著者 : 池田真紀子
ボストン郊外の静かな夕暮れ、チャールズ川沿いに自転車を走らせていた、23歳のエリサ・ヴァンダースティールの死体があたかも雷に打たれたかのような状態で発見された。検屍局長ケイ・スカーペッタはこれが神の偶然の行為ではないことを事件現場で直観し、何の痕跡もない謎の感電死の真相に迫ろうとする!
匿名サイバーテロリストから奇妙な詩が届き、事件は複雑な様相を呈し始める。その脅迫メッセージは止まらず、調査を進めるケイとその周辺にもいよいよ危険な気配が漂い出す。天才ハッカー・姪のルーシーに助けを求めるが、元FBIのサイコパスで、邪悪かつ凶悪な宿敵、キャリーの影がまた再び忍び寄ってくる。
ニューヨークの地下で拉致された女性は毒の針で刺青を刻まれ、死亡していた。現場では、科学捜査の天才リンカーン・ライムが解決したボーン・コレクター事件に関する書籍の切れ端が発見された。殺人者はあの連続殺人犯の手口とライムの捜査術に学び、犯行に及んでいるのか?現代最高のミステリー・シリーズを代表する傑作。
ニューヨークの地下迷宮で殺人を繰り返す犯人。毒針で被害者の皮膚に刻まれた謎の文字は何を意味するのか。次の殺人はどこで起きるのか。そして犯人の狙いは何か。やがて浮かび上がる二重三重に擬装された完全犯罪ー。「このミステリーがすごい!」1位に選ばれた、ドンデン返しの魔術師ディーヴァーの会心作。
シリーズの楽しさを みっちり詰めこんだ リンカーン・ライム最新刊! ニューヨークからナポリへーー “漆黒の絶叫”にとり憑かれた犯人を追え! ニューヨークの路上で男が拉致されるのを少女が目撃した。やがて被害者の苦痛のうめきをサンプリングした音楽とともに、監禁されて死に瀕している被害者の姿が動画サイトにアップされた。アップロードしたのは「作曲家(コンポーザー)」を自称する人物。捜査を依頼された科学捜査の天才リンカーン・ライムは現場に残された証拠物件から監禁場所を割り出し、被害者を救出したものの、〈コンポーザー〉は国外に逃亡してしまった。 そして事件の場はイタリアへーーリビアからの移民が誘拐されたのだ。〈コンポーザー〉の犯行だった。ナポリに飛んだ名探偵ライムとパートナーのアメリア・サックス、そしてライムの介護士トムは、若き森林警備隊員エルコレとともに事件に挑む。ニューヨークの白人とナポリの難民。被害者をつなぐものは何か? 〈漆黒の絶叫〉に駆りたてられる〈コンポーザー〉の目的は? アメリカ総領事館から持ち込まれた留学生の暴行事件も調査することになったライムは、想像を絶する真相を探り当てることに…… ニューヨークで起こった誘拐事件の犯人を追って、ほぼ全編がイタリアで展開する最新作。名探偵ライムが証拠とロジックで快刀乱麻の名推理を導き出せば、アメリアは凶行を阻止するために車を疾走させ、死地へと飛び込む。シリーズのファンが「こうでなくちゃ!」と快哉をあげる場面が満載、もちろん大規模ドンデン返しも待ち受けています!
精神分析医のアナ・フォックスは、夫と娘と生活を別にして、ニューヨークの高級住宅街の屋敷に十カ月も一人こもって暮らしていた。広場恐怖症のせいで、そこから一歩たりとも出られないのだ。彼女のなぐさめは古い映画とアルコール、そして隣近所を覗き見ることー。ある時、アナは新しく越してきた隣家で女が刺される現場を目撃する。だが彼女の言葉を信じるものはなく…。
コンピューターのデータ処理能力は発達を続け、人類は無限の知識を手に入れた。そして2042年を機に「不死の時代」へ突入する。が、地球に定住できる人数は限られていたため、サイズと呼ばれる聖職者たちが、ヒトの命を奪うことになった。その後継者と目された少年と少女は「ユートピア」で何を見たのか?
幼い頃に父を亡くして、田舎町の中古ゲーム店でバイトをしながら母と暮らす高校生のザック。彼は異星艦隊と戦うオンラインゲーム“アルマダ”で世界6位の実力を持つゲーマーでもあった。そんなザックの日常は、あるとき校庭に降り立った1隻の宇宙船によって終わりを告げる。実は人類は現在滅亡の危機にあり、“アルマダ”のプレイヤーこそが地球の命運を握るのだというー現代最注目のギーク作家による渾身のSF長篇。
“アルマダ”はただのゲームではなく、地球防衛同盟軍(EDA)が異星からの侵略に備え製作した訓練用シミュレーターだったーザックはそうして集められた新兵の1人として、月面基地アルファへ配属を命じられる。仲間たちは誰もが筋金入りのゲーマー、敵は圧倒的な大艦隊のエウロパ星軍。ドローン戦闘機で激しい迎撃戦に臨むザックが知る、自身の家族と世界を巡る真実とは?新たなる傑作戦争SF!
バハマで反米活動家の男が殺害された。神業と言うべき超長距離狙撃による暗殺だった。直後、リンカーン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪ねてきた。その暗殺は米国政府諜報機関の仕業で、テロリストとして射殺された男は無実だったというー。非合法の暗殺事件を訴追すべく、ライムとサックスたちは捜査を開始する!
リンカーン・ライムが刑事事件から撤退を決意した!原因はバクスターという男の死だった。ライムの徹底した捜査の結果、重罰を科されることになったバクスターは自殺を遂げた。捜査に間違いはなかったが、しかし…。そんな疑念がライムを捕らえたのだった。だから連続殺人犯を追うアメリア・サックスはライムの助けを借りることができない。そしてライムは、民事訴訟のための調査依頼を引き受ける。それはサックスの目の前で起きた痛ましいエスカレーター事故の訴訟だった…。
古代アレクサンドリア図書館は、いまも存在しているー。射殺された大学教授アルノがエミリーに残した手紙には、7世紀に忽然と消えた伝説の図書館の現存がほのめかされていた。エミリーは、謎だらけの教授の言葉に導かれ、幻の図書館を探す旅に出る。一方、ワシントンDCにも、図書館の行方を追う者たちがいた。手段を選ばない彼らの魔の手がエミリーに迫りくる!ノンストップ史実ミステリー。
真夜中過ぎ、墓地にそびえるイチイの大木の怪物がコナーのもとに現われて言う。「おまえに三つの物語を話して聞かせる。わたしが語り終えたら、おまえが四つめを話すのだ」母の病気の悪化、学校での孤立、そんなコナーに怪物は何をもたらすのか。心締めつけられる物語。(ゴヤ賞本年度最多9部門受賞)
レントンが仲間の大金を持ち逃げしてから9年。ロンドンでくすぶっていたシック・ボーイは、親戚からパブを譲り受け、スコットランドのリースに帰ってきた。ここで一発当ててやる!シック・ボーイが悪だくみをしているそのとき、オランダで暮らすレントン、刑務所にいるベグビー、依存症治療中のスパッドの人生もまた大きく動き出す。この再会は事件だ!『トレインスポッティング ポルノ』を改題・文庫化。映画化原作。
映画作りで金儲けをたくらむシック・ボーイ。得意の話術と策略で、街のごろつきから美人女子大生、果てはドラッグ撲滅運動のメンバーまでも巻き込んでいく。さらに裏切り者のレントンをついに見つけ出すと、復讐計画を隠して、手を組むことに。映画製作は順調に進み、もうすぐ大金が…だが、思わぬ事態が発生!おまけに狂犬ベグビーが暴れ出す!!世界中を熱狂させた“陽気で悲惨な”傑作青春小説、待望の続篇。
グローバル企業の若き創業者兼CEOのクリスチャン・グレイは、暗い過去を抱え、女性に対してある「ルール」を持っている。だが学生新聞のインタビューで女子大生のアナスタシア・スティールと出会った彼は、恋の経験のない世間知らずのアナに、思いがけず強く惹きつけられていく…。大ベストセラーとなり、映画化された『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を、グレイの視点から。
周りのすべてを支配することで自分の欲望をコントロールし、巨万の富を築いたグレイにとって、ロマンティックな恋愛を求めるアナとの関係は、“初めて”のことばかりだった。そのアナの純真さは、グレイを夜ごと苛む悪夢を追い払うことができるのか。それとも彼の暗い欲望は、アナが与えてくれた希望の光を消し去ってしまうのか。全世界で累計一億部突破した究極の愛の物語、シリーズ最新刊。
私立探偵コーモラン・ストライクシリーズ第二弾! 小説家オーウェン・クワインが行方不明になった。当初夫人は、2〜3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらえばいいと考えていた。しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人の想像ほど単純なことではないことが明らかになってゆく…… 私立探偵コーモラン・ストライクシリーズ第2作は出版界が舞台! 小説家・オーウェン・クワインが行方不明になった。 当初、クワイン夫人は2〜3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらい家に連れ帰ればいいと思っていた。 しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人が考えているほど単純なことではないことが明らかになってゆく。 小説家クワインは長篇小説の原稿を仕上げたばかりだった。 そこでは、出版界の自分の知人たちが、悪意ある筆づかいで、その人の人生が滅茶苦茶になるほど徹底的にこき下ろされていたのだ。 ということは、クワインを黙らせようとする人間が大勢いてもおかしくないということだ。 やがて異様な状況下で惨殺されたクワインの遺体が発見された。 この冷酷な殺人者の動機とは何か? こんな異様な殺人者にストライクはこれまで出逢ったことはなかった・・・・・・
クワインは原稿を仕上げたばかりだった。原稿は出版界の知人たちを、その人の人生が破滅してしまうほど悪意に満ちた筆で描かれていた。ということは、クワインを黙らせようとする人間が大勢いてもおかしくはない。やがて異様な状況下で惨殺されたクワインの遺体が発見される。この冷酷な殺人者の動機とは? ストライクがこれほど奇異な殺人に遭遇したのは初めてだった・・・・・・ 私立探偵コーモラン・ストライクシリーズ第2作は出版界が舞台! 小説家・オーウェン・クワインが行方不明になった。 当初、クワイン夫人は2〜3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらい家に連れ帰ればいいと思っていた。 しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人が考えているほど単純なことではないことが明らかになってゆく。 小説家クワインは長篇小説の原稿を仕上げたばかりだった。 そこでは、出版界の自分の知人たちが、悪意ある筆づかいで、その人の人生が滅茶苦茶になるほど徹底的にこき下ろされていたのだ。 ということは、クワインを黙らせようとする人間が大勢いてもおかしくないということだ。 やがて異様な状況下で惨殺されたクワインの遺体が発見された。 この冷酷な殺人者の動機とは何か? こんな異様な殺人者にストライクはこれまで出逢ったことはなかった・・・・・・