小説むすび | 著者 : 額賀澪

著者 : 額賀澪

願わくば海の底で願わくば海の底で

著者

額賀澪

発売日

2025年2月19日 発売

全国の中学・高校の皆様から絶賛の声が続々届いています! 誰かのことを知るのに、「遅い」ことはないのだと思いました。 ー群馬県立前橋東高等学校 三年 M・Kさん 彼は未来の友人であり、明日の私でもあるのかもしれません。 ー都立上野高等学校 二年 M・Tさん 私も彼のように時折、思い出してもらえるような人になりたいと思った。 ー千葉県立松戸向陽高等学校 二年 I・Yさん こんなにも切なく、こんなにも優しい震災の小説を読んだことがない。 ー仙台市立加茂中学校 図書館事務 M・Kさん 日々過ごしていく中で忘れてしまうことはあるけれど、 彼が教えてくれた感情を忘れたくない。 ー自由の森学園高等学校 三年 A・Tさん 読み始めてから読み終わるまで、 ずっと面白くて切なくて読む手が止まらなかったです! ー埼玉県立浦和第一女子高等学校 一年 A・Nさん 今も悲しみの中にいる方々が、この本を読んで少しでも救われますように。 ー国府台女子学院中学部 一年 K・Hさん 当たり前の日常は決して永遠ではないのだと気づかされました。 ー各務原市立中央中学校 二年 M・Sさん この物語のそれぞれが持つ『隠し事と向き合う』点が私は面白いと思いました。 ー都立小平高等学校 二年 K・Fさん 自らの悪癖に苦しみながらも人とのつながりを求めたその姿は、 ただひたすらに尊いものでした。 ー鴎友学園女子高等学校 二年 Y・Mさん あの日、菅原晋也は私たちの前から姿を消した。 彼が過ごした、高校三年間の軌跡の物語。 東北地方沿岸部のとある高校。そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。校舎が荒らされた前夜に目撃された青い火の玉。プールサイドで昼食を取っていたとき、話しかけてきた同級生を水中に突き飛ばしてしまった女子生徒の真意。テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。そして、高校卒業後大学に入学するまでの何者でもなかった2011年の"あの日"以来、私たちの前から姿を消してしまった彼自身──。これは大切なものほどなくしてしまう悪癖に悩まされ、それでも飄々と振る舞う青年が歩んだ、高校生活3年間の軌跡を辿りなおす物語。

タスキ彼方タスキ彼方

著者

額賀澪

出版社

小学館

発売日

2023年12月8日 発売

戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説 ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。 現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた想いの積み重ねと知った彼らは・・・・・・・。そして、戦時下の駅伝を調べ、追う彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。 先人達の熱い想いが襷として繋がり、、2024年、第100回箱根駅伝は開催される。 熱涙間違いなしの青春スポーツ小説、最高傑作です。 【編集担当からのおすすめ情報】 いち駅伝ファンとして2024年1月の第100回箱根駅伝を盛り上げたい、との一方的な熱い想いからこの企画は生まれました。毎年溢れる感動を与えてくれる駅伝。戦時下に『幻の箱根駅伝』と呼ばれる大会があったことは知っていました。今回そこにスポットを当てた文芸作品に仕上げていただきたい、とお願いしたところ、駅伝愛に溢れる額賀澪さんからこんなにも素敵な原稿が上がってきました。著者・額賀澪さんの駅伝ベストセラー小説『タスキメシ』シリーズでも、多くの駅伝関係者を唸らせたリアルな競技描写と心理風景は今回も健在です。その上で、史実に基づいた取材と調査を重ねた本作品。 何度涙腺が崩壊したことか。読後は感動のあまりしばらく現実世界に戻ってこられませんでした。青春スポーツ小説史上に残る大傑作だと思います。 駅伝好き、スポーツ好きに限らず一人でも多くの方に届けたい作品です。 重いテーマを扱いながらも読後に残る爽快感は、額賀作品の魅力です。

タスキメシ 五輪タスキメシ 五輪

著者

額賀澪

出版社

小学館

発売日

2022年11月29日 発売

己との闘いの舞台は、いよいよ世界へ! 己との闘いは、続いていく・・・・・・・。 箱根駅伝を終えた千早は食品会社に就職。その会社から東京五輪選手村食堂に派遣され、偶然コーチ早馬の初恋の人、都と仕事仲間に。 主将として初出場が叶った4年次の箱根駅伝では、最後の最後で「努力に裏切られた」千早。東京五輪選手村食堂では、裏方として世界のアスリートたちを支えるが、目の回る忙しさの中、自分の仕事への情熱が呼び起こされていく。駅伝では「努力に裏切られた」が、「裏切られた後の景色も悪くない。裏切られた俺は、今、頑張ってます」と言えるまでに成長していく。前半の「祈る者」は臨場感溢れ、読み手の心をつかんで話さないお仕事小説。 一方、眞家春馬はパリ五輪を視野に入れ世界陸上に参戦。兄早馬との関係や、世界を相手に挑戦を続けるアスリートの心象風景が描かれる、後半の「選ぶ者」。春馬、そして高校時代、大学時代ともにライバル関係だった選手・助川、藤宮らはアスリートとして悩み、葛藤を繰り返しながらも競技生活を続けている。彼らの自分との闘いは、やがて、世界へ・・・・・・。 【編集担当からのおすすめ情報】 単行本時に、読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれ、ベストセラースポーツ小説となった『タスキメシ』シリーズ、待望の第三弾。 第二弾の箱根駅伝を舞台にした『タスキメシ 箱根』後の、それぞれの登場人物の己と格闘する様子がリアルに、スピード感をもって描かれています。競技に挑戦を続け、アスリートとしての道を選ぶ者、競技は卒業し、社会人となり会社員となって仕事で闘いを続ける者、どちらの世界も情熱をもって、そして溢れる愛情と共に存在しています。この作品は、毎日を生きるすべての人々への応援歌。熱涙間違い無しの青春小説、スポーツ小説です! 駅伝およびスポーツ界の方々からも、絶賛の声を多数いただいています。 プロローグ 一、祈る者 二、選ぶ者 エピローグ

タスキメシ 箱根タスキメシ 箱根

著者

額賀澪

出版社

小学館

発売日

2019年11月6日 発売

箱根駅伝100年!胸熱スポーツ小説決定版 あの眞家早馬が「駅伝」の世界に戻ってきた! 大学卒業後、管理栄養士として病院で働いていた早馬は、紫峰大学駅伝部のコーチアシスタント兼栄養管理として、部員たちと箱根駅伝初出場を目指すことになる。高校時代、大学時代も陸上の名門校で長距離走選手として期待されたものの、怪我から思うような成績を残せなかった早馬。その背景にあった、嫉妬、諦め、苦い思いーー。数々の挫折を経験した者として部員たちに寄り添い、食の大切さ、目標達成の楽しさを伝えようと奮闘する早馬。そんな彼のことをキャプテンの4年生、仙波千早は最初は受け入れられずにいたが……。 一度も箱根駅伝に出場できない弱小チーム。でも、だからこそ、「箱根駅伝に出たい」「箱根を走らせてやりたい」。徐々にひとつになっていく千早たち部員の熱い願い、そして早馬が見つけた新たな夢は、果たして叶うのかーー。 臨場感溢れる箱根駅伝本戦の描写とともに、丁寧に描かれるそれぞれの心情。エリートではない若者たちの夢、苦悩、様々な思いが、箱根路を駆け抜ける! 【編集担当からのおすすめ情報】 熱い感動を呼んだ「タスキメシ」から早4年。待望の「タスキメシ」続編は、箱根駅伝が100周年を迎える駅伝シーズンの始まり、2019年秋に、と数年前から構想していました。 文句なく面白い!と、箱根駅伝レジェンドの柏原竜二さんも絶賛。 リアルな練習風景から緊迫したレースシーン、圧巻の箱根駅伝本戦。そしてその裏にある熱いピュアな夢と見守る大人の想い、友情、絆、ほろ苦い現実……。前編となる「タスキメシ」の登場人物達もそれぞれが魅力的に歳を重ね、現代を生きています。 駅伝好きにはもちろんですが、駅伝をまったく知らない方々の胸をも熱く震えさせる、青春スポーツ小説の大傑作の誕生です。 前編となる『タスキメシ』も待望の文庫化をして同時発刊します。 目次 プロローグ 005 一、願う者 009 二、挑む者 157 エピローグ 304

タスキメシタスキメシ

著者

額賀澪

出版社

小学館

発売日

2019年11月6日 発売

駅伝×料理、ベストセラー小説待望の文庫化 陸上の名門高校で長距離選手として将来を期待されていた高3の眞家早馬(まいえそうま)は、右膝の骨折という大けがを負いリハビリ中。そんな折、調理実習部の都と出会い料理に没頭する。一学年下で同じ陸上部員の弟・春馬、陸上部部長で親友の助川、ライバル校の藤宮らは早馬が戻ってくることを切実に待っている。しかし、そんな彼らの気持ちを裏切って、心に傷を抱えた早馬は競技からの引退を宣言する。それぞれの熱い思いが交錯する駅伝大会がスタートする。 そのゴールの先に待っているものとは……。 高校駅伝、箱根駅伝の臨場感溢れる描写とともに、箱根駅伝を夢見て長距離走に青春を捧げる陸上青年それぞれの思いと生き様が熱く描かれる。青年達の挫折、友情、兄弟愛……。熱い涙、しょっぱい涙、苦い涙、甘い涙が読む者の心を満たします。 読後は爽快感と希望に溢れる熱血スポーツ小説です。 【編集担当からのおすすめ情報】 誰よりも何よりも駅伝が大好きな著者が心を込めて紡いだ青春小説です。息詰まる駅伝シーン。スポーツ小説の枠だけにとどまらない人間ドラマ。料理を通して感じる人の温もり。そして……。 現在青春まっただ中の世代にも、かつて青春だった世代にも、誰かのために料理を作っている世代にも、スポーツ観戦が大好きな方々にも、多くの方の心に感動を呼ぶこと間違いなし! また、巻末の文庫解説は、箱根駅伝のレジェンド、柏原竜二さん。主人公・早馬の気持ちを重ね合わせて、駅伝について、競技について、「諦める」という事について、心のこもった原稿を寄せてくださいました。 同時発売として、本作の続編とも言える単行本『タスキメシ 箱根』も刊行。再び駅伝の世界に戻った早馬の挑戦は、夢は叶うのか。熱涙、再び。 柏原竜二さんも絶賛のスポーツ小説の金字塔の2冊です! 目次 一、去る者 007 二、追う者 177 【解説】”諦めた”あとの景色 柏原竜二 325

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