著者 : 山形浩生
ダッチ・シュルツ最期のことばダッチ・シュルツ最期のことば
境界線上のことば、溶解する意識-。30年代NY伝説のギャング、ダッチ・シュルツことアーサー・フレゲンハイマーの最期のことばを元に書き下ろしたバロウズの「映画シナリオ形式の小説」。
暗闇のスキャナー暗闇のスキャナー
どこからともなく供給される麻薬、物質Dがアメリカ中に蔓延していた。覆面麻薬捜査官アークターは、捜査のため自らも物質Dを服用、捜査官仲間にも知らさずに中毒者のグループに潜入し、彼らと日々を共にしていた。だがある日、彼は上司から命じられる。盗視聴機を仕掛け、アークターという名のヤク中をー彼自身を監視せよと。彼はその命令に従うが…。ディック後期の傑作。