著者 : 櫻井みこと
メルティガル侯爵令嬢のクロエは、アダナーニ王国の第二王子キリフに、婚約破棄を突きつけられてしまう。だがそのショックで、OL・橘美沙としての前世の記憶がクロエによみがえった!「お前がそんな女だとは思わなかった。態度を改めないのならば、婚約を解消するしかないな」「はい、承知しました」家を出よう。私はこれから自由に生きるー。そうして屋敷を飛び出したクロエは、騒動に便乗して近衛騎士を辞めてきたエーリヒを相棒に、自由を求めて旅立った!すると、氷の騎士と称されるほどクールだったエーリヒが、クロエのことを溺愛してきて…!?
会社員の優衣が気付くと、いつの間にか見知らぬ世界にいた。目の前には信じられないくらい美形の魔導師がいて、彼が優衣を召喚したのだと言う。元の世界に戻してほしいと訴える優衣に、ジェイドと名乗った彼は、自分の目的を果たしてくれたら帰すと約束してくれた。でもそれは、人類にとって脅威である「魔族」を誘惑して、この国の守護者にしろという無理難題なもの。恋愛経験もあまりないのに無理だと優衣は言ったが、ジェイドは聞き入れてくれない。仕方なく努力だけはすると優衣は約束したけれど、ジェイドはなぜか過保護になって、彼女に近付く魔族を威嚇して追い払う。話が違うと困惑するも、次第に優衣はジェイドに惹かれていく。けれど彼には、絶対に知られてはいけない秘密があって…!?
「すまなかった」 新米修道女になった公爵令嬢サーラの前で頭を下げている男性ーー かつて彼女の婚約者であった、王太子カーティスだ。 聖女の生まれ変わりを自称する男爵令嬢エリーに夢中になったカーティスは、 サーラに、婚約を破棄すると言い放った。 突き付けられた罪状は、すべて冤罪だったけれどーー。 疲れ果てていたサーラは、それを受け入れた。 激怒した両親に修道院に送られるも、これでようやく静かに暮らせると安堵するサーラ。 それなのに、なぜかカーティスが修道院に現れて謝罪する。 いまさらそんなことを言われても、復縁なんて絶対にありえません。 「わたしのために何かしたいのなら、もう放っておいてください」 そしてサーラは、修道院を離れ、隣町にある孤児院の手伝いをすることになる。 そこで彼女は、どことなく優美な雰囲気を持った不思議な男性・ルースと出会い……!?
叔父たちに公爵家を奪われるも前向きに生きるリゼットは、ある日、謎の青年エクトルと出会う。顔色の悪いエクトルを放っておけず、人嫌いだという彼に戸惑いつつも献身的に支えていた。最初はそっけなかったエクトルだが徐々に心を開き始め互いに惹かれていく。しかし、エクトルの正体が皇太子だと判明し!?「俺は、君を愛している。離れることなど考えられない」公爵家を取り戻すか、皇太子妃になるか、リゼットが出した答えは…?
「帝国に貸し出した、雨を降らせるための魔導具に不具合があるらしい」深刻化する砂漠化問題を解決すべく送った魔導具にトラブルがあったため、サルジュとともに再び帝国に赴いたアメリア。親交を深めるカーロイド新皇帝のため尽力する中、思わぬ襲撃に巻き込まれてしまい…。「アメリアはそのままでいい。すべて、愛しいと思っている」「こんなにしあわせな結婚ができるなんて、想像もできませんでした」サルジュとの結婚を目前に、二人にとって過去最大のピンチが!?それでも私、王子殿下と結婚しますー身分も実績も違う二人が送る傷心から始まる究極の溺愛ラブロマンス完結巻!
王都から遠く離れた小さな村に住むラネは、5年前に出て行った婚約者が聖女と結婚する、という話を聞く。もう諦めていたから、なんとも思わない。どうしてか彼は、幼馴染たちを式に招待したいと言っているらしい。王城からの招きを断るわけにはいかず、婚約者と聖女の結婚式に参列することになったラネ。暗い気持ちで出向いた王都である人と出会い、彼女の運命は大きく変わっていく。不幸の中にいたラネが、真実の愛を手に入れる、ハッピーエンドロマンス。
サルジュと婚約してから1年。第二王子エストの婚約者であり、王立魔法学園に留学するジャナキ王国の第四王女クロエ王女殿下を迎えに行くことになったアメリア。初めての外交に戸惑いながらも、サルジュも同行してくれることになり安堵した彼女だったが、赴いた先でトラブルに巻き込まれてしまい…。「…無事で、よかった。君の代わりは誰にもできない。そして何よりも、私の最愛の人なのだから」異国でも私、王子殿下から愛情を注がれています。第四王子と田舎の伯爵令嬢、身分も実績も違う二人が送る究極のラブロマンス第2弾!
「君は、まだ彼と婚約していたいと思う?」「いえ、まったく思いません」 身分も実績も違う私ですが、王子殿下にめちゃめちゃ愛されすぎてます!! 一年前に音信不通となった一歳年上の婚約者リースを追いかけ、王立魔法学園に入学した田舎領地の伯爵令嬢アメリアは、学園で不穏な噂を耳にする。それはリースが懇意にした令嬢(浮気相手)との純愛をアメリアが邪魔しているというもの。 事実無根な噂で孤立してしまう彼女だったが、なぜか第四王子サルジュ殿下に見初められてしまいーー!? 「私には、アメリアがいてくれたらそれでいい」 (そんなことを言われたら、勘違いしてしまいますよ) 私、婚約者のことなんてどうでもよくなるくらい、王子殿下に溺愛されてしまいましたーー傷心から始まる、究極の溺愛ラブロマンス!
喫茶店に勤務していた料理好きの琴子。自らレシピサイトを運営するほど料理にのめり込んでいたが、気付いたら異世界に迷い込んでいた。異世界で食堂を経営している老婦人に拾われると、そこで得意の料理を提供することに。あるとき、容姿端麗な騎士団長がやってきて悩みを聞くうちに、琴子はあることを決意するー突然の転移でも得意の料理で世界を変える、異世界レシピファンタジー。