小説むすび | 著者 : 瀬尾優梨

著者 : 瀬尾優梨

十五年の石化から目覚めた元王女は、夫と娘から溺愛される十五年の石化から目覚めた元王女は、夫と娘から溺愛される

王太子である異母兄に嫌われ、王宮を離れて修道院の司祭として働くラプラディア王国第一王女カミラ。ある日、自身を慕ってくれる異母妹に、婚約者として平民の少年騎士、ルクレツィオを紹介される。年も近く、お似合いで仲の良い様子の二人を祝福していたカミラだったが、父である国王が崩御し横暴な兄が即位した途端、異母妹とルクレツィオは婚約破棄させられる。挙句、カミラにはルクレツィオとの結婚の命令が下った。 カミラは、ルクレツィオは美しい妹ではなくて八つも年上の自分と結婚せざるを得ない上、自分が兄に嫌われているせいであたえられるはずだった爵位の格が落ちてしまったと気に病み、自然とルクレツィオとの距離が離れてしまう。ルクレツィオがあまり多くを語らないことや王族と平民の感覚の違いなどもあり、きちんとした交流もできないまま結婚生活もぎこちないものに。 白い結婚での離縁で彼を解放することを考えるカミラだったが、ルクレツィオが二年の遠征へ赴くこととなり、出発前夜二人は結ばれることになる。 そしてその一夜で、カミラは娘ディアドラを授かった。 懐妊をきっかけにルクレツィオとも手紙での交流ができ始めたカミラは、生まれた可愛い娘に夫の肖像画を見せて育て、幸せで満ち足りた日々を過ごす。そして、ディアドラのためにもルクレツィオと向き合いなおすことを決心して、彼の帰還を心待ちにしていた。 しかし、もう少しでルクレツィオが帰還するという日の夜、その大切な娘を狙う襲撃者がーーーー!? ディアドラを守るため必死に抵抗したカミラは、身代わりとなって毒を受け、体が石化してしまう。 それでも、急いで駆けつけてくれたルクレツィオにディアドラを託し、カミラは娘を守れた安堵の中眠りにつく……。 ……そして、カミラが目覚めたとき、すでに十五年の年月が経っていた。 目覚めた彼女を待っていたのは、年齢差が逆転した夫と美しい女性に育った娘だった。娘の口から語られる空白の日々、夫から寄せられる溺愛の感情。十五年が経過した感覚のないカミラは困惑しつつも、家族のそろった幸せな日々を噛みしめてーーーー! これは時を超える夫婦と家族の、温かな愛の物語。

捨てられた壁令嬢、北方騎士団の癒やし担当になる 1捨てられた壁令嬢、北方騎士団の癒やし担当になる 1

辺境騎士団の環境を豊富な知識で大改善!! 大活躍で、周りからの好感度も爆上がり!? リグラン王国の社交界で、その身長の高さから“壁令嬢”として揶揄されてきた子爵令嬢シャノン。 公爵家主催のパーティで、ついに婚約相手からも身長を理由に婚約破棄を言い渡された結果、家族にも勘当されてしまう。 そこで、これからは自身の力で生きていくと決め、いっそ王都から遠く離れようと辺境の地での働き口を探すことに! すると、文武両道で名高い若き辺境伯領主エルドレッドが治める北方の騎士団から事務官としてスカウトされる。 どうやら、令嬢育ち故のシャノンの識字能力や計算能力の高さが目に留まったらしくーー!? 辺境の騎士団で優しい人達に囲まれながら、事務官としての日々がスタートしたシャノン。 これまで学んできた知識も活かしながら、騎士団の予算を浮かす策を講じたり、騎士団を軽んじる嫌味な貴族を撃退するためにとある勝負を持ち掛けたりと大活躍!! エルドレッドも、どんどん注目を集めるシャノンのことが気になるようで……?

愛されない地味才女なので、気ままな辺境暮らしを楽しみます〜離婚予定の契約妻のはずが、旦那様の様子がおかしい〜愛されない地味才女なので、気ままな辺境暮らしを楽しみます〜離婚予定の契約妻のはずが、旦那様の様子がおかしい〜

発売日

2024年9月5日 発売

"病弱な妹の世話をしながら、実家の経営を支える男爵令嬢のマティルダ。自由を夢見るも、自分勝手な両親に振り回され、搾取される日々を過ごしていた。 そんなある日、夜会で飛び入り参加した朗読劇で、完璧に役を演じきったことがきっかけで 若き辺境伯・カーティスに見初められ、契約結婚を申し込まれる。 「おまえの望みを叶える代わりに、自分の妻を演じてほしい」 カーティスが治める4年間、契約妻として辺境の地で新しい生活を始めたマティルダは自由な暮らしを楽しむ一方で、領内で起きている問題を知り、実家で培ってきた知識を活かしてスピード解決!領地の発展に貢献し、次第に領民から辺境伯夫人として愛されていく。 一方で、冷遇されながらも完璧にこなす妻の姿に、カーティスの心は動かされていき…? 働き者の地味才女×恋に無頓着な辺境伯のじれ甘ラブファンタジー!"

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP