著者 : 大熊まい
襲い来る人狼の群れを無事に殲滅したアッシュたち。しかし、隣領は壊滅し、難民がサキュラ領に押し寄せていた。物資は不足し、前例もない。それでも難民を受け入れる決断をした領地改革推進室は、技術交換や留学を機に築き上げてきた人脈を駆使して人材を手配し、廃村の危機から村を再興した経験を応用して難民を受け入れる。さらに、王都ではアリシアが神殿と協力して物資を支援しー。領地改革推進室は、人々を救うため奔走するー!
『古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活』を今世に取り戻すため、文明の再興を続けるアッシュ。その隣には、武芸王杯大会を制し、晴れて婚約者となったマイカが並ぶ。そんな2人の婚約パレードを先導するのはー蒸気機関自動車。機械仕掛けで動くそれは、領都の内外に圧倒的な衝撃をもたらした。一方、裏ではアッシュたちの功績を良しとしない者たちが不穏な動きを見せる。中央貴族のダタラ侯爵は、ヤソガ子爵とサキュラ領に潜む反乱分子を手駒として内乱を引き起こそうと画策していた。さらに、“人間同士の争いは魔物を呼び寄せる”という言い伝えに偽りなく、サキュラ領へと人狼の群れが押し寄せるー。眼前に迫った圧倒的な脅威を迎え撃つのは、領地改革推進室が生み出した、常識を覆すほどの威力を秘めた新兵器ー!理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第六幕!
『古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活』を今世に取り戻すため、領地改革推進室にて文明の復旧を続けるアッシュ。アジョル村にてトレント討伐の事後処理を終えたアッシュたち領地改革推進室の一行は、休暇も兼ねて温泉地があるスクナ子爵領へ。そこで思いを伝えると意気込んでいたマイカは、先んじてアッシュから告白を受けてしまう。「私はあなたのことが好きですがーあなた以上に好きなものがあるんです」振られてしまったマイカだったが、アッシュを絶対に振り向かせるべく、優勝すればどんな要望も聞き入れてもらえる武芸王杯大会へ参加することを決める。かつて父親が優勝し、婚姻を果たして歴史に名を刻んだ大会。一世一代の告白をするため、マイカは伝説の再演に挑むー!理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第五幕!
「古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活」を今世に取り戻すため、領都イツツに留学したアッシュは二年間の軍子会を修了。新設された部署・領地改革推進室に配属されたアッシュは、生活水準をより良くするために日々励んでいた。そんな彼のもとに持ち込まれた新たな問題は、「村の救済」。同じ部署に所属する侍女・レンゲの幼馴染みが住まうアジョル村が滅びの危機に瀕しているという。アッシュとマイカが率いる視察遠征隊を待っていたのは、荒れた畑に、痩せ細った村人たち。限界を迎えた村を救済する唯一の方法は、禁忌とされてきた畜糞堆肥による農法で…?さらに、追い打ちをかけるように凶報が届く。それは、アジョル村を襲うもう一つの脅威、魔物・トレント襲来の知らせだったー。絶対的な脅威を前に、アッシュたちは村人を救う決意を固めるー!理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第四幕!
領都イツツで堆肥とトマトの食用化問題に一区切りをつけ、人狼との戦いで負った傷も癒えたアッシュは、新たな事業へ着手を試みていたーその最中。アッシュが所属する軍子会で少年ヘルメスの夢が嗤われていた。内燃機関すら存在せず、人は絶対に空を飛べないと一蹴される中でヘルメスはただ一人、航空機の模型を自作していた。空へ思いを馳せるヘルメスに感銘を受けたアッシュは、彼とともに航空技術の再現に挑むー!
前世の記憶らしきものを持つ少年・アッシュは、『古代文明の伝説にあるような便利で豊かな生活』を今世に取り戻そうと寒村で奮闘していた。その成果によって村の発展に貢献したアッシュは、都会である領都イツツへの留学の権利を手にする。まだ見ぬ神殿の数多の蔵書へと思いを馳せるアッシュを迎え入れたのは、領主代行の好青年・イツキと、その弟を称する男装少女・アーサーーだけではない。期待を下回る水準の技術力に、不足気味な資源など、山積した問題たちだった!アッシュは、共に留学してきた村長家の一人娘・マイカに加え、アーサーすらも巻き込んで、危険とされる堆肥の利用、さらには毒とされている作物の食用化へと乗り出し、食糧事情の改善、ひいては都市全体の生活水準向上を目指していく!しかし、そんなアッシュたちに、人類衰退の原因である“魔物”の足音が迫っていてー!?理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、第二幕!
前世らしき記憶を持つ、辺境の寒村に暮らす少年アッシュ。豊かな生活の記憶を持つアッシュにとって、内燃機関すら存在しない中世暗黒時代並みの今世の生活は耐え難いものだった。記憶にあるような理想の暮らしを送るためには、現状の最上級ではまったく足りない、今ここに存在しない最低限が必要だった。アッシュが目指すのは、整備された上下水道や衛生的な住居、馬より速い移動手段で世界を繋いだという文明の再生!そのためには、遙か昔に発達していたという、古代文明の知識が記された本を読む必要があった。識字の教育機関を兼ねる教会すら形骸化しつつある中で、アッシュは文字を覚えて本を読み、知識を得る。さらには、村長家の令嬢マイカをはじめとした、周囲の人々からの協力を得ながら、手始めに自らの住む村で養蜂業の再興を行い、村の発展を目指していくー!理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、開幕!
異世界で魔獣保護をすることになった元刑事タケトは今日も次々と舞い込む魔獣たちの事件に挑み、解決していく。捕らわれていた未来を識る預言者マンドラゴラ。運河工事を止め、自身も動きを止めた人造魔獣ゴーレム。そして、タケトの精霊銃から現れた不思議な子ブタ・トン吉。生きた自然、魔獣たちを救い、助け出せ!モフモフ救済物語、第二弾!
ソーシャルゲーム風の異世界に転移させられた新井忠次。彼は妖艶な美少女・神園華を仲間にし、現実世界への帰還を目指す。ステージを確実にクリアするには、華のほかにも高レアリティの仲間が必要不可欠だと忠次は考えていた。そこで彼は、SSRのレアリティを持つ赤鐘朝姫を仲間に誘う。しかし彼女は高レアリティらしからぬ問題を抱えていた。本来であれば勇猛果敢な剣士のはずなのだが、とにかく虚弱で満足に剣を振るうことさえできないのだ。かくして忠次は朝姫を健康体にするため東奔西走する。果たして忠次の献身的な介護は、朝姫にどのような影響を及ぼすのかー!?
密輸事件を追っていた刑事・タケトは事故に遭い異世界へと辿り着く。そこで出会ったのは魔狼を駆る少女と魔獣の密猟を取り締まる国家機関。彼らに拾われたタケトは、刑事の技術を活かし不死鳥の雛や森の宝石カーバンクル、果ては天に届くかという巨大な砂クジラまで、傷ついた幻想生物たちを保護していく。悪党共をぶちのめし、魔獣たちを守り抜け!
ソーシャルゲーム風の異世界に転移させられた、とある高校の生徒たち。その中の一人、新井忠次は、自身のレアリティがさほど高くもない「R」であることを嘆いていた。しかも仲間に見切りをつけパーティーを抜けたことで周りに嫌われ、一人でのステージ攻略を余儀なくされる。そんな中、忠次は絶世の美少女・神園華と出会い、彼女の窮地を救う。華は忠次を「かみさま」と呼び崇拝するが、それには彼女に刻まれた惨たらしい経緯が関係していたー!