著者 : 吉目木晴彦
夢見る貝の伝記夢見る貝の伝記
夏の日、沼のほとりで消えてしまった姉。黒人リーグの伝説的大打者の打った白球。すべてはどこへ行ってしまったのだろう。吉目木晴彦のみずみずしい抒情と感性が鮮やかに伝わる待望の長篇小説。
ルイジアナ杭打ちルイジアナ杭打ち
父親の仕事の都合でルイジアナ州バトンルージュで暮らす日々を、両親や周囲の人々、風物を少年の目を通して書きとめた新しい形式の短編集。深南部に住む異邦人としての非適応感覚をクールに、しかしユーモアも交えて捉えた意欲作。野間文芸新人賞受賞の表題作に、群像新人賞受賞の『ジパング』を併録。
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