けなくてはならないけれど、 彼らのためにも、なるべく早く離婚を切り出すべきね。 このとき彼女はまだ知らなかったーーわが心に芽生えつつある愛の重さを。 結婚当日まで相手と顔を合わせないマッチングサービスで夫婦となる男女を描く本作。失った家族への思いと、夫への想定外の恋心という相容れない感情に懊悩するヒロインに、胸が切なくなります。『花嫁の孤独な寝室』『摩天楼の哀しき花嫁』の関連作です。

忘れ形見のゆくえ忘れ形見のゆくえ

愛しい幼な子をめぐり出会った、 恋しても結ばれるはずのない大富豪……。 女手一つで子育てをしながらベーカリーを営むクララのもとに、 莫大な遺産を受け取るための手続きをしてほしいと弁護士がやってきた。 生まれてすぐに名前もないまま捨てられた彼女には、身に覚えがない。 聞けば、遺産を残したのは4年前に一夏を過ごした元恋人で、 相続人に指名されたのは、彼の子である3歳の息子だという。 亡くなった元恋人が英国貴族の血を引く名門の御曹司だったなんて……。 翌週、NYにある一族の屋敷を訪れると、そこにいたのは、 元恋人に瓜二つだが雰囲気の違う双子の弟で敏腕実業家のグラントだった。 丁寧に接してもらううち、やがてクララは心を奪われそうになるーー 境遇も何もかもかけ離れた彼に恋したところで、一縷の望みもないのに。 “愛される作家”E・ベヴァリーが、米国東海岸を舞台に描くシンデレラ・ストーリー! 自由人だった双子の兄と違い、人生の楽しみを知らない仕事人間のグラント。彼がクリスマスもろくに祝わないことを知ったクララと息子は、彼のために贈り物を用意して……。

家政婦の娘家政婦の娘

わたしにとっては初めての宝物でも、 彼にとっては、すぐに消える戯れのキス。 裕福なジェナー家の家政婦の娘ソフィアは、御曹司エリックを慕っていた。 彼が全寮制の名門高校へ入るためにニューヨークへ旅立ったとき、 ソフィアはまだ13歳で、心にぽっかり穴があいたようだった。 それ以来会うこともなく15年が過ぎた今、ソフィアは職を求めて、 不動産帝国の王者となったエリックのもとへ足を運んだ。 1年前に病を得て、前の仕事を続けられなくなってしまったが、 女手一つで1歳の双子を育てるには、どうしても働く必要があるのだ。 面接の結果、みごと雇われることになって喜んだソフィアの脳裏に、 かつてエリックにされた初めてのキスが甦り、彼女は自らを戒めたーー 忘れなさい。あれは彼が覚えてさえいない、ほんの戯れだったのだから。 ロマンス界の頂点とも言うべきRITA賞に輝いた経歴を持つサラ・M・アンダーソンによる、情熱と瑞々しさを併せ持ったシンデレラ・ストーリーをお贈りします。少女時代の恋心が疼くソフィアですが、エリックは“社員は決して口説かない”と心に決めていて……。

億万長者の献身億万長者の献身

情熱を分かち合った夜。 彼の冷たさを知った朝……。 ジェシーはある日突然、交通事故で無二の親友を失った。 喪失感のなか、孤児になった赤ん坊の養育を遺言で託されたことを知る。 それには大富豪のアランと一緒に、という条件がついていた。 アランとは親友同士が結婚した縁で知り合ったものの、 彼の一族がジェシーとその姉妹の会社を買収したことで、 もともとよくなかった関係はこじれにこじれている。 でも、傲慢で大嫌いな彼のことが、脳裏から離れないのは……なぜ? 慣れない赤ん坊の世話を協力しておこなううちに、 いつしかジェシーはアランに身も心もゆだねていた。 ほどなく、冷徹な彼に裏切られることになるとも思わずにーー チャンドラー三姉妹と美しき一族の男たちが愛の火花を散らす物語をお届けします。本作の主人公は次女ジェシーとその好敵手アラン。嫌い、嫌い、だけど本当は好き……ようやく素直になれたとたん、彼女は冷たく突き放されます。『大富豪の隠された天使』の関連作!

略奪された黄金の花嫁略奪された黄金の花嫁

どうしてあなたを拒めるだろう? 愛されていないとわかっていても。 仕事でラヤ国を訪問したアンは帰国後、ゴシップ誌を見て青ざめた。 黒髪に黒い瞳のゴージャスな皇太子レイフに、 宮殿の庭でキスされたときの写真がスクープされていたのだ。 いまでも覚えているーー彼の力強い腕と、あたたかい唇の感触を。 でも彼は、アンの勤務先のオークションハウスが 一族の宝を違法に手に入れたと誤解し、冷たく傲慢な態度を貫き通した。 罰するようなキスをした、あの別れ際の一瞬を除いて……。 そのとき、家のインターフォンが鳴り、アンは夢想からさめた。 「レイフ・コーリ皇太子だ。話がある」突然訪ねてきた彼は言葉巧みに アンを最高級ホテルのスイートルームに軟禁してしまう。 USAトゥデイのベストセラー作家バーバラ・ダンロップが描くのは、異国が舞台のセクシーなヒーローとの恋物語。絢爛豪華な宮殿では、ヒロインが誘拐されたり、隠し通路を逃げたり。スリリングなシーン満載のドキドキの展開をお楽しみください。

天使の待つ家天使の待つ家

情熱の一夜のあとで去っていった彼。 この子の存在を知ったらなんて言うかしら? 亡姉の子を代理出産したケイラは、赤ん坊の父親、ドノバンを訪ねたーー 姉の葬儀の日の夜、たった一度だけ情熱を分かち合った魅惑の大富豪を。 生まれた子にきょうだいを作ってやりたいという姉の望みを叶えるには、 彼にもう一つの受精卵を使用する許可を得なくてはならなかった。 「この子はあなたの娘よ」 だが自分にそっくりな目を持つ赤ん坊を見ても、ドノバンは冷淡だった。 「受精卵は破棄する約束だった。それに、ぼくには婚約者がいる」 頼みをはねつけられ、肩を落として帰宅したケイラを悲劇が待ち受けていた。 あろうことか、住み込みのナニーに貯金を全額盗まれてしまったのだ。 困り果てたケイラが、もう一度ドノバンを訪ねると……。 我が子を見ても眉一つ動かさなかった、億万長者との悲しい再会。かつて一度だけ関係をもったヒロインに彼がつらくあたるのには、ある特別な理由がありましたが……。波瀾万丈なストーリー展開とセクシーな作風で人気のイヴォンヌ・リンゼイの力作です。

秘書の花嫁契約秘書の花嫁契約

魅惑の億万長者が秘書に仕掛けた、 愛なき結婚の罠 秘書のエミリーは突然のプロポーズに唖然とした。 相手は憧れのボスーー大金持ちで長身黒髪の魅惑的な男性、ジェイク。 夢見心地で承諾し妻になったが、切望する子供をなかなか授からない。 そんなとき、エミリーは残酷な真実を知る。結婚と妻の妊娠で、 ジェイクは莫大な遺産を相続する権利を得られるのだ。 私は彼の財産を殖やすための道具にすぎなかった……。 ショックのあまり離婚を切りだしたエミリーに、ジェイクは淡々と告げた。 「あと半年、書類上だけでも妻を続けてくれれば100万ドル払おう」 そのあいだに子供を作るつもりなの? 悲しみのなかで受け入れた セクシーな夫のとろけるようなキス。皮肉にも彼女は妊娠するが……。 D-1741『愛なき富豪が授けた命』、D-1766『傲慢な億万長者の誤算』に続く関連作です。魅惑のボスとの結婚が冷酷な打算からのものだと知って、夫への愛を断ち切ろうとするヒロイン。その直後、妊娠に気づいた妻と夫の関係は、どう変わっていくのでしょうか?

大富豪とかりそめの花嫁大富豪とかりそめの花嫁

愛する人と暮らす夢はかなった。 残酷な、期限付きの結婚として。 ラナは密かに恋をしていた。相手は職場のボスーーホテル王のカル。 長身を高級スーツに包んだ黒髪の彼は、独身主義で有名だ。 愛する人と温かい家庭を築くというラナの夢はかないそうもなかった。 貧しい家の出のわたしなんて、大富豪の彼にはふさわしくないわ。 部下なのに友人のように接してくれる今の関係で満足しなければ……。 そんなとき、ラナは誤解から逮捕された姉の赤ん坊を預かることに。 だが正式な夫婦でない男女ではだめだと知り、困り果ててカルに相談する。 「では、ぼくと結婚しよう……赤ん坊を預かるあいだだけ」 この結婚はかりそめのもの。いくらそう自分に言い聞かせても、 海辺の結婚式で誓いのキスを交わすと、ラナの胸は高鳴って……。 D-1743『億万長者と秘密の愛し子』も大好評だった、ディザイアの人気作家アンドレア・ローレンスの、常夏の国ハワイはマウイ島が舞台の作品です。バカンス気分を存分にお楽しみください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP