小説むすび | 著者 : 柚野木菫

著者 : 柚野木菫

すり替わった富豪と秘密の子すり替わった富豪と秘密の子

もしも18歳の誕生日に戻れたら、 きっとあなたのキスに応えてしまう。 急逝した夫の双子の弟ディオニュソスと再会したアリアドネは、 そのさなか、激しい腹痛に襲われ病院に運ばれた。 残念なことに、治療も虚しく彼女は亡夫の子を流産してしまう。 目覚めたアリアドネは、亡夫と瓜二つの義弟にとっさに懇願した。 「お願い! 人工授精であなたの子を授けて」 アリアドネは彼の子を亡夫の子と偽り、育てるつもりだったのだ。 ディオニュソスは驚き、非常識な頼みごとに隠された本心を、 アリアドネに厳しく問うた。もうすべてを打ち明けるしかないの? 同性愛者だった彼の兄とは友情で結ばれた結婚だったこと。 そして秘密を守るため、純潔のまま身籠るしかなかったことを。 ギリシア名門一族の双子の兄弟とヒロインは、子供の頃から友情を育んできました。やがてヒロインは18歳の誕生日に兄と婚約。彼女に惹かれていたヒーローは強引に唇を奪うと、逃げるように家を飛びだして……。ドラマティックで切ない再会ロマンスです!

祭壇に捨てられた花嫁祭壇に捨てられた花嫁

私を祭壇に置き去りにした憎い人。 なのに愛さずにはいられなくて……。 結婚式当日、花婿のイタリア富豪ヴィトは現れなかった── 伯父に強いられた政略結婚で、彼のことはよく知らないけれど、 いくらなんでも酷すぎるわ! フローラはドレス姿のまま、 彼のオフィスに押しかけた。だがヴィトから伯父が彼の両親を 破滅させたこと、そしてこの結婚は伯父への報復だったことを 聞いて呆然とする。伯父は8歳で両親を亡くした彼女を引き取った 恩人だが、一方で彼女の両親の遺産を強奪した悪人でもあったから。 帰る家もお金も頼れる人もなく、フローラはどん底に落ちた。 半年後、ヴィトは出先でウエイトレスとして働くフローラを見つけ 驚愕する。「ここで何をしている? いったい何があったんだ?」 支配的で強欲な伯父の操り人形として生きるしかなかったヒロインと、両親を死に追いやったヒロインの伯父を追いつめることに人生を費やしてきたヒーロー。二人の間に思いがけず芽生えた純愛を、大スター作家アビー・グリーンが情感豊かに描きます!

シチリア大富豪と消えたシンデレラシチリア大富豪と消えたシンデレラ

私は息を潜めてただ待つしかないの? 愛しているとあなたが言ってくれるのを。 自分が養女だと知ったフローラは、ロンドンまで出向いて 出生時の情報を入手し、愕然とした。母は麻薬依存症……。 打ちひしがれて駆け上ったホテルの屋上で、青い瞳の 世にも美しい男性と出会い、運命に導かれるように純潔を捧げた。 素性はおろか、名前さえお互い告げないまま。 6週間後、フローラが住む田舎の農場にヘリコプターが飛来し、 降りてきたのはーー二度と会えないと思っていたあの夜の男性。 「やっと見つけた。きみは妊娠したかもしれない」 強引に連れていかれた先は巨大なヨット。 彼は巨万の富を誇る、シチリア大富豪だったのだ! 夢心地で身を捧げ、身ごもった乙女の恋の行方は? “嵐のようなジェットコースター・ロマンス”とAmazon.comの読者レビューで評される、注目作家リラ・メイ・ワイト。舞台劇さながらの迫力ある作風は、リン・グレアムファンの方におすすめです!

夫を愛しすぎたウエイトレス夫を愛しすぎたウエイトレス

夫婦なのに夫婦のふりをするなんて、 奇妙で、陳腐で、そしてあまりに切ない。 多忙で妻を顧みない夫ドメニコから逃げだして4カ月後、 レイは彼の伯母の弔問のため、ヴェネチアの屋敷を訪れた。 なんて愚かなの? 出迎えた夫にうっかりときめくなんて……。 翌日、ドメニコの親代わりだった故人の遺言が読みあげられ、 レイは思わず耳を疑った。彼が屋敷を相続する条件として、 2回目の結婚記念日を妻と共に迎えることが必須だという。 「屋敷は絶対手放せない。半年間、夫婦円満のふりをしてくれ」 ドメニコの懇願に屈し、レイは渋々“従順な富豪の妻”に戻るが、 接触は頬へのキスまでというルールはすぐに破られて……。 夫の愛情を微塵も感じられない籠の鳥のような生活が虚しくなり、ウエイトレスをしながら夢への一歩を踏みだしたヒロイン。遺言書がきっかけで、再び夫婦として向き合うことになり……。期待の新作家ロージー・マクスウェルが描く、熱い夫婦再生ロマンス!

短い恋がくれた秘密の子短い恋がくれた秘密の子

再会した彼に打ち明けるのが怖い。 7年も言えずにいた息子の存在を。 息子が6歳になり、救急隊員として働き始めたブリー。 初出勤の日、現場に現れた救急救命士を見て、彼女は目を見開いた。 ジョンノ! まさか再び彼と会う日が来るなんて。 7年前、彼の送別会の夜、ブリーはかりそめの恋と知りつつ身を捧げた。 妊娠がわかったのは、ジョンノが街を去ったあとのこと。 彼に連絡が取れないうえ、おなかの子の健康に問題があるとわかり、 ブリーは途方に暮れたが、独りで産み育てようと決意する。 生まれた子は病にもめげず、明るく元気に育っていた。 あなたには息子がいるのーー戻ってきたジョンノに告げなければ。 けれども、その勇気が出ないうちに、彼の知るところとなって……。 命の現場を舞台にめくるめくロマンスを描いて人気のアリスン・ロバーツが放つ感動作。母一人子一人で過ごしてきたブリー母子の前に、不意に舞い戻ってきたジョンノ。彼が家族も子供もいらないと考えていることを知り、ブリーの悩みは深まるばかりで……。

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