著者 : 土屋晃
凄腕の殺し屋が警察官ケスラーを狙っているという情報が入った。敵の名はヘンリー・ラヴィング。標的を拉致し、拷問で情報を引き出してから殺害するのを得意とする。ケスラーと妻子を警護すべく急行した警護官コルティだが、すでに敵の罠は仕掛けられていた!殺しのプロVS護衛のプロ。二人の戦略家が演じる限界の頭脳戦!
たったひとつのミスが警護対象者と自身の死につながる。敵は精妙な計画を立て、標的のスキを突く一流の戦略家だ。やつの狙いは何か。次なる襲撃への備えを固めながら、コルティは事件の源泉を探り、反撃の策を練りはじめる。これぞデイーヴァーの真骨頂!プロVSプロのゲーム性を研ぎ澄ましたノンストップ・サスペンス。
1908年3月。ワシントン海軍工廠で大砲開発の伝説的技術者ラングナーが爆死した。現場には遺書が残されており、当局は自殺と断定。デスクからは賄賂と思われる札束も発見された。ラングナーの美貌の娘ドロシーはこれに納得できず“ヴァン・ドーン探偵社”に調査を依頼、エース探偵ベルが動き出す。ワシントン、ニューヨーク、カムデン、フィラデルフィア…東海岸を縦横に駆けめぐり捜査を進めるベルの前に、やがて弩級戦艦開発をめぐる謀略が姿を現す。そしてベルの身に危険が迫る!
ラングナーとそれに続く人間の死の背後にちらつく謀略の影。そしてベルを狙うギャング。いったい弩級戦艦開発競争の裏側で何が企てられているのか?日本、イギリス、フランス、ドイツの曲者たちときわどく渡り合いながら、ベルはその影を追ってサンフランシスコへ。一連の事件の糸を引く“スパイ”の正体へ肉薄する。時代の不穏と闊達、テクノロジーの夢と憂鬱、さまざまな思惑が輻輳し、やがてたどり着く消失点ーそこに待ち受けるものは?エンタテインメントの匠が放つ鮮やかな一撃!
海辺の遊園地、ジョイランド。彼女に振られたあの夏、大学生の僕はそこでバイトをしていた。そこで出会った仲間や大人たちとすごすうち、僕は幽霊屋敷で過去に殺人があったこと、遊園地で殺人を繰り返す殺人鬼がいることを知る。もう戻れない青春時代の痛みと美しさを描くキングの筆が冴え渡る!感涙必至の青春ミステリー。
連邦機関に属する警護官、コルティ。命を狙われた者たちを守り抜くプロのボディーガード。つねに敵の手を読み、綿密な戦略を立てて任務を遂行する。対するは凄腕の“調べ屋”ラヴィング。ターゲットを拉致し、情報を引き出して殺すエキスパート。緻密な計略で警護の手を巧みにかいくぐり、標的を殺す。二人のプロが知力を尽くして戦う死のゲームが幕を開ける!知的スリラーの旗手の真骨頂、熾烈なるノンストップ・サスペンス。
トルコ南部、世界最古の巡礼地“シタデル”の爆破事件から一週間あまり。城塞から無事救出されたアメリカ人女性記者リヴは、“神体”に関する肝心な記憶を失ったまま、襲いくる頭痛に悩まされていた。一方、リヴと同じく病院に運ばれた修道士たちは、皆一様に不可解な症状に見舞われ次々と息絶えていく。その死にざまは、新たな不吉を予感させる壮絶なものだった。城塞の崩壊に世界中が注目するなか、国際ボランティア団体“誕生”の代表者キャスリンは、父が秘密裡に書き遺した古の預言の続きを発見する。そこに暗示されていたのは世界の終末。すべての“鍵”となるのは、やはりリヴだったー世界50カ国で翻訳決定の長編ミステリー第2章!前作を凌ぐ圧倒的スピード感で、物語は新展開を迎える!
城塞での爆破事件、そして修道士たちの不可解な死を受け、狂信的かつ秘密主義な教会に対する世間の関心は病的なまでに高まっていた。何としても“神体”の正体を隠蔽したい教会側は、リヴたち重要人物を暗殺するため工作員を送り込む。片や、新たな預言から世界の終末を知ったリヴは、自らの使命を果たすため“誕生”所属の元軍人ガブリエルとともに、“星図”が指し示す場所ー中央イラクを目指す。迫りくる暗殺者を交わし、ようやく辿りついたそこには、予想だにしない巨大な陰謀が渦巻いていたー超大型ノンストップ宗教ミステリー第2章後編!凄まじい疾走感!そして驚愕のラスト!
通報で森の別荘を訪れた女性保安官補ブリンを殺し屋の銃撃が襲った。逃げ場なしー現場で出会った女を連れ、ブリンは深い森を走る。時は深夜。無線なし。援軍も望めない。二人の女vs二人の殺し屋。暁の死線に向け、知力を駆使した戦いが始まる。襲撃、反撃、逆転、再逆転。天才作家が腕によりをかけて描く超緊迫サスペンス。
1936年、オリンピック開催に沸くベルリン。アメリカ選手団に混じって、ナチス高官暗殺の使命を帯びた一人の殺し屋がニューヨークから潜入するが、現地工作員と落ち合う際に誤って人を殺し、警察に追われる身となる。暗殺を果たし、無事に国外逃亡できるか…。「どんでん返し職人」ディーヴァーが初めて挑んだ歴史サスペンス。
護身術のHPを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請するーゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯は何者か?息詰まるハッカー同士の一騎打ち。
世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに“市の身代金”を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰返すとある。手掛りは手書きの脅迫状だけ…FBIは筆跡鑑定の第一人者パーカー・キンケイドに出動を要請した。
ケン・パーカーは34歳のポリグラフ(嘘発見器)検査技師。正直な性格ゆえに金に縁のない生活を送る。そんな彼の前に、美貌の女性弁護士ミス・ダニエルズが現れる。横領事件の被告にポリグラフに勝つ方法を伝授してほしいというのだ。報酬は5万ドル。ケンは、湾岸戦争の後遺症に苦しむ弟ボビーのため、ついにこの申し出を受ける。計画が成功したかに思われた時、被告が何者かに殺され、ケンに疑いがかかる。
マックスはかつてネットワークの花形リポーターだったが、今は田舎町の系列局に飛ばされている。その町で平凡に暮らしていたサムは、ある日突然レイオフされた。ささいな偶然の積み重なりがサムを人質犯へと変貌させ、事件を中継するスクープを得たマックスに返り咲きのチャンスを与えた。彼らが“主演”する大事件が全米でテレビ放映された時、男たちの運命は狂いはじめたー。
シンシナティのリヴァーフロント・スタジアム、ワールドシリーズ最高の盛り上がりをみせる最終戦九回裏。アレックスは、ずっと願っていたあの瞬間を手に入れたー。永遠に人々の記憶に残る偉大な行為「プレイ」を成し遂げたひとりの大リーガーの妻や息子との関係、友情、セックス、そしてちょっとした悲劇…。彼が生涯求め続けた、いつまでも失われず、色褪せない完璧なブルーとは。
ホワイトハウスが新たな軍縮政策である『第一段階』を宣言したヴェテランズ・デイ前夜、陽は明日昇るの暗号のもと愛国者たちが行動を起こした。ある者はF-14トムキャットをハイジャックし、ある者は大統領の暗殺を企て、そしてー彼らは何者なのか。真の目的は。核ミサイルの抑止力に依存する軍縮交渉の場を軸に、核による人類の危機をリアルに描く迫真の軍事サスペンス。