小説むすび | 私本太平記(六)

私本太平記(六)

私本太平記(六)

出版社

講談社

発売日

1990年4月3日 発売

なぜ、建武の新政が暗礁に乗りあげたのか? 根本には、公卿は武家を蔑視し、武家は公卿を軽んじていたからである。それが端的に論功行賞に現れ、武家の不満は爆発した。武家は不平のやり場を尊氏に求めたが、この趨勢を心苦く思っていたのが、大塔ノ宮だった。尊氏を倒せ! その作戦は宮のもとで練られていた。北東残党の蠢動は激しく、宮には絶好の時かと思われたが……。


建武の新政が、早くも暗礁に乗りあげるーー公卿は武家を蔑視し、武家は公卿を軽んじる。それが端的に論功行賞にあらわれ、武家の不満は爆発した。武家は不平のやり場を尊氏に求めたが、情勢は混迷を深める。
■建武らくがき帖(つづき)
今・道鏡
夕顔晩歌
男 山
毛抜き
初雪見参
北山手入れ
土の牢
■風花帖
野分のあと
東景色
義貞・駁す
網引き地蔵

風 花
内裏炎上
小公子
第五列
魚見堂
筑紫びらき

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