著者 : 平野清美
チェコSF短編小説集 2(939;939)チェコSF短編小説集 2(939;939)
ペレストロイカの自由な風のもと、ファンの熱い想いから創設された「カレル・チャペック賞」。アシモフもディックも知らぬまま書かれた、その応募作を中心とする独創的な13編。
チェコSF短編小説集(872)チェコSF短編小説集(872)
二つの大戦、社会主義政権の樹立、プラハの春とチェコ事件、そしてビロード革命ー。激動の歴史を背景に中欧の小国チェコで育まれてきたSF。ハクスリー、オーウェル以前に私家版で出版されたディストピア小説から、J・G・バラードやブラッドベリにインスパイアされた作品まで、チェコSF界の最高峰“カレル・チャペック賞”受賞作を含む本邦初訳の傑作11編。
二つの伝説二つの伝説
狂った時代だったけれど、私たちにはジャズがあったーー 圧政下のチェコで歌いあげられた二つの伝説「エメケの伝説」「バスサクソフォン」は、ナチスもソ連も憎悪した音楽・ジャズにのせて、満ち満ちる閉塞感のなかで、生がはかなくもきらめく一瞬をとらえる。 ジャズに憑かれた作者の回顧エッセイ「レッド・ミュージック」併録。 レッド・ミュージック エメケの伝説 バスサクソフォン 訳者あとがき(石川達夫)
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