小説むすび | 著者 : 松岡圭祐

著者 : 松岡圭祐

高校事変 IV(4)高校事変 IV(4)

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年11月21日 発売

スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。 現場近くに不可解な痕跡が残されていたことから、警視庁公安部は半グレ連合の元リーダーを父に持つ優莉結衣への監視をいっそう強める。 結衣は過酷な幼少期をともに生き抜いた弟の汚名をそそぐため、かつて父の組織と敵対していた半グレ集団「パグェ」のアジトに乗り込む。 恐怖と暴力が支配する夜の校舎で、強大な敵との命をかけた戦いが始まる。 【週間・月間ランキング1位獲得多数!】(2019年11月時点) 『高校事変』 紀伊國屋書店 電子書籍(小説・文芸)週間ランキング(5/25〜31) BOOK WALKER 電子書籍(サスペンス)週間ランキング2週連続(5/25、6/1) 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング3週連続(5/20〜26、5/27〜6/2、6/3〜9) 『高校事変II』 honto電子書籍(推理・ミステリー)週間ランキング(7/29) 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング(7/29〜8/4) 『高校事変III』 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング(9/30〜10/6) 【コミック化決定!】 「ヤングエース」2月号(2020年1月4日発売)よりコミック版連載開始 (漫画:オオイシヒロト)

グアムの探偵グアムの探偵

出版社

KADOKAWA

発売日

2018年10月24日 発売

こんなに面白い小説を あなたはまだ知らない シチュエーション、キャラクター、謎解き。すべてが画期的な知的エンターテインメント誕生! 全5話の傑作ミステリ短編集! 各話の読みどころ(村上貴史氏の文庫解説より) 第一話「ソリッド・シチュエーション」 意外な犯人を読者に納得させるための伏線が丁寧に張られている点も嬉しい。別の趣旨だと思って読んだ文章のなかに、重要な事実が隠されていたりするのである。思わず読み返したくなる一篇だ。 第二話「未明のバリガダハイツ」 終盤第七章で示される一人の人物の“余韻”が、なんとも味わい深い。伏線に導かれた急展開のスリルとはまた異なる魅力、いうなれば、情の魅力も、この短篇には備わっているのである。 第三話「グアムに蝉はいない」 それぞれの依頼をイーストマウンテン・リサーチ社が順々に処理していくような展開なのだが、両者の繋がりがなかなかに衝撃的だ。読者が勝ったと思った瞬間に負けているーーそんな衝撃を味わうのである。 第四話「ヨハネ・パウロニ世は踊らず」 私立探偵による調査をストレートに描いた点を魅力とする一篇である。そんな調査行において着目したいのが、ある証拠品の扱いである。その証拠品にゲンゾーが着目した理由に読者は終盤で驚き、同時に納得させられるのである。こうした“何故?”で読者を惹きつける手腕に、著者のセンスを痛感する。 第五話「アガニアショッピングセンター」 愚直に調査を進める彼等の活躍と、その果てに示される意外な真相、そしてその真相の苦み、緻密に組み立てられた最終話に相応しい一篇である。

マジシャン 最終版マジシャン 最終版

出版社

KADOKAWA

発売日

2018年9月22日 発売

手も触れずカネを倍にしてくれる男がいる! あやしげな噂に大規模な詐欺の臭いを嗅ぎつけた刑事・舛城は、天才的なマジックの才能を持つ少女・沙希の助けを借り捜査を始めた。舛白は防犯カメラがとらえた現場映像を入手。そこには確かに倍に増えていく札束の山が映っていた! いったいどんなトリックなのか? そして裏で進行する金融詐欺の真相は? スリリングかつリアルな知的頭脳戦の“最終形”が開幕!「完全版」を大幅改稿した「最終版」! 『マジシャン 最終版』は、続編『イリュージョン 最終版』と共に「再演」されるに当たり、マジックを題材にしたミステリーの妙味がブラッシュアップされ、時代性が約一〇年前から最新のものへと書き換えられただけでなく、社会における子供と大人の関係性というテーマにも磨きがかけられた。時間を忘れて楽しめる小説でありながら、読み終えた後に必ず、心に残るものがある。稀代のエンタイテイナー・松岡圭祐の作家性を象徴する、名シリーズとの出会い(もしくは再会)を、心ゆくまで楽しんでほしい。 吉田大助(書評家・文芸ライター)(解説より)

イリュージョン 最終版イリュージョン 最終版

出版社

KADOKAWA

発売日

2018年9月22日 発売

青年ながらもどんな手口も見破ると話題の“万引きGメン”椎橋彬。だが、彬にはもう一つの悪魔的な顔があった。マジックの知識を利用して周囲や防犯カメラを欺き大胆不敵な犯罪を繰り返していたのだーー。刑事・舛城と天才マジック少女・里見沙希が捜査を開始。見えてきたのは彬の見事な手口と、暗い過去だった……。彬vs沙希、マジシャン同士の究極の頭脳戦の行方は!? 知的エンターテインメントの“最終版”!「マジシャン第2幕」を大幅改稿した「最終版」誕生! 里見沙希の人生を辿ると、同世代の若者たちに比べて恵まれない少女時代を送ってきたことがわかる。幼い頃に両親を失い、養父の後見はあったものの児童養護施設で育った。そして、孤独のうちにマジックに光明を見いだした。そう、里見沙希もまた、椎橋彬と同様、周囲の大人たちへの不信感を持って育ったマジシャンなのだ。それだけに『イリュージョン』のクライマックスで、二人の人生が交差するシーンは感動的なものになっている。 タカザワケンジ(書評家)(解説より)

八月十五日に吹く風八月十五日に吹く風

出版社

講談社

発売日

2017年12月20日 発売

多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く。 1943年、北の最果て・キスカ島ー忘れられた救出劇。 迫真の筆致! 窮地において人道を貫き、歴史を変えた人々の信念に心震わされる。 ー冲方丁(作家) 本書のテーマは、戦時下における命の尊さに他ならない。毎年、八月十五日が来るたびに新しい読者によって読み継がれていってもらいたい。 ー縄田一男(文芸評論家) 太平洋戦争の戦記を読む。日本人にとっては辛いことだ。だがこの作品には、まさに爽やかな「風」を感じた。さらに、意外な「あの人」がからむ終戦時の秘史まで明かされるとは! 驚愕と感動が融合した稀有な一冊だ。 ー内田俊明(八重洲ブックセンター) 多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く感動の物語。

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