著者 : 瀬尾優梨
病弱な妹の世話をしながら、実家の経営を支える男爵令嬢のマティルダ。自由を夢見るも、自分勝手な両親に振り回され、搾取される日々を過ごしていた。そんなある日、夜会で飛び入り参加した朗読劇で、完璧に役を演じきったことがきっかけで若き辺境伯・カーティスに見初められ、契約結婚を申し込まれる。「おまえの望みを叶える代わりに、俺の妻を演じてほしい」カーティスが治める4年間、契約妻として辺境の地で新しい生活を始めたマティルダは自由な暮らしを楽しむ一方で、領内で起きている問題を知り、実家で培ってきた知識を活かしてスピード解決!領地の発展に貢献し、次第に領民から辺境伯夫人として愛されていく。一方で、冷遇されながらも完璧にこなす妻の姿に、カーティスの心は動かされていき…?働き者の地味才女×恋に無頓着な辺境伯のじれ甘ラブファンタジー!
エドモンズ伯爵を伯父に持つサンドラは、王城で使用人として働いていた。ある日、熱中症で倒れている騎士を介抱したサンドラは、数日後に離宮から呼び出しを受ける。そこで待っていたのは、サンドラが介抱した騎士こと、魅了の力に苦しむ第二王子パーシヴァルだった。魅了が効かないサンドラに驚くパーシヴァル。するとサンドラは、自身の出身地であるエドモンズ伯爵領が『伯爵領で暮らす男性は皆マッチョになる』という特殊な環境のせいで、男性のフェロモンに耐性があるのではないかと告げる。それを知ったパーシヴァルは、サンドラに契約結婚を申し込むがー!?「小説家になろう」発、身分差から始まるピュアラブコメディー。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったデルフィーナ。このままだと向かうは破滅エンドーいや、絶対に回避してまったり田舎生活を送ってみせる!そう誓ったデルフィーナは奔走し、とうとう迎えた王太子との婚約破棄。これでようやく自由の身…と安心した矢先、なぜか攻略キャラの1人である竜騎士・セドリックが熱い視線で見つめてきて…!?「ずっとお慕い申し上げておりました。私と結婚していただけませんか?」シナリオにない予想外の求婚に動揺するデルフィーナ。実は前世の推しキャラだった彼の告白にときめきつつも固辞するが、セドリックはお試し期間を設けることを提案。1年限定のかりそめ婚約者になることに。どうにか婚約撤回をもくろむデルフィーナだけど、セドリックの甘さは加速する一方でー!?こんな溺愛ルートは聞いてません!(汗)役目を終えた悪役令嬢×最強騎士の溺愛ラブファンタジー!
父を亡くし、男爵位を継いだ叔父の世話になっているディートリンデは、婚約者を従妹のエルナに奪われ、親ほども年の離れた商人の後妻として金貨30枚で買われることになった。その縁談を受け入れかけていた矢先、見目麗しい貴族の青年が「金貨100枚」を携え求婚してくる。彼、バルタザール・リューガーは、子どもの頃に喧嘩別れした幼なじみだった。彼の目的は形だけの「契約結婚」。夫婦になったが愛情は望めない。バルタザールの勤める騎士団詰め所で働き始め、高い事務能力を発揮して一目置かれるディートリンデだが、男女問わず人気者の夫を見てひそかに心を痛めていた。一方、妻にそっけなく接するバルタザールにも、秘めた想いがあるようで…?互いを思いやりすぎて、すれ違い続けた契約夫婦。気持ちが通じた先に待っていたのは、夢のように幸せな日々と、思いがけない事件だったー!?
釣り合わないから断られようと思っていたお見合いの結果、エストホルム伯爵家の三男ベルンハルドと婚約することになった男爵家の娘アーシェ。婚約者となったからには仲良くならなければしょうがない、と親交を深めようとするアーシェは、極端に無口ながらも気遣いを忘れないベルンハルドのやさしさに惹かれていく。そんな日々の中、ベルンハルドの胸に飾られた花ースミレが、どうやら自分にしか見えないこと、そして彼の想いに合わせて姿を変えていることに気が付く。それはどうやら女神様の祝福のようでー!幻の花が、二人の恋を繋ぎ結ぶ、純愛ストーリー開幕!
隣国・オルーヴァとの騒動も過ぎ、レンディア王国にも春の足音が聞こえ始めた。そんな中、凄腕の魔道士であるユリウスと婚約し、共に穏やかな日々を過ごしていたライラは昔の友人と再会。彼女の結婚生活の様子を聞き、夏に控えた結婚に向けて自身も花嫁修業をすることに。世話係のヘルカと相談し、『非魔道士』の自分にできることを探す裏側で、ユリウスも花婿修業を始めており…?それぞれの修業が進む折、ある日隣国の小国・ミュレルの王女、シャルロットがレンディアへと遊学にやってきた。その付添いを務めることになったユリウスとライラ。魔道士至上主義のミュレルで育ったシャルロットだったが、魔道士と肩を並べて話す『非魔道士』のライラと交流を深め、彼女を認めるように。だが、遅れてやってきたシャルロットの兄・トリスタンはそれが面白くないようで…?
レンディア王国のとある夜会。商家の娘ライラは、婚約予定だった相手を友人に奪われてしまう。最初から愛情などなかったが、このままでは家族に迷惑を掛けてしまう…そう悲嘆に暮れる中ー「君に三度目惚れしたんだ」-ライラは「亡霊魔道士」と呼ばれる青年ユリウスに突然プロポーズされて!?亡霊のような見た目のせいで、凄腕だけど周囲から怖がられるユリウス。その原因でもあり、日常生活に支障を来すレベルの魔力過多を、ライラならば癒やせるらしくて…?更には様々な好条件も持ち出され、ライラはあれよあれよとユリウスの婚約者として彼の屋敷で暮らすことに。マイペースで不思議な人。だけどライラには無自覚でグイグイ来る。そんなユリウスに翻弄されながら始まったライラの新たな生活はお菓子を作ったり、衣服のデザインに挑戦したりと穏やかで。一度捨てられた娘は、凄腕の魔道士と共に再び幸せへの道を歩み始めますー
白魔法使いのアマリアは甘えっ子の息子・ユーゴ、昔なじみのレオナルドと「スローライフ」を満喫中。紅茶のもつ“癒しの力”をさぐるため、三人は生まれ故郷へ。そこでアマリアは自分を捨てた父親に会い、衝撃を受ける。そんな時竜退治をおこなう輩に、ユーゴの本当の姿“黄金の竜”がバレて、引き離されてしまい!?「ユーゴは…私の息子です!」「おれも、ママを愛してる」誰よりも大切な息子だからー固い絆で、最強家族は立ち向かう!
侍女のサラは、王女の身代わりで敵国フェリエに嫁ぐよう命じられる。全ては恩のある王女のため…のはずが、政略結婚のために別れた恋人を、王女に寝取られていたなんて!?信じていた人たちに裏切られ、敵国で幸せになると心に誓うサラ。しかし肝心の結婚相手は…“引きこもり・人嫌い・常に仮面装着”の面倒物件!?さらにフェリエでは、恐ろしい“黒い獣”の噂が囁かれていてー。
竜の討伐に失敗した結果、ケガをしたまま放置され、仲間に捨てられてしまった白魔法使いのアマリア。-もう死ぬのかな。覚悟を決めたその時、なぜか竜は人間の子ども姿になって甘えてきた!?村に戻ったアマリアは、ユーゴと名づけた竜の正体を隠し、二人で親子として大好きな紅茶を嗜むスローライフを満喫することに。すると、アマリアの本当の才能が開花して…?「ママが淹れたお茶、おいしい!」大切な人のために最高の一杯を。最強家族と癒しの紅茶生活!
「んっふふふ…桁が、もう少しで…ふふふ」没落侯爵家の令嬢・テレーゼは帳簿を眺めるのが日課。念願叶い城の女官見習になり、あとはガッポリ稼ぐだけと思っていた矢先、先輩女官に目をつけられる。でも超鈍感なテレーゼは地味な嫌がらせにも気づかず、お母様直伝・お城で生き抜くメソッドを持ってマイペースにお仕事一筋!だが大公の婚約記念式典が近づくと、妃の専属女官の座を巡る争奪戦に巻きこまれ!?節約好きの型破り令嬢、今日も大金めざして爆走中!
生活が苦しく、節約に励む侯爵令嬢・テレーゼにある日、大公妃にふさわしいか調べるため、と城への召集がかかる。“私が妃なんてあり得ない!”と一度はあっさり断るが…「妃になれない場合、女官として働くこともできます」「何っ?」「さらに候補者には頭金として十万ペイルを」「乗った!」即答し、トントン拍子で家を出ることに。だが城で待っていたのはわがまま放題な令嬢達とのお妃争奪戦で!?邪な野望と大金への夢を抱き、テレーゼ、堅実な人生設計で行きます!