小説むすび | 著者 : 澤西祐典

著者 : 澤西祐典

芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語

もし『不思議の国のアリス』を日本の文豪が翻訳したら? そんな夢のような構想が現実となったのが、1927年刊行の『アリス物語』。 芥川龍之介と菊池寛による訳文は、アリスや不思議の国の登場人物たちがいきいきとユーモラスに描かれ、今なお色あせない魅力にあふれています。本書は、原書にあったいくつかの不足な点を補い、注釈や解説を付加して甦らせた『完全版 アリス物語』。アリスや芥川・菊池ファンの方はもちろん、『不思議の国のアリス』をはじめて読む方にもおすすめできる一冊です。 ◆はじめに ◆完全版 アリス物語 一章 兎の穴に落ちて  二章 涙の池  三章 コーカスレースと長い話  四章 兎が蜥蜴のビルを送り出す  五章 芋虫の忠告  六章 豚と胡椒  七章 気違いの茶話会  八章 女王の球打場  九章 まがい海亀の物語  十章 海老の四組舞踏  十一章 誰がお饅頭を盗んだか  十二章 アリスの証言 ◆注釈  ◆解説 本書の成り立ち ◆あとがき 文豪たちのアリスーー “お饅頭”はどこからやって来た?

芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚

出版社

岩波書店

発売日

2018年11月24日 発売

ジャンル

はじめにーー柴田元幸 The Modern Series of English Literature より  身勝手な巨人……………オスカー・ワイルド(畔柳和代 訳)  追い剝ぎ……………ダンセイニ卿(岸本佐知子 訳)  ショーニーン……………レディ・グレゴリー(岸本佐知子 訳)  天邪鬼(あまのじゃく)……………エドガー・アラン・ポー(柴田元幸 訳)  マークハイム……………R・L・スティーヴンソン(藤井 光 訳)  月明かりの道……………アンブローズ・ビアス(澤西祐典 訳)  秦皮(とねりこ)の木……………M・R・ジェイムズ(西崎 憲 訳)  張りあう幽霊……………ブランダー・マシューズ(柴田元幸 訳)  劇評家たちあるいはアビー劇場の新作ーー新聞へのちょっとした教訓……………セント・ジョン・G・アーヴィン(都甲幸治 訳)  林檎……………H・G・ウェルズ(大森 望 訳)  不老不死の霊薬……………アーノルド・ベネット(藤井 光 訳)  A・V・レイダー……………マックス・ビアボーム(若島 正 訳)  スランバブル嬢と閉所恐怖症……………アルジャーノン・ブラックウッド(谷崎由依 訳)  隔たり……………ヴィンセント・オサリヴァン(柴田元幸 訳)  白大隊……………フランシス・ギルクリスト・ウッド(若島 正 訳)  ウィチ通りはどこにあった……………ステイシー・オーモニア(柴田元幸 訳)  大都会で……………ベンジャミン・ローゼンブラット(畔柳和代 訳)  残り一周……………E・M・グッドマン(森慎一郎 訳)  特別人員……………ハリソン・ローズ(西崎 憲 訳)  ささやかな忠義の行い……………アクメッド・アブダラー(森慎一郎 訳) 芥川龍之介作品より  春の心臓……………ウィリアム・バトラー・イェーツ(芥川龍之介 訳)  アリス物語(抄)……………ルイス・キャロル(芥川龍之介・菊池寛 共訳)  馬の脚……………芥川龍之介  おわりにーー澤西祐典  附 芥川龍之介による全巻の序文と収録作品一覧

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