小説むすび | 私本太平記(一)

私本太平記(一)

私本太平記(一)

出版社

講談社

発売日

1990年2月5日 発売

大作『新・平家物語』を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする『私本太平記』の執筆にかかった。古代末期から中世へーーもはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、若者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかった。開巻第1、足利又太郎(尊氏)が颯爽と京に登場する。


この世の影なき魔物の正体を衝く意欲作ーー日本史上の空白期とされる南北朝時代、もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のドス黒さがあらわに出てきた時代ーー足利又太郎(後の尊氏)が颯爽と京に登場する。
■あしかが帖
下天地蔵
大きな御手
時の若鷹
ばさら大名
藤夜叉
あばれ川
新田桜
置 文
なべとかま
裁許橋
うつつなき人
登 子
波まぎれ
不知哉丸
■婆娑羅帖
乱鳥図
正中ノ変
楠木たずね
悲 歌
ぶらり駒
繚乱七種
妖霊星
上り地蔵

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