著者 : 里内克巳
それはどっちだったかそれはどっちだったか
災厄の果実が、またひとつ増えていくー南北戦争前のアメリカ南部の田舎町インディアンタウン。“嘘”をつくことによって果てしなく堕ちていく町の名士。恐怖と笑いが入り混じる独特の筆致で浮かび上がるトウェインの鋭い人間観察と、同時代アメリカへの批判的精神。晩年の幻の「傑作」、本邦初訳!原型となった短編「インディアンタウン」(1899)も収録(本邦初訳)。
グランディシム一族グランディシム一族
時はアメリカがナポレオンから「ルイジアナを購入」した19世紀初頭。フランス人と黒人奴隷の街ニューオーリンズに「ヤンキー」がやって来た…フォークナーに繋がる先駆的作家が、クレオール文化の花開くアメリカ南部を描く激動のドラマ。
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