小説むすび | 著者 : 結城玲子

著者 : 結城玲子

スター作家傑作選〜春色のシンデレラ〜スター作家傑作選〜春色のシンデレラ〜

人生最高の恋は、春にやってくる。心の花咲くシンデレラ・アンソロジー!「夢の先には」ベティ・ニールズ/結城玲子 訳 看護師エマは車でオランダを旅行中、車線を間違えて高級車にぶつかってしまう。申し訳ない気持ちで弁償を申し出たのに、容姿端麗な相手の男性はあまりにそっけない。しかもエマが警官に提示したパスポートを彼が見ていることに反抗心が湧いた。ところが旅の最終日、古城で彼とばったり会ったとき、なぜかエマの胸は高鳴った。ユスティンと名乗った彼はしかし、隣にすらりとした美女を連れていた。「そういうことなのね…」肩を落とすエマだったが、帰国後に驚きの再会がー敏腕外科医としてユスティンが現れたのだ!「六人目の花嫁」エマ・ダーシー/高木晶子 訳 天才的頭脳で巨万の富を築いた億万長者フレッチャーと出逢った看護師タミー。彼の情熱的なまなざしに魅了されるが、彼は傲慢なプレイボーイと噂されている。両親が離婚したことが心の傷となっているタミーは、心から愛し愛される関係をずっと願ってきた。一夜限りの関係しか求めない、愛の告白や約束の言葉を口にしないようなフレッチャーとは距離を置くべきだと頭ではわかっているはずなのに、彼とめくるめく一夜を過ごしてしまうーまさか予期せずフレッチャーの子を身ごもり、愛されぬ花嫁になるとは思いもせずに。

億万長者の駆け引き億万長者の駆け引き

赤ちゃんができたーーそれだけが、 プロポーズの理由だなんて。 ヒービーは勤め先の社長で億万長者のニックに密かに片想い。 彼は世界に支社を持つハンサムでエネルギッシュな実業家だが、 女性を片っ端からベッドに誘っては捨てるという非情な男性だ。 ある夜、ヒービーはそんな彼の手管に堕ちてしまった! そこには愛も優しさもない、ただの悦びだけ……。 やがて、その一夜で彼女が妊娠したとわかっても何も変わらなかった。 それどころか、金目当てで意図的に妊娠したんだろうと責める一方、 子どものためだけの、愛のないプロポーズをする。 「君が僕と結婚しないなら、親権は奪わせてもらう」 そして彼女が拒めないのを承知で、夜ごと甘い誘惑に溺れさせ……。 傲慢ヒーローと愛にひたむきなヒロインの予期せぬ妊娠&愛なき結婚物語です。憧れのボスとの一夜の翌朝、理由もわからないまま彼の家から追い出されたあげく、わざと妊娠したと疑われて……。けれど振り回されてばかりではないヒロインの恋の奮闘にご声援を!

愛はめぐって愛はめぐって

ずっと独りで生きてきた。だから、 この胸の温かさの意味がわからなくて。 ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、 ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。 それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。 もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない……。 一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。 みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。 そこで城の主で地主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。 背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。 「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」 あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり……。 ロンドンでの安定した生活を捨て、見知らぬオランダの地に飛び込んだヘンリエッタ。独りで生きることに慣れっこの彼女は、新しい暮らしも自分で築いていくつもりでしたが、近くの城に住む不機嫌な貴族のマルニクスがなぜか世話を焼いてくれて……。

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