小説むすび | 著者 : 柿沼摩耶

著者 : 柿沼摩耶

百本の薔薇に抱かれて百本の薔薇に抱かれて

薔薇の罠にかかった惨めな私を、 いつかあなたは愛してくれるの? スージーのみすぼらしい部屋に、目も覚めるほどハンサムな男性が 100本の薔薇を抱えてやってきた。「金目当ての女性はお断り。 結婚にも興味はない。だが、なぜかきみに興味がある」 セルジオ・ブージ──世界的企業を率いる大富豪の彼とは、 2週間前にレストランで出会い、熱く誘惑されたものの、 財産狙いの下品な女だと決めつけられ、追い返されたのだった。 今さら何を言っているの? 失礼すぎるわ。スージーは怒ったが、  彼の魅力に抗えず、愛のない秘密の関係を受け入れてしまう。 2カ月後、スージーは思いがけずセルジオの子を身ごもった。 彼の義務感からの求婚に喜びは一瞬で消え、虚しさが募って……。 冷たい家庭に育ったヒロインが何より求めているのは、愛し愛されること。夫となったヒーローに片想いしたままの結婚生活にピリオドを打とうとしたとき、奇跡が起きて……。キャシー・ウィリアムズが描く、心を揺さぶる切ない名作ロマンスです。

スター作家傑作選〜愛なき富豪と花陰の乙女〜スター作家傑作選〜愛なき富豪と花陰の乙女〜

『悲しい約束』母を事故で亡くし、失意のどん底にいた看護師デイナ。心機一転するために退職した彼女は、一時的に失明した大富豪ギャノンの看護を住み込みで引き受ける。彼は獅子のように気高く傲慢な反面、どこか憎めない男性だ。扱いづらさに手こずりつつも、気づけばデイナは恋をしていた。そんなある日、ギャノンの主治医から非情な診断が下される。彼の視力が戻る見込みは、ゼロに近いというのだ!打ちひしがれたギャノンは自暴自棄ぎみにデイナにすがった。僕と結婚してくれー愛は誓えないが、そばにいてほしい、と…。『命の芽吹くパリで』妹と母を相次いで失ったイモジェンは、さらなる悲劇に襲われる。不治の病で亡くなった母と同じ症状が出始めたのだ。死を覚悟した彼女は残りの人生を楽しもうと憧れのパリへ向かう。そこで知人を介して上流階級のパーティに潜入して、大富豪ティエリーと出逢い、燃えるような一夜を過ごした。彼と満ち足りた2週間を過ごしたあとで彼女はパリを去るが、母国へ帰る間際、予期せぬ妊娠に気づいて動揺する。なんという運命のいたずら。余命わずかな私が新たな命を授かるなんて!悩んだ末、ティエリーに打ち明けるが…。

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