著者 : 天領寺セナ
私はこの選択に後悔なんてしないーー! 記憶を失くしたものの、持ち前の素直さと努力家な性格で周囲から慕われ第二の人生をのびのびと過ごすシャーロット。 やがて恋をした彼女は次期辺境伯領主パトリックと婚約することに。 自身の持つ【記憶魔法】の秘密や、以前の自分が侯爵令嬢で、国の第一王子と婚約していたようだということをパトリックと共に突き止めていくうち、シャーロットは隣国のずさんな侵略計画を察知する。 どうやら、相手にとって想定外の出来事が起き間諜が記憶喪失に。 順調だったはずの計画にほころびができているようでーー!? 「私は、【記憶魔法】で王国を守ったのーー? 」 すべての黒幕・隣国の王太子アレクの王国侵攻理由が、シャーロットへの恋心であることを知った彼女は大切な日常を守るため、最後の選択をする! 『かつての私は【記憶魔法】で多くのものを失った。でも、その選択に後悔なんて私はしない……!』 これは、頑張った人が報われる世界で心優しい貴族令嬢が幸せをつかむ物語、第三幕。
幸せな日常を送るシャーロットの選択が国の未来を救う!? レノク王国で一人の侯爵令嬢が婚約破棄され、国中を白い光が覆った日、辺境の地で記憶喪失の少女シャーロットが発見された。子爵家に保護され、メイドとして働くことになった彼女は一年後、持ち前の素直さと努力家な性格で周囲から慕われ、新天地で第二の人生をのびのびと送っていた。 ある日、友人と街へ出かけたシャーロットは謎の青年リックに出会う。 辺境で暮らす人々を守りたいと語り、少々訳アリのシャーロットの事情も無理に暴かずペースを合わせて関係構築してくれるリックの優しさに恋をしたシャーロットは、「彼の隣に相応しい自分になるため」に自身のルーツを探ることを決意! ある上級貴族を訪ね【以前のシャーロット】の正体が明らかになった時、彼女の下した選択が国の未来を救う一手にーー!? 『……“前の私”は恋を知っていたのかしら』 そうして遂に、『物語』の黒幕も明らかに! これは、頑張った人が報われる世界で心優しい貴族令嬢が幸せをつかむ物語、第二幕。
祖父が残してくれた隠れ家で、魔法薬作りや料理をしながらスローライフを楽しんでいたベアトリス。 そんなある日、城下町で「謝肉祭」という大イベントがあることを知る。初めてのお祭りにわくわくしていたベアトリスだが、王宮の魔法医長であるエルツの勧めもあり露店を出すことに! 魔法スープや薬草クッキー、薬草キャンディなどたくさんの商品を妖精達の力も借りて作るがーー街で原因不明の病が広まりはじめ、対処するため動き出すことに!?
私のいないところでどうぞお幸せに。私も自由に幸せになります! 侯爵令嬢シャーロットは第一王子ハロルドの婚約者として努力を惜しまず、品行方正・清廉潔白に生きてきたはずだった。 それなのになぜか、学院では「稀代の悪女」と噂されるようになり、転入生の男爵令嬢マリーアのことを皆がもてはやす。 果ては彼女への鞍替えを示唆するハロルドを前に、絶望したシャーロットはすべてをリセットする【記憶魔法】を使うことに。 『それでは皆様ごきげんよう。悪女のいない世界でどうぞお幸せに』 ーー数か月後。シャーロットの存在が消えたレノク王国中枢部では政務が回らない、王子の婚約者が決まらない…… 「どうしてこうなった?」と誰もが首をかしげる事態に。 一方、魔法の代償として自身の名前以外の記憶を失い、平民となったシャーロットは新天地でのびのびと第二の人生を歩み幸せになっていく。 これは、頑張った人が報われる世界で心優しい貴族令嬢が幸せをつかむ物語。
自分勝手な最悪な夫に仕事を奪われ、離婚されたあげく家を追い出されてしまったベアトリス。大変だった毎日から解放された彼女は、祖父が残してくれた秘密の隠れ家で可愛い妖精達とのんびり第二の人生を楽しむことを決意する! 料理を作ったり、まったりお昼寝したり、魔法薬を調合してみたりと自分の好きなことに没頭していたある日、街に出かけた彼女は自分が作る魔法薬の品質が規格外なことを知る。貴族にも目をつけられてしまい、スローライフ存続の危機!?